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2008 | ||
2007 | ||
2006 | 森のリトル・ギャング 監督 キャリー・カークパトリックと共同監督 | |
2005 | ||
2004 | ||
2003 | シンドバッド 7つの海の伝説 監督 | |
2002 | ||
2001 | ||
2000 | ||
1999 | ||
1998 | アンツ 監督 |
森のリトル・ギャング 2006 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
2006全米BoxOffice第10位 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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世は春。森の動物たちは冬眠から次々に目覚め始めたのだが、彼らは自分たちの住んでいる狭い区域以外が新しい人間の宅地化されていることを知る。これまでのように食べ物が取れないことを知り、絶望にかられる仲間たちだったが、そんな彼らの前にアライグマのRJがやってきた。調子の良いRJは彼らの前に今まで見たことのないようなおいしい食べ物を持ってきて、人間を利用して食べ物を得る方法を教えるのだった。だが実はRJは決して親切心からそれを教えたわけではなかった… マイケル=フライとティ=ルイスの人気コマ漫画の映画化。 アメリカのCGアニメーションは、爆発的人気を得た『トイストーリー』以降パターンがほぼ定着してる(さすがに大元のピクサーはいろいろ変えているけど)。パターンとして性格に難のある人物を主人公として、最初は周囲の人間に迷惑をかけっぱなしな主人公が、仲間を通じて友情をはぐくみ、性格が矯正されていく。それでもやっぱり一度仲間を裏切るのだが、最後に改心して受け入れられていく。 確かに『トイストーリー』はその物語の流れれを確立した傑作ではあっても、以降の作品はあんまりにもパターンにはまり過ぎて、まるで魅力が感じられなくなってしまった。 そう意味で本作はまさにその典型的パターンにはまった代表作。個性を出そうとしてか、性格をきつくしたり、残酷性を増したりしてるが、それは根本的な間違いで、子供向きの作品のはずなのに、子供には見せたくないような、単に痛々しいだけの作品。食傷してるのに敢えてそれを投入するドリームワークスの考えはよく分からない。 本作は元がコマ漫画だそうだが、漫画は風刺を込めるためにきつくしても良い。一方的に叩かれて笑われるキャラがいても良いし、いじめる人間の性格が変わらなくてもまったく問題もない。だが映画は物語を作らねばならないため、キャラクタの性格を変えていくことになる。そのねじれが中途半端さになってしまった感じがあり。 それにいくら仲間だなんだとかいくら言っても、よしんば人間によって森を奪われた動物だからと言っても、やってることは単に泥棒だ。それを正当化しようともしないのは根本的な問題では?それに最初の熊はどれだけ乱暴でも、実質的には単なる被害者ではないだろうか? 物語の基調は悪いわけじゃないので、単独で観る分には良いのだが、他のアニメ作品と比べてしまうと悪いところばかりが見えてしまう類の作品。ドリームワーク製であったら、まだ前作の『マダガスカル』の方が冒険心にあふれてたぞ。 |