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ジョン・ギラーミン
John Guillermin

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鑑賞本数 4 合計点 11 平均点 2.75
書籍
2015 9'27 死去
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987 デッド・オア・アライブ 監督
1986 キングコング2 監督
1985
1984 シーナ 監督
1983 ジェームス・コバーンの クロスオーバー・光と影 監督
1982
1981
1980
1979
1978 ナイル殺人事件 監督
1977
1976 キングコング 監督
1975
1974 タワーリング・インフェルノ 共同監督
1973 黒いジャガー/アフリカ作戦 監督
1972 ハイジャック 監督
1971
1970 エル・コンドル 監督
1969
1968 レマゲン鉄橋 監督
非情の切り札 監督
1967 野良犬の罠 監督
1966 ブルー・マックス 監督
1965 かもめの城 監督
1964 バタシの鬼軍曹 監督
1962 ワルツ・オブ・ザ・トレアドールズ 監督
ターザンと猛獣の怒り 監督
荒野の愚連隊 脚本
1960 喰いついたら放すな 監督
1959 ターザンの決闘 監督・脚本
1925 11'11 ロンドンで誕生

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キングコング2 1986
1987ゴールデン・ラズベリー ワースト視覚効果賞
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ロナルド・シャセット
スティーヴン・プレスフィールド(脚)
リンダ・ハミルトン
ブライアン・カーウィン
ジョン・アシュトン
ピーター・マイケル・ゴーツ
フランク・マラデン
アラン・セイダー
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 世界貿易センタービルから墜落したコングは生きていた。彼はさる財団に保護され、植物人間さながらに眠り続けていたのだ。そしてついにコング用の人工心臓の開発が成功。それを埋め込むことによって復活したコングは、愛するレディ・コングと息子ベビー・コングの為に再び人間と戦うのだった。
 ギラーミン監督による『キングコング』の続編。監督も引き続いてギラーミンが
担当した(これが彼のキャリアにとどめを刺したと言われる)

 あのコングが生きていた?
 
…ふざけるなよ、おい。あのラストでどうやって生き残れるんじゃい!ギラーミンも受けるんじゃねえよ、こんな続編。B級というのさえおこがましい。
 しかもストーリーそのものが馬鹿。メスの巨大ゴリラは出るわ、それを見ていた動物学者はいちゃつくわ。ラストに子供のコングが出てくるわ…もはやこれを映画と言うのもおこがましい。

 前作はそれでも一応明確な主張が見え隠れしていて、そこに哀しさを見ることが出来た。
 この作品でも主張はある。
 
「自然はなんと素晴らしい。ナチュラリスト万々歳」
 …
馬鹿か。人間の悪行を「ナチュラリスト」と肩書きを持ってるだけで癒せるとでも思ってるのか。後半の巨大猿同士の交尾シーンは、だれがこんなもの観て喜ぶんだ?レベルの出来。
 とにかく全編
むかっ腹が立つ作品。画面にものを投げつけたくなるような、滅多にない作品だった。しかし、驚くべきは、このナチュラリストの女生物学者、ハミルトンが演じてるという事実かも。『ターミネーター』のお陰で旬の女優だったんだが…体当たり演技だから。とか騙されたんだろうか?

 こんな作品でも一応評価されているらしく、ファミコンでゲームまで出ていたところが凄い。
キング・コング入門(書籍)神武団四郎
シーナ 1984
1984ゴールデン・ラズベリー最低作品賞、最低主演女優賞(ロバーツ)、最低監督賞(ギラーミン)、最低脚本賞、最低音楽賞
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ポール・アラトウ
ヨーラム・ベン=アミ(製)
デヴィッド・ニューマン
ロレンツォ・センプル・Jr(脚)
タニア・ロバーツ
テッド・ワス
ドノヴァン・スコット
トレヴァー・トーマス
エリザベス・オブ・トロ
フランス・ゾブダ
クリフトン・ジョーンズ
マイケル・シャノン
ニック・ブリンブル
物語 人物 演出 設定 思い入れ
S・M・アイジャー (検索) <A> <楽>
キングコング 1976
1976アカデミー特別業績賞(カルロ=ランバルディ)、撮影賞、音響賞
1976ゴールデン・グローブ信心女優賞(ラング)
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キング・コング <A> <楽>
エドガー・ウォーレス (検索) <A> <楽>
キング・コング入門(書籍)神武団四郎
キングコング
1976アカデミー特別業績賞(カルロ=ランバルディ)、撮影賞、音響賞
1976ゴールデン・グローブ信心女優賞(ラング)
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ロレンツォ・センプル・Jr(脚)
ジェフ・ブリッジス
ジェシカ・ラング
チャールズ・グローディン
ジャック・オハローラン
ジョン・ランドルフ
ルネ・オーベルジョノワ
ジュリアス・ハリス
ジョン・ローン
ジョン・エイガー
コービン・バーンセン
エド・ローター
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 原油調査に南海の孤島へとやってきた石油会社のスタッフ達。ここに石油はなかったが、その代わり、巨大な生物がうろついているのを見て驚喜する。これを会社のキャンペーンに使おうというのだ。特にその中でも王の風格を持つゴリラに目を付ける。コングが女性社員ドワン(ラング)に気を取られている内に何とか捕獲に成功したが、ニューヨークに連れて行かれた時、コングの怒りが爆発。世界貿易センタービルによじ登ったコングは咆吼する。
 『キング・コング』(1933)のリメイク作。1977年全米興行成績7位
 人間の身勝手さと傲慢さ、それを基調にコングの巨大さ、偉大さを強調しようとした作品なのだろう。だけど、それが成功したかどうかは別問題。哀しい程にコングが小さすぎるのだ。勿論人間と対比したときのコングは非常に大きく見えるのだが、ニューヨークのビル群の中に埋もれてしまったコングはあまりに卑小な存在にしか見えない(これは1984年度版の『ゴジラ』でも同じ)。しかも人間側の兵器が無機質な殺人兵器であり、それも強力だったため、易々とコングに致命傷を与えていく。昔の作品は複葉機を手で叩き落としたりして格好よかったのに、今ではヘリコプターのバルカン砲だけで簡単に胸に穴が空く。
 偉大な存在としてのコングは既に無く、ただ巨大な生物。と言うだけになり果ててしまった以上、自然に反抗した人間への報いと言う構図は成り立たない。そもそもこれはリメイクしてはいけない作品だったのではないか?
 ハリウッドは「町中に巨大生物が出現する」と言う構図が妙に好きだが、この作品以降、巨大生物には畏敬すべき点は認められず、単なる破壊者としてしか描かれなくなってしまった。ある意味一つの時代の幕を下ろした重要な作品だったとも言える。
 『キング・コング』はRKOが作り上げたヒット作だったが、リメイクはユニヴァーサルとパラマウントが競合し、裁判沙汰にもなった。結果的にパラマウントが最初に作り、公開が終了してからユニヴァーサルが作る事となったのだが、本作のあまりの不振により、ユニヴァーサルは次作を諦めたという裏話もある。
 この作品で悲惨だったのはジェシカ・ラングで、本作がデビュー作だったのだが、この後ラングにはしばらく仕事のオファーが無くなったとか。
製作年 1976
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
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タワーリング・インフェルノ
The Towering Inferno
1974米アカデミー撮影賞、歌曲賞、編集賞、作品賞、助演男優賞(アステア)、作曲賞、美術監督・装置賞、音響賞
1974
ゴールデン・グローブ助演男優賞(アステア)、有望若手女優賞(フラナリー)
1975英アカデミー助演男優賞(アステア)、作曲賞、撮影賞
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アーウィン・アレン(共)
アーウィン・アレン(製)
スターリング・シリファント(脚)
スティーヴ・マックィーン
ポール・ニューマン
ウィリアム・ホールデン
フェイ・ダナウェイ
フレッド・アステア
O・J・シンプソン
リチャード・チェンバレン
スーザン・ブレイクリー
ロバート・ヴォーン
ロバート・ワグナー
ジェニファー・ジョーンズ
スーザン・フラナリー
シーラ・マシューズ
ノーマン・バートン
ジャック・コリンズ
ドン・ゴードン
フェルトン・ペリー
グレゴリー・シエラ
ダブニー・コールマン
エリザベス・ロジャース
マイク・ルッキンランド
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 サンフランシスコに世界一を誇る138階建ての超高層ビル“グラス・タワー"が完成。落成の日を迎えた。この晴れの日に、設計者のダグ=ロバーツ(ニューマン)もそこに呼ばれていたが、そのパーティの真っ最中に惨劇は起こった。ダグの設計通りであれば起こるはずのない火事の連鎖。気付いた時には既に地階に降りる事も出来ないまま、落成式に集まった人々はただ助けを待つしかなかった。連絡を受けた消防署のマイケル=オハラハン(マックィーン)が急行する。
 『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)と並ぶディザスター映画の傑作と言われ、「揺すったり燃やしたりする映画」と皮肉られもしたが、パニック映画の当たり年だった1974年作品の中でも最大のヒット作で1975年全米興行成績2位
 本作を最初に観たのは小学生の時。テレビでだったが、この映画には痺れた。とにかく格好良い!と言うのがその時の印象。当時は外人の名前なんて全然知らなかったが、あの消防士はとにかく格好良い!と子供心に思ったもの。翌日、同じくこの映画をテレビで観た友達と消防士ごっこを始めたりしたね(良い映画やった時の翌日は大体そう言う遊びになったのだが、私は小学校当時なかなかテレビ見せてもらえなかったので、参加出来る機会が少なかった)。
 それから時が経って、ちょっと前にTVでやったのを録画しておいて拝見。
 やっぱり凄いわ
 子供心には「格好良い」としか理解出来なかった事が色々と説明出来るようになっていた。
 先ずオールスターキャストの豪華さ。主人公二人がニューマンとマックィーンの二人ってだけでも充分見応えはあるんだが、脇を固めるキャラもそれぞれ主役級ばかり。よくここまで集めたもんだ。
 それに本作は、とにかく気持ちがスカッとする。同じディザスター映画の傑作と言われる『ポセイドン・アドベンチャー』と較べてみると(奇しくも製作はどちらもアーウィン=アレン)、大きな違いは、同じく理不尽な事故を前にしても、割り切り方が全然違っている。
 本作の場合、キャラクタにほとんど過去が語られていない。それで心を介入させる事を極力抑えた結果、プロフェッショナルの仕事というのが見えてくる。『ポセイドン・アドベンチャー』の場合、自分の身が危険だから必死になってるのだが、本作の場合、自分自身は外で逃げてしまっても良い立場にある二人が主人公になっている。彼らを駆り立てているのはどちらも責任感である。ニューマン演じるダグの場合、自分が設計したという責任があるし、マックィーン演じるマイケルの場合、消防士としての責任感から危険な任務に飛び込んでいく。自分がなすべき事をきっちりとなす。これがプロってものだ。この点がきれいな割り切り方になっていて、観ていてとても心地が良い。
 そしてもう一つ重要なのが、この事故を引き起こした張本人がビルの中にいる。という事実。
 仕事上よく「あいつら無茶ばっか言いやがって。一回でも現場で苦労してみろ」と上司に対して愚痴の言い合いがよく起こる。これは本来責任を取るべき人が現場に不在だから起こる事だが、そいつらが本当に現場にいて、パニックを起こしていると言う事実に、意地悪い見方で喝采を送れる。「あいつらもこうなって欲しい」とちょっとだけ本当に思ったり…(しかしこういう人間ってみんな見苦しく生き続けようとするんだよな。そこがちょっとむかつくんだが)
 ラスト、より多くの人を救うためタンクを爆破。この結果水に押し流されて更に何人かの人が死んでしまう訳だが、これも又、リアリティに溢れていて、決してきれい事に陥らない所も好感度高い。人を殺さずに済まそうなどとは、本作ではあってはならないのだ。
 それらを含め、観たまんま受け取ればいいので、とてもスカッとする作品として仕上げられてる。素晴らしい

 最近ではあまり珍しくなくなっているが、本作はWBと20世紀フォックスの共同製作と言う事でも話題を呼んだ。実はこれはディザスター映画流行りでWBが『Glass Inferno』という作品を、20世紀フォックスが『The Tower』という映画を製作決定した所に端を発する。同じ題材の映画の競作になりかけたが、アーウィン=アレンが仲介し、共同製作することで話が付いたのだという。この豪華キャストもこのお陰。それで題は二つの作品を組み合わせたものとなっている。
製作年 1974
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トーマス・N・スコーシア (検索) <A> <楽>
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★★★★
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 第2次大戦末期。ラインに残された最後の橋レマゲンのルデンドルフ橋をめざし、バーンズ陸軍少佐(ディルマン)指揮のアメリカ第27装甲歩兵大隊が進んでいた。これを落とされると後がないドイツ側はクルーガー少佐(ヴォーン)に橋の爆破を命じる。先行するハートマン中尉(シーガル)率いる小隊はドイツ側の思惑を知り、橋の爆破を阻止しようとするのだが…
 第二次世界大戦ヨーロッパ戦線末期(1945'3 レマゲン鉄橋攻防)の激戦地での戦闘をモティーフとした戦争映画。
 物語としては割合単純な構造で、人間的なドラマ性は低いのだが、この作品に関しては、人間ドラマは不必要。戦争、殊に戦闘という事実こそが本作の主人公であり、完全に戦いに特化した作品なのだから。
 ギラーミン監督は大作監督として知られるが、この人の作風を見ると、人間ドラマに関してはかなり薄味だが、スペクタクルには大きな力を見せてくれる…まあ、ぶっちゃけ言えば、破壊シーンにこそ本領発揮する監督だ。
 その意味で本作はひたすら破壊の快感を満たしてくれる作品で、ギラーミン監督の最大の魅力を伝えてくれる作品と言って良い。
 破壊シーンの凄さは特筆すべきだが、それは盛り上がりの巨大建築の倒壊や、ラストの鉄橋の攻防だけではない。地味かもしれないけど、本作の破壊の快感は市街戦の細かい描写にこそある。
 市街戦の醍醐味とは、複雑な地形と数多くの遮蔽物を縫い、見えない敵と戦うという点にある。この場合、攻める側にとっては、充分な火力をもって遮蔽物ごと敵を押しつぶす快感が、一方防衛側にとっては、少ない兵力を機動力と地の利を生かし、絶大な兵力を持つ敵にダメージを与えていくという点にある。特に第二時世界大戦の後期になると歩兵の武器も火力が上がり、歩兵が戦車を撃破する事も可能となるため、その描写も映えさせられる。
 戦争映画にはこう言った二面の描写が可能なのだが、普通の映画だと、それはどちらか一方でしか見ようとせず、それでは魅力は半分しか伝えられない(そもそも市街戦を主題にした作品って少ないという根本的な問題があるけど)。その両面をしっかり描いてる代表作が本作だとも言える(近年の『ブラックホーク・ダウン』(2001)と言うとんでもない作品があるのはあるけど)
 本作は基本は連合国側が主体だが、戦闘においてはドイツ側の視点から見てるシーンも多々あり、戦闘の魅力というものを存分に見せつけてくれている。

 ただ、残念ながら、本作は戦闘シーンが戦闘シーンでしかないと言うことだろうか?ストーリーをドラマパートのみで展開させるのではなく、戦闘そのものに物語性を加えることができたはずなのに、それが中途半端に終わってしまった。パートパートの戦闘シーンが物語に絡まなかった分、薄いドラマ性に負う部分が高すぎて、作品全体として間延びした印象を受けさせてしまう。
 ギラーミンだからこそここまで出来た作品だが、ギラーミンだから作品全体として失敗してしまったともいえるだろうか。物語で本作を観ようとするとかなり退屈する。
製作年 1968
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