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ハーク・ハーヴェイ
Herk Harvey

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鑑賞本数 1 合計点 3.5 平均点 3.50
 ヘルク・ハーヴェイとも。
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
1996 4'3 死去
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961 恐怖の足跡 監督・製作・出演
1960
1959
1958
1957
1956 Why Study Industrial Arts? 監督
What About Alcoholism? 監督
1955 Why Study Science? 監督
Cindy Goes to a Party 監督
The Gossip 監督
The Sound of a Stone 監督
What About Juvenile Delinquency? 監督
Why Study Home Economics? 監督
1954 What About Drinking? 監督
Caring for Your Toys 監督
The Griper 監督
Star 34 監督
A Life to Save 監督
The Show-Off 監督
George Tackles the Land 監督
A Citizen Makes a Decision 監督
1953 Health: Your Cleanliness 監督
Health: Your Posture 監督
Responsibility 監督
1952 Cheating 監督
The Procrastinator 監督
Street Safety Is Your Problem 監督
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928
1927
1926
1925
1924 6'3 コロラド州フォートコリンズで誕生

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恐怖の足跡
Carnival of Souls
<A> <楽>
ハーク・ハーヴェイ(製)
ハーク・ハーヴェイ(脚)
キャンディス・ヒリゴス
シドニー・バーガー
フランセス・フェースト
ハーク・ハーヴェイ
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 大きな自動車事故が起こり、そこで一人だけ生き残ったメアリー(ヒリゴス)。事故以来他人に心を閉ざしてしまったメアリーは、新天地の教会でオルガン奏者として働き始める。だがその頃から、彼女は不気味な男の影に付きまとわれるようになるのだった。更におかしな出来事が立て続けに起こるようになり、精神不安定となってしまった彼女は精神科医にかかるが、事故のショックによる幻覚だと診断されてしまう。どうしても納得ができない彼女は原因究明に乗り出すのだが…
 映画における古典ホラーの傑作の一つに数えられる作品で、この作品をもとにした作品も数多く作られている。ハーヴェイ監督は元々教育用映画を撮っていた監督。本作はカルトホラーに分類され、『ナイト・オブ・リビングデッド』にも多大な影響を与えたと言われる。
 この時代のホラー作品は仕掛けで驚かせるとか、シリアルキラーが出るとかではなく、雰囲気だけで恐怖感を演出するわけだが、この作品はべらぼうにその雰囲気作りがうまい。
 主人公は、あくまで普通の人間のようなのだが、ある事故をきっかけに突然“霊”が見えるようになってしまう。そしてその“霊”たちが自分に迫ってくるようになる。その“霊”というのは、別段なにを言うわけでなく、青白い顔をして彼女に迫ってくるだけの存在なのだが、何ら実害がにからこそ、「何か起こりそう」という予感でずーっと寸止めさせられる気分にさせられていく。
 だから観ていて相当にストレスがたまり続けることになる。これだったらいっそがばっと襲われ、恐怖に泣き叫ぶんだったら、それはそれで楽しいのだが、この作品ではあくまでそれはしない。寸止めのまま、ストレスをため続けながらラストまでもっていくことになる。
 そしてラスト。その時に何故ここまで寸止めで引っ張り続けたのか、それが分かった時にすべて納得がいくことになる。
 このさじ加減がとても難しい。最後の謎は明かすわけにはいかないが、それをどう寸止めのまま緊張感を途切れさせないようにするか。そのためにちょうど良いタイミングで軽いイベントを起こし、退屈さを感じさせず、かつあくまで静かに話を進行させる。
 この難しさを上手いこと本作はこなしており、様々な不気味さが、やがて真実に収斂していく下りは見事!としか言いようがない。
 ただ、本作の面白いところは、そう言った謎解きの楽しさだけではない。本作のメアリーは、確かに陰気な性格をしているものの、他人から完全に無視されてしまい、何を言っても誰にも本気にされない…これは、社会に生きるにしてはあまりにきつい。ある意味人間にとって最も大きな恐怖心なのかもしれない。

 ただ、どう考えてもこの作品って、『シックス・センス』(1999)の元ネタにしか思えないのだが、どうなんだろうか?
製作年 1961
製作会社 ハルコート・プロ
セントロン・プロ
ジャンル ホラー(幽霊)
売り上げ
原作
歴史地域
関連
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