| ナタリーの朝 |
| 1969ゴールデン・グローブ女優賞(デューク) |
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スタンリー・シャピロ(製)
マーチン・ツウェイバック(脚)
パティ・デューク
マーティン・バルサム
エルザ・ランチェスター
サロメ・ジェンズ
ジェームズ・ファレンティノ
デボラ・ウィンタース
アル・パチーノ
ナンシー・マーチャンド |
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| ★★★☆ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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4 |
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3 |
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自分の容姿に劣等感を持つナタリー(デューク)は、両親の反対を押し切ってグリニッジ・ビレッジで一人暮らしを始めた。そこで画家志望の青年デヴィッドと出会い、自分に自信を持つようになっていった。だが、実はデヴィッドには妻が…
1967年の『俺たちに明日はない』(1967)から始まったアメリカン・ニューシネマの流れで語られる作品。実際ヒッピーの生活が描かれたり、当時の価値観が語られたりしているのだが、雰囲気で言うならむしろフランスのヌーヴェル・ヴァーグに影響を強く受けたような作品に仕上がっている。
1970年代以降の日本映画では数多く作られるようになった自分探しの作品はこの時代だけはアメリカでもよく作られている。それを端的に表したのが本作だろう。自分に自信を持てない人間が様々な出会いと別れ、危機を乗り越えつつ、自分自身を知っていくという過程が丹念に描かれているのが特徴。ハリウッド作品の中にあってはかなり珍しい部類に入る作品といえるが、それだけキャラクタに難しい演技を要求する。それに見事に応えたデュークの好演が光る(この人は子役時代から演技派と言われた人だから)。
箱庭のような舞台劇でありながら、当時のヒッピーブームの生き方もよく分かるし、音楽が良い。色々な意味でお薦めな作品(尤も、物語自体は好みじゃないんだけど)。
尚、本作が端役でのアル・パチーノのデビュー作になるのだが、それを知ったのは随分後になってからで、私の記憶にはない。
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