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ヘルク・ハーヴェイとも。 | ||||||||||
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1996 | 4'3 死去 | |
1995 | ||
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1992 | ||
1991 | ||
1990 | ||
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1983 | ||
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1981 | ||
1980 | ||
1979 | ||
1978 | ||
1977 | ||
1976 | ||
1975 | ||
1974 | ||
1973 | ||
1972 | ||
1971 | ||
1970 | ||
1969 | ||
1968 | ||
1967 | ||
1966 | ||
1965 | ||
1964 | ||
1963 | ||
1962 | ||
1961 | 恐怖の足跡 監督・製作・出演 | |
1960 | ||
1959 | ||
1958 | ||
1957 | ||
1956 | Why Study Industrial Arts? 監督 | |
What About Alcoholism? 監督 | ||
1955 | Why Study Science? 監督 | |
Cindy Goes to a Party 監督 | ||
The Gossip 監督 | ||
The Sound of a Stone 監督 | ||
What About Juvenile Delinquency? 監督 | ||
Why Study Home Economics? 監督 | ||
1954 | What About Drinking? 監督 | |
Caring for Your Toys 監督 | ||
The Griper 監督 | ||
Star 34 監督 | ||
A Life to Save 監督 | ||
The Show-Off 監督 | ||
George Tackles the Land 監督 | ||
A Citizen Makes a Decision 監督 | ||
1953 | Health: Your Cleanliness 監督 | |
Health: Your Posture 監督 | ||
Responsibility 監督 | ||
1952 | Cheating 監督 | |
The Procrastinator 監督 | ||
Street Safety Is Your Problem 監督 | ||
1951 | ||
1950 | ||
1949 | ||
1948 | ||
1947 | ||
1946 | ||
1945 | ||
1944 | ||
1943 | ||
1942 | ||
1941 | ||
1940 | ||
1939 | ||
1938 | ||
1937 | ||
1936 | ||
1935 | ||
1934 | ||
1933 | ||
1932 | ||
1931 | ||
1930 | ||
1929 | ||
1928 | ||
1927 | ||
1926 | ||
1925 | ||
1924 | 6'3 コロラド州フォートコリンズで誕生 |
恐怖の足跡 Carnival of Souls |
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大きな自動車事故が起こり、そこで一人だけ生き残ったメアリー(ヒリゴス)。事故以来他人に心を閉ざしてしまったメアリーは、新天地の教会でオルガン奏者として働き始める。だがその頃から、彼女は不気味な男の影に付きまとわれるようになるのだった。更におかしな出来事が立て続けに起こるようになり、精神不安定となってしまった彼女は精神科医にかかるが、事故のショックによる幻覚だと診断されてしまう。どうしても納得ができない彼女は原因究明に乗り出すのだが… 映画における古典ホラーの傑作の一つに数えられる作品で、この作品をもとにした作品も数多く作られている。ハーヴェイ監督は元々教育用映画を撮っていた監督。本作はカルトホラーに分類され、『ナイト・オブ・リビングデッド』にも多大な影響を与えたと言われる。 この時代のホラー作品は仕掛けで驚かせるとか、シリアルキラーが出るとかではなく、雰囲気だけで恐怖感を演出するわけだが、この作品はべらぼうにその雰囲気作りがうまい。 主人公は、あくまで普通の人間のようなのだが、ある事故をきっかけに突然“霊”が見えるようになってしまう。そしてその“霊”たちが自分に迫ってくるようになる。その“霊”というのは、別段なにを言うわけでなく、青白い顔をして彼女に迫ってくるだけの存在なのだが、何ら実害がにからこそ、「何か起こりそう」という予感でずーっと寸止めさせられる気分にさせられていく。 だから観ていて相当にストレスがたまり続けることになる。これだったらいっそがばっと襲われ、恐怖に泣き叫ぶんだったら、それはそれで楽しいのだが、この作品ではあくまでそれはしない。寸止めのまま、ストレスをため続けながらラストまでもっていくことになる。 そしてラスト。その時に何故ここまで寸止めで引っ張り続けたのか、それが分かった時にすべて納得がいくことになる。 このさじ加減がとても難しい。最後の謎は明かすわけにはいかないが、それをどう寸止めのまま緊張感を途切れさせないようにするか。そのためにちょうど良いタイミングで軽いイベントを起こし、退屈さを感じさせず、かつあくまで静かに話を進行させる。 この難しさを上手いこと本作はこなしており、様々な不気味さが、やがて真実に収斂していく下りは見事!としか言いようがない。 ただ、本作の面白いところは、そう言った謎解きの楽しさだけではない。本作のメアリーは、確かに陰気な性格をしているものの、他人から完全に無視されてしまい、何を言っても誰にも本気にされない…これは、社会に生きるにしてはあまりにきつい。ある意味人間にとって最も大きな恐怖心なのかもしれない。 ただ、どう考えてもこの作品って、『シックス・センス』(1999)の元ネタにしか思えないのだが、どうなんだろうか? |
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