永遠のエルザ 1971 |
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ミラード・カウフマン
ジェームズ・ヒル(脚)
スーザン・ハンプシャー
ナイジェル・ダヴェンポート
ジェフリー・キーン |
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★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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我が子のように育てたライオンの仔エルザを野性に帰してからしばらくが経過した。エルザは無事三匹の子を産んで暮らしているはずだったが、ある日パトロールに出た夫ジョージ(ダヴェンポート)からエルザが死にかけているという連絡を受けるジョイ(ハンプシャー)。急いで現地へと向かうジョイだったが、時既に遅し。残された3匹の仔ライオン、リトル・エルザ、ゴーパ、ジェスパをどうすべきか、夫婦で考えるのだが…
『野生のエルザ』(1965)続編。スタンダード・ナンバーとなったBorn Freeですっかり有名になったが、続編が作られていたことを知ったのはつい最近。と言うか、テレビで放映されるのを知って初めて知った次第。
それでどうかと言うと…
なんかとても普通。と言うか、全然起伏がない作品で、メインの物語が仔ライオンを野性公園に移送すると言うだけで、その悪戦苦闘がリアルなのだが、結局延々失敗を繰り返しつつ、少しずつやり方を修正していくと言うだけの話。正直観ていて退屈なだけだった。
これは前作の物語が、人間に馴れたライオンを野性に帰す。と言う無謀さを感じさせる物語だったこともあって、見所が満載だったのに対し、本作の場合は野生の仔ライオンを野性のまま移送すると言う物語なので、最初から最後まで距離を縮められなかったことが大きかった。終始メインキャラに距離感を感じていては、感情移入も出来ない。
とは言え、自然の演出は、ただそれを映しているだけで雄大さを感じさせるし、そのまま美しい演出になっているので、それが救いか。 |