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ルパン(書籍) _(書籍) |
2012 | ||
2011 | ||
2010 | ||
2009 | ||
2008 | レディ・エージェント 第三帝国を滅ぼした女たち 監督・脚本 | |
2007 | ||
2006 | ||
2005 | ||
2004 | ルパン 監督・脚本 | |
2003 | ||
2002 | ||
2001 | ルーヴルの怪人 監督・脚本 | |
2000 | ||
1999 | ||
1998 | ||
1997 | ||
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1994 | ||
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1981 | ||
1980 | ||
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1972 | ||
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1970 | ||
1969 | ||
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1960 | 9'14 パリで誕生 |
レディ・エージェント 第三帝国を滅ぼした女たち | |||||||||||||||||||||||
2008セザール衣装デザイン賞 | |||||||||||||||||||||||
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ルパン 2004 | |||||||||||||||||||||||
2004セザール衣装デザイン賞 | |||||||||||||||||||||||
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ルーヴルの怪人 2001 | |||||||||||||||||||||||||||||
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1935年にエジプトで新しい王家の墓が発見された。今から約3200年前のエジプト第20王朝のものと思われるそこには名前の分からぬミイラが納められていた。そのミイラはルーヴル美術館に収められるようになったのだが、現代になり、科学的にそのミイラが調べられることになった。だが、調査開始の段階から不思議な事件が美術館内で起こり始める。一方美術館の前のアパートに住むリザ(ソフィ=マルソー)は偶然地下から美術館に入るルートを発見するのだが、そこでミイラと出会ってから、精神に変調を来すようになっていった。 ここのところフランス映画を観る機会が多い。多くの変遷を経、今やフランス映画はハリウッド並の画面構成に、やはり独特の雰囲気を持ち込んでいるため、新しいフランス映画は結構見応えがある。この作品も「2001年本国でのベスト1」と言うキャッチコピーが踊り、雰囲気もなんかホラーっぽいので、楽しみにしていた。 出来としてはまあ、並ってところかな?見応えは結構あった。なにせ本物のルーヴル美術館の中で撮影した。と言うだけあって芸術品が結構見られたりする(さすがに撮影できるところは細かく定められているらしく、決まった構図でしか撮影がされてないのが難点と言えば難点だけど)。SFXも上手くはまってたんじゃないかな。エジプトに関する考古学的なウンチクも結構しっかりしていたし(仕事関係で古代エジプトの歴史については私も結構調べたので、少なくともあれがちゃんとした考察の元で設定づけられているのはよく分かる)、何よりソフィー=マルソーが綺麗。 確か彼女、私が中学生の頃にスクリーン・デビューしたんだと思うから、当然私より年上のはずだが、良い意味で大人の女っぽくなってた。昔みたいな軽薄なところが無くなり、しっかりした女性を演じさせるのは正解だったな(ニュースを見ていたら、つい先日2人目の子どもが生まれたそうだが)。 ただ一方、物語そのものは普通すぎ。怖がらせようと言うサービス精神が感じられないし、最後でなにかどんでん返しがあるかと思ったら何もなかったし。ホラーって言うよりは、単純にルーヴル美術館を舞台にした。と言うだけで充分なんだろう。きっと。 下らない蘊蓄をちょっと。 古代エジプトのコレクションはトリノ、大英博物館、そしてこのルーブルの3館が最大だが、これはフランス人で19世紀にエジプト総領事だったドロヴェッティとイギリス人領事ソールトの二人が、エジプトを支配するムハンマド・アリーの許可を得て盗掘同然に得たものを売却したもの。大英博物館を「イギリスの泥棒見本市」と称するのはあながち嘘ではないな。 |