|
|
||||||||||||||||||||||
|
2009 | |||||||||
2007 | 小津の秋 監修 | ||||||||
2000 | 極道の妻(おんな)たち リベンジ 脚本 | ||||||||
1999 | 極道の妻(おんな)たち 赤い殺意 脚本 | ||||||||
1998 | 極道の妻(おんな)たち 決着(けじめ) 監督 | ||||||||
非情番犬 けだもの ノーマーシードッグ 脚本 | |||||||||
蓮如物語 脚本 | |||||||||
1996 | 極道の妻(おんな)たち 危険な賭け 監督 | ||||||||
はぐれ記者 こちら大阪社会部 脚本 | |||||||||
1994 | 首領(ドン)を殺(と)った男 監督 | ||||||||
1993 | 天下を獲った男 豊臣秀吉 監督 | ||||||||
1991 | 武田信玄 監督 | ||||||||
極道戦争 武闘派 監督 | |||||||||
新・極道の妻たち 監督 | |||||||||
首領(ドン)になった男 脚本 | |||||||||
1990 | 激動の1750日 監督・脚本 | ||||||||
女帝 春日局 監督 | |||||||||
1989 | 織田信長 監督 | ||||||||
坂本龍馬 演出・脚本 | |||||||||
将軍家光の乱心 激突 原作・脚本 | |||||||||
1988 | 姐御 あねご 脚本 | ||||||||
1987 | 吉原炎上 脚本 | ||||||||
1986 |
|
||||||||
1985 | 瀬降り物語 監督・脚本 | ||||||||
1984 | 序の舞 監督 | ||||||||
1983 | 人生劇場 監督・脚本 | ||||||||
1982 | 制覇 監督・脚本 | ||||||||
1981 | 燃える勇者 脚本 | ||||||||
冒険者カミカゼ 脚本 | |||||||||
1980 | さらば、わが友 実録大物死刑囚たち 監督・脚本 | ||||||||
純 製作 | |||||||||
|
|||||||||
1979 | 真田幸村の謀略 監督・脚本 | ||||||||
総長の首 監督・脚本 | |||||||||
1978 | 日本の首領 完結篇 監督 | ||||||||
犬笛 監督 | |||||||||
1977 | 日本の首領 野望篇 監督 | ||||||||
日本の仁義 監督 | |||||||||
やくざ戦争 日本の首領 監督 | |||||||||
1976 | バカ政ホラ政トッパ政 監督・脚本 | ||||||||
沖縄やくざ戦争 監督 | |||||||||
狂った野獣 監督・脚本 | |||||||||
実録外伝 大阪電撃作戦 監督 | |||||||||
1975 | 極道社長 監督・脚本 | ||||||||
暴力金脈 監督 | |||||||||
暴動島根刑務所 監督 | |||||||||
まむしと青大将 監督 | |||||||||
1974 | 脱獄広島殺人囚 監督 | ||||||||
安藤組外伝 人斬り舎弟 監督 | |||||||||
極道VSまむし 監督・脚本 | |||||||||
唐獅子警察 監督 | |||||||||
ジーンズブルース 明日なき無頼派 監督・脚本 | |||||||||
忘八武士道 さ無頼 脚本 | |||||||||
1973 | 東京=ソウル=バンコック 実録麻薬地帯 監督・脚本 | ||||||||
女番長(スケバン) 感化院脱走 監督・脚本 | |||||||||
ポルノの女王 にっぽんSEX旅行 監督・脚本 | |||||||||
鉄砲玉の美学 監督 | |||||||||
1972 | 木枯し紋次郎 関わりござんせん 監督 | ||||||||
まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯 監督 | |||||||||
木枯し紋次郎 監督・脚本 | |||||||||
まむしの兄弟 懲役十三回 監督・脚本 | |||||||||
|
|||||||||
1971 | 現代やくざ 血桜三兄弟 監督 | ||||||||
懲役太郎 まむしの兄弟 監督 | |||||||||
博徒斬り込み隊 脚本 | |||||||||
1970 | 温泉こんにゃく芸者 監督・脚本 | ||||||||
戦後秘話 宝石略奪 監督・脚本 | |||||||||
三匹の牝蜂 脚本 | |||||||||
1969 | 日本暗殺秘録 監督・脚本 | ||||||||
おんな刺客卍 脚色 | |||||||||
1968 | 尼寺(秘)物語 監督 | ||||||||
1967 | 兄弟仁義 関東兄貴分 監督 | ||||||||
続大奥(秘)物語 監督 | |||||||||
大奥(秘)物語 監督 | |||||||||
あゝ同期の桜 監督・脚本 | |||||||||
一心太助 江戸っ子祭り 原作・脚本 | |||||||||
日本侠客伝 白刃の盃 脚本 | |||||||||
1966 | 任侠柔一代 監督・脚本 | ||||||||
男の勝負 監督・脚本 | |||||||||
893(やくざ)愚連隊 監督・脚本 | |||||||||
旗本やくざ 監督・脚本 | |||||||||
花と竜 洞海湾の決闘 脚本 | |||||||||
1965 | 大阪ど根性物語 どえらい奴 脚本 | ||||||||
色ごと師春団治 脚本 | |||||||||
股旅三人やくざ 脚本 | |||||||||
いれずみ判官 脚本 | |||||||||
1964 | くノ一化粧 監督・脚本 | ||||||||
くノ一忍法 監督・脚本 | |||||||||
間諜 脚本 | |||||||||
大喧嘩 脚本 | |||||||||
忍者狩り 助監督 | |||||||||
1963 | 関の彌太ッぺ 助監督 | ||||||||
1934 | 8'8 千葉県で誕生 |
新・極道の妻たち | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
女帝 春日局 1990 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||
真田幸村の謀略 1979 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||
日本の首領 完結篇 1978 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本の首領 完結篇 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
日本の首領 野望篇 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
やくざ戦争 日本の首領 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1966年。この年新興企業グループが社長のスキャンダル問題の解決を西日本最大の組織を誇る中島組に依頼した。首尾よくスキャンダルは揉み消され、以降、西日本優良企業による、献金組織が設立され、企業と暴力組織が相互依存することとなった。中島組組長佐倉一誠はこれを中島組の全国制覇の足掛かりとしたが、あくまでも暴力による全国制覇の夢を主張する若頭の辰巳周平(鶴田浩二)は、これはあくまで暴力の資金に過ぎないことを主張する。一方、佐倉の娘である登志子(二宮さよ子)は青年医師の一宮恭夫(高橋悦史)と結婚することになるのだが、そのためには父の立場が何かと問題になっていた。さらに次女の真樹子は自分の立場もわきまえず、とっかえひっかえ男と遊び歩く…内患外憂状態の佐倉だが… 『仁義なき戦い』(1973)に始まり、東映映画の看板にまでなった実録もの。この余波を使ったか、ここでも暴力団を扱った作品が作られた。ただし、実録ものとは異なり、本作の場合はむしろ文芸調に仕上げられており、雰囲気はずいぶんと異なっている。 実録ものは比較的好きな方だが、そちらを観た後で本作を見ると、雰囲気の違いでかなり楽しめる。 どこが違うかと言えば、簡単に言えば金。基本的に低予算で早撮りで作られる実録ものと較べると、明らかに金のかけ方が違う。舞台もずいぶんしっかりしてるし、カメラもしっかりと時間をかけて撮影されていることが感じられるし、役者に関しても決して暴力慣れしてないキャラも多数登場している。予算配分がきちんとしてる分、過激な演出に走らなくても済むようになり、暴力そのものを描くよりもしっとりとした人間関係を追うことに時間が使われている。物語が先行し、それに沿って描かれることが、本作が実録ものと一線を画するものにさせているのがわかる(別段実録ものを悪く言ってるわけではない)。 物語で言っても、本作は暴力によってのし上がる人間ではなく、主人公はすでに親分となっている人間が、駆け引きによって勢力拡大しようとしているのが中心だし、その分話も大局から俯瞰して観ている感じになっている。 更にここにもう一人の主人公として青年医師を登場させ、ファミリーの一員となった彼の視点を通して物事を見ているため、ますます突き放し方が深い。この辺が雰囲気の違いとなって現れているのだろう。この突き離し方が本作に深みを与えている。 物語としては、暴力団に婿入りしていく彼が、自分は流されないよう気をつけているにも関わらず、徐々に親分目線で物事を考えるようになっていき、引き返せないところまで行ってしまう。と言うもので、話の都合上、言葉のやりとりが中心となって展開していく。こう言った抑え目の雰囲気が、なんかとても新鮮な感じ。 ところで同じ飯干原作と言うことで『仁義なき戦い』と対応して考えてみると、本作は菅原文太演じる飯能ではなく、金子信雄演じる山守の視点で描かれたものと考えることが出来るだろう。暴力そのものよりも、会話の駆け引きで相手に言うことを聞かせるという立場が共通してるし、「仁義なき戦い」の山守も、なにからなにまで自分本位で語っているのではなく、背後にはこう言った家族の軋轢や、組織自体を考えてものを言っていることを感じさせられる。そう言う意味で「仁義なき戦い」を補完する意味合いも本作は持っている。 そんなこともあって、私は結構本作を楽しめた。 義理と人情よりも金と上昇志向が絡み合うが、それまでの任侠もののようにウェットにはならず、実録もののように過激にも走らず、あくまで人間ドラマとして描いているため、本作こそが和製『ゴッドファーザー』のようでもある。少なくとも一作目の本作は、かなり見応えのある作品となってる。 最後に。70年代を駆け抜けた実録ものから発展して本作が作られたが、80年代に入ってみると、本作の雰囲気をもった作品が多数作られているような気がする(大概の作品はクズのようなものだが)。本作は時代の節目を担った作品と言ってもいいのかもしれない。その第一本目として考えるなら、本作はかなり面白い作品と思える。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
沖縄やくざ戦争 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
狂った野獣 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
木枯し紋次郎 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
上州無宿紋次郎は、日野宿の貸元の一宿一飯の義理を通し、井筒屋仙松殺しを行った兄弟分の左文治の罪をかぶって三宅島に流された。島の生活は苦しかったが、そこにいた女囚人のお夕と心を交わす紋次郎。だがお夕は我が身の非運を呪い身投げをしてしまい、更に左文治は嘘を言っていたという事実を知るに至る。自分を騙した左文治への復讐を胸に、紋次郎は何人かの囚人達と共に、三宅島の噴火に乗じて脱出する。 トレードマークの紺の合羽に三度笠、長い楊枝に左ほおの傷。「あっしには関わりねえこってでござんす」という言葉で有名になった同名テレビシリーズの映画化作品。主演に中村敦夫、演出に市川崑という豪華な布陣で臨んだテレビ版だったが、本作は主演に菅原文太、監督に中島貞夫を起用することによって独自路線を走ることになる。本作は本作でヒットし、続編も作られる事になる。 テレビ版を俯瞰して言えば、典型的な股旅ものに、虚無感を漂わせた紋次郎という人物を加えることで、独特の雰囲気を醸していたのが特徴だろう。紋次郎は基本的に人のごたごたに首を突っ込むことはしない。出来るだけ関わらないようにしているのだが、それは自分自身が義理人情に厚いから、関わってしまうと最後まで関わらずにはいられなくなるから。中村敦夫の表情も様になってたけど、色々頼まれると嫌そうにしているが、しかし一旦関わったからには、途端に表情がびしっと決まる。という一種二面性を持った人物描写が映えていたのが特徴だったと思う。 しかるに本作の場合、微妙にテレビ版とは紋次郎の性格が違っている。むしろ最初から積極的に義理人情に流され、それで酷い目に遭わされてしまうという、ある種のお人好しとして描かれているのが特徴だろう。 テレビ版に慣れ親しんでると、どうしてもそこがちょっと気になるところ。中村敦夫と較べると、菅原文太は活力に溢れすぎてる感じもするので、やっぱり違和感あり。 と言うことで、実は結構評価が低かったのだが、改めてレビューしてみると、これはこれで味があることに気付く。発想を転換して、テレビ版の前史的な位置づけとして考えてみると合点がいくことが多い。 テレビ版の紋次郎が何故あんなに虚無的になっていったかと考えると、それまでに数多く義理人情に絡め取られて酷い目に遭ってきたからとは言えないだろうか?そう考えると、これがまだ若かりし頃の紋次郎という設定だったら、こういう事があったから、ああいう性格になったのかも。と思えるようになった。本作の場合、紋次郎の若い頃。と考えるなら、素直に観る事が出来るんじゃないかな?最後、何もかも失って一人去っていく三度笠姿が直接テレビ版へとつながっていくと考えることも出来よう。 途中の三宅島の演出はちょっとかったるい所もあるとはいえ、殺陣の迫力は流石。やっぱりこの当時の菅原文太は動きに張りがあって、惚れ惚れするほど。劇場用作品らしく、派手さも充分。抑えに抑えた怒りを最後に爆発させるカタルシスもあり。 テレビ版とは又別な魅力のある作品と言えよう。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
懲役太郎 まむしの兄弟 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
日本暗殺秘録 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
あゝ同期の桜 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|