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1976 | ||
1975 | ビッグ・ボス 監督 | |
1974 | 刑事コロンボ 歌声の消えた海 監督 | |
衝撃の告発!QBセブン 出演 | ||
1973 | 刑事コロンボ 権力の墓穴 監督 | |
深海征服 出演 | ||
1972 | ||
1971 | シャッタード・サイレンス 出演 | |
壮絶!第14部隊勇敢に戦えり 出演 | ||
1970 | ハズバンズ 出演 | |
1969 | ||
1968 | レマゲン鉄橋 出演 | |
1967 | ||
1966 | ||
1965 | 生きる情熱 出演 | |
1964 | ||
1963 | ||
1962 | 第三の脱獄 出演 | |
1961 | 若き医師たち 出演 | |
1960 | ||
1959 | 或る殺人 出演 | |
1958 | ||
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1930 | 8'28 ニューヨークで誕生 |
刑事コロンボ 歌声の消えた海 1974 | |||||||||||||||||||||||||||
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アカプルコに向かう豪華客船の中で歌手が殺された。彼女の愛人で、度々この船に乗っていた自動車ディーラー(ヴォーン)が、その存在を鬱陶しがって殺したのだが、運良くそこにはかみさんと一緒にアカプルコ旅行に出かけていたコロンボが乗り合わせていた… ミステリーの一ジャンルである“密室殺人事件”。これはなかなか舞台を作ることが難しく、多くの作品が似たような舞台を作り出しているが、船を使うのもその内の一つ。何せこれは移動する密室のようなもの。当然の如く古くから使われている。 ただし、本シリーズの場合はちょっと事態は異なっている。確かにミステリーとしては定番といえるが、シリーズとしては珍しい部類に入るのだ。この場合の必須条件は推理する人物がそこに居合わせねばならないという条件が必要不可欠だから。本シリーズは警察が主なので、それはほとんど無いわけだから。だからこそ、コロンボは今回は警察としてではなく観光客として登場し、偶然に事件に出くわしてしまったコロンボが、通常のように警察の助けを借りられない状態で手持ちの証拠と勘だけで挑んでいる。当然現場保存など出来ないため、犯人によって殺しの現場は荒らされまくるし、半ば密室状態の船で、犯人に手玉に取られ続けるコロンボの最後の武器は…結局はいつも通り、勘とはったりになる訳だけど。 シリーズ中、一切顔を見せないくせに度々コロンボが呼びかける「かみさん」が初登場…してない話。初めて生身の登場のはずなのに、コロンボとはすれ違いばかりで、結局後ろ姿さえも出てなかった。ただ最後まで出ないことによって逆に存在感は増していた感じがする。 |
刑事コロンボ 権力の墓穴 1973 | |||||||||||||||||||||||||||
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ロサンジェルス警察署長代行に就任したヘルプリン(キーリー)はある夜、友人から誤って妻を殺してしまったという連絡を受けた。ヘルプリンはアリバイを捏造して犯罪を隠すが、代わりに自分の妻殺しを手伝わせるのだった。高級住宅地専門の泥棒の仕業に見せかけた殺人事件だったが、たまたまヘルプリンに同行していたコロンボはおかしな事に気づく… 本シリーズにもこれまで色々な犯人が出てきたが、コロンボにとってある意味これは最もやりにくい犯人だっただろう。なんせ自分自身の上司だけに捜査妨害はやり放題だし、捜査状況も逐一知られてしまう。ところがその不利を逆に捜査の決め手としてしまう所に本作の面白さがある。中期コロンボシリーズの中では高い完成度を誇っている。実際いつもとぼけたコロンボの本音というか、本気の姿が覗えたし、犯人と目したのなら、どんな人間でも容赦しない姿勢はやっぱり格好良いね。 ただちょっと気になったことなんだけど、ヘルプリンが妻を殺したのは自宅の泡風呂で、それをプールに突き落とした訳だから、当然これは変死として扱われる訳で、司法解剖されなければおかしい。いくら署長代行とはいえ、それを止める権限があってはいけないと思うのだけど…警察関係者なんだから、もう少し殺人にも凝って欲しかった。 |