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Wikipediaより |
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さいとう とらじろう。日本の映画監督。本名は寅二郎。喜劇映画を非常に得意とし、しばしば「喜劇の神様」と称される。妻は自作のコメディエンヌでもあった女優の浪花友子。晩年の1972年に芸名を本名の寅二郎に改めている。
榎本健一の『エノケンの法界坊』、古川ロッパの『ロッパのお父ちゃん』、エンタツ・アチャコの『水戸黄門漫遊記』なで人気コメディアン主演の喜劇映画を手掛け、大ヒットさせる。1945年の『東京五人男』はいまだ焦土の東京でエンタツ・アチャコや古川ロッパを自在に活躍させた、代表作のひとつである。
晩年は趣味のマラソンで、日本中・世界中のマラソン大会に参加していた。
作品のスタイルはスラップスティックコメディである。蒲田時代はナンセンス喜劇の名手、東宝移籍後も喜劇映画の巨匠として、生涯にわたって200本以上の喜劇作品を撮り続けた。 |
| Wikipediaより引用 |
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| 南蛮寺の佝僂男 |
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酒井箴(製)
伏見晁(脚)
花菱アチャコ
林成年
中村玉緒
小町瑠美子
春風すみれ
浪花千栄子
潮万太郎
堺駿二
山茶花究
真風圭子
田端義夫
小松みどり |
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| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
3 |
3 |
3 |
3 |
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| ハワイ珍道中 |
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杉原貞雄(製)
八住利雄(脚) |
| 花菱アチャコ |
| 伴淳三郎 |
| 益田キートン |
| 堺駿二 |
| 田端義夫 |
| 江利チエミ |
| 斎藤達雄 |
| 安西郷子 |
| 坪内美子 |
| 潮万太郎 |
| 宮川玲子 |
| 神楽坂はん子 |
| 清川虹子 |
| 星十郎 |
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| ★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 2 |
3 |
2 |
2 |
2 |
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| 東京キッド |
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小出孝(製)
伏見晁(脚)
美空ひばり
川田晴久
堺駿二
高杉妙子
西条鮎子
花菱アチャコ
榎本健一 |
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| ★★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 4 |
4 |
3 |
3 |
4 |
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しがない路傍芸人の三平(川田晴久)は富子(高杉妙子)という女性に惚れ込み、ライバルを蹴落として彼女に思いを伝えるが、実は富子には孤児のマリ子(美空ひばり)という少女を引き取っており、三平はその子を含めて面倒を見ようと啖呵を切るのだった。だが、買い物の途中富子は交通事故で亡くなってしまい、三平はマリ子と二人で暮らすことに…最初疎ましく思っていたマリ子も、情が移ってきて可愛く思えてきて、更にマリ子には歌の才能があることが分かり、その歌で生計をたてるようになった。陽気な長屋の住人の中で、二人は慎ましく生活していたが、やがてそこにマリ子の本当の父親(花菱アチャコ)が現れる…
敗戦後5年が経過。この間に作られた邦画で、今なお語られる作品には明らかに三つの傾向に分かれている。一つはそれまで押しつけられてきた反動によって大手を振って作られるようになった社会派的傾向を持つ作品(実際自主規制が多い現代よりもこの時代の方が見るべき作品が多い)。二つ目が戦後という時代を冷静な目で見つめ、混乱した社会情勢を民衆の視点から撮った作品。この時代でしか撮れない作品と言うことで、この手の作品が一番生き残ってる。
そして三つ目にして、一番多かったのは、実はかなり単純なスラップスティック作品。時代が暗いからこそ、映画館では思い切り泣き笑いして憂さを晴らしたい。と言う社会の要望をそのまま映画化した作品と言うことになる。ここには必然的に劇画化された社会というものが登場するが、世知辛い暗い時代だからこそ、人情というのが大変重要視されることになる。時代を反映し、設定は確かに暗いが、しかし人間味を強調することで大団円へと持って行く。荒唐無稽であっても、心から求める理想というのがここにはあるのだ。確かにその場限りの作品が多かったかも知れないが、こういう作品を量産することで、戦後日本の実力派監督は力を付けていくことになった。
本作は見事に時代性を捕らえた作品だろう。ここに登場する人達は毎日毎日ぎりぎりの生活をしていながら、基本的に人が良く、すぐに情にほだされてしまう。中心となる美空ひばりを巡り、そう言う人達が集まっては、勝手なことをやって失敗して、そして最後は情に流される。確かに単純な物語だ。だが、単純な物語をこそ求めていた時代に作られた傑作として、実に味わい深い作品に仕上がっている。
それに本作は美空ひばりは中心であって、主役ではない。彼女を巡って行われる大人達の丁々発止のやりとりがその中心となっているのが大きな特徴となるだろう。主人公である川田晴久と堺駿二はともかく、ここに花菱アチャコやらエノケンやらを絡ませることによって、物語はオールスター喜劇の様相を呈する。その豪華キャストを見ているだけでも楽しくなってくる。
これこそ、時代が求めた映画だということだ。
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| 東京五人男 |
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本木荘二郎(製)
山下与志一(脚) |
| 横山エンタツ |
| 花菱アチャコ |
| 古川緑波 |
| 柳家権太楼 |
| 石田一松 |
| 戸田春子 |
| 田中筆子 |
| 小高つとむ |
| 鳥羽陽之助 |
| 石田守衛 |
| 永井柳太郎 |
| 高勢実乗 |
| 登山晴子 |
| 豊原みのり |
| 光一 |
| 谷三平 |
| 江藤勇 |
| 原文雄 |
| 藤間房子 |
| 山田長政 |
| 大庭六郎 |
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| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
3 |
3 |
4 |
3 |
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| 特技監督に円谷英二(クレジットは円谷英一)。 |
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| エノケンの法界坊 |
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滝村和男(製)
和田五雄
小国英雄(脚)
榎本健一
宏川光子
小笠原章二郎
柳田貞一
中村是好
如月寛多
英百合子
松ノボル |
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| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
4 |
2 |
3 |
3 |
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かつて失われてしまった吉田家の家宝の掛軸を探すため要助(小笠原章二郎)は道具屋の永楽屋に住み込みで奉公務めしていた。実は掛軸は大阪屋の旦那源右ヱ門(中村是好)が所有しており、この掛け軸とひき替えに源右ヱ門は永楽屋の娘おくみ(宏川光子)との結婚をたくらんでいた。そんな折、長屋に住むインチキ坊主の法界坊(榎本健一)はひょんなことからおくみを自分の部屋に泊めてしまうのだが…
歌舞伎の「法界坊」を映画化した作品で、本来法界坊はもっと生臭く、悪人面しているとのこと。そう考えると、何をやっても憎めないキャラを演じるエノケンはミスキャストっぽい。物語自体がコメディにするにはちょっと重すぎるし、どろどろしすぎ。『エノケンの近藤勇』や『ちゃっきり金太』などと較べると、ミュージカルシーンもはじけ足りない感じ。
とはいえ、歌舞伎の世界を新解釈して明るく仕上げようとしたのは一種の功績だし、人を食ったミュージカルシーンもこれはこれで味となっている。特に幽霊となって出てきた法界坊がラストでウェディングマーチを熱唱するのは圧巻。ここだけは確かにエノケンらしさがよく現れていたな。
それと、現在残っているフィルムは状態が悪すぎるし、音声も割れまくってた。ちょっと残念な作品だったな。 |
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日本の喜劇王―斎藤寅次郎自伝(書籍) |