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日本の喜劇王―斎藤寅次郎自伝(書籍) _(書籍) |
1968 | 4'25 死去 | |
1962 | 大笑い次郎長一家 三ン下二挺拳銃 監督 | |
1961 | 私は嘘は申しません 監督 | |
誰よりも金を愛す 監督 | ||
1959 | 爆笑水戸黄門漫遊記 監督 | |
大笑い江戸っ子祭 監督 | ||
1958 | 一丁目一番地 第二部 監督 | |
一丁目一番地 監督 | ||
底抜け忍術合戦 俺は消えるぜ 監督 | ||
底抜け忍術合戦 監督 | ||
1957 | 坊ちゃん大学 監督 | |
大江戸人気男 監督 | ||
凸凹厳窟王 第二部 海賊船 監督 | ||
南蛮寺の佝僂男 監督 | ||
凸凹厳窟王 第一部 鬼月島 監督 | ||
1956 | 金語楼の天晴運転手物語 監督 | |
弥次喜多道中 監督 | ||
恋すれど恋すれど物語 監督 | ||
お父さんはお人好し 迷い子拾い子 監督 | ||
お父さんはお人好し 優等落第生 監督 | ||
お父さんはお人好し 産児無制限 監督 | ||
お父さんはお人好し かくし子騒動 監督 | ||
1955 | 東映家庭劇シリーズ けちんぼ長者 監督 | |
親馬鹿子守唄 監督 | ||
お父さんはお人好し 監督 | ||
花の二十八人衆 監督 | ||
爆笑青春列車 監督 | ||
歌まつり 満月狸合戦 監督 | ||
帰って来た幽霊 監督 | ||
1954 | 浮かれ狐千本桜 監督 | |
仇討珍剣法 監督 | ||
ハワイ珍道中 監督 | ||
花吹雪御存じ七人男 監督 | ||
花祭底抜け千一夜 監督 | ||
怪猫腰抜け大騒動 監督 | ||
1953 | 初笑い寛永御前試合 監督 | |
ひばり捕物帳 唄祭り八百八町 監督 | ||
アジャパー天国 監督 | ||
総理大臣の恋文 監督 | ||
珍説忠臣蔵 監督 | ||
かっぱ六銃士 監督 | ||
1952 | びっくり三銃士 監督 | |
トンチンカン捕物帖 まぼろしの女 監督 | ||
歌くらべ荒神山 監督 | ||
腰抜け伊達騒動 監督 | ||
1951 | 東京河童まつり 監督 | |
母を慕いて 監督 | ||
初恋トンコ娘 監督 | ||
1950 | とんぼ返り道中 監督 | |
天皇の帽子 監督 | ||
東京キッド 監督 | ||
青空天使 監督 | ||
続・向う三軒両隣 第四話 恋の三毛猫 監督・製作 | ||
続・向う三軒両隣 第三話 どんぐり歌合戦 監督・製作 | ||
1949 | ラッキー百万円娘 監督 | |
おどろき一家 監督 | ||
あきれた娘たち 監督 | ||
のど自慢狂時代 監督 | ||
1948 | 野球狂時代 監督 | |
1947 | 浮世も天国 監督 | |
見たり聞いたりためしたり 監督 | ||
1946 | ||
1945 | 東京五人男 監督 | |
1944 | ||
1943 | ||
1942 | ||
1941 | 子寶夫婦 監督 | |
1940 | ||
1939 | ||
1938 | 水戸黄門漫遊記 東海道の巻 監督 | |
エノケンの法界坊 監督 | ||
水戸黄門漫遊記 日本晴れの巻 演出 | ||
1937 | ||
1936 | ||
1935 | 子宝騒動 監督・原作 | |
1934 | ||
1933 | ||
1932 | 熊の八ツ切り事件 監督・原作 | |
1931 | ||
1930 | 石川五右ヱ門の法事 監督 | |
1929 | モダン怪談100,000,000円 監督 | |
1928 | ||
1927 | ||
1926 | ||
1925 | ||
1924 | ||
1923 | ||
1922 | ||
1921 | ||
1920 | ||
1919 | ||
1918 | ||
1917 | ||
1916 | ||
1915 | ||
1914 | ||
1913 | ||
1912 | ||
1911 | ||
1910 | ||
1909 | ||
1908 | ||
1907 | ||
1906 | ||
1905 | 1'30 秋田県で誕生 |
南蛮寺の佝僂男 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ハワイ珍道中 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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東京キッド | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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しがない路傍芸人の三平(川田晴久)は富子(高杉妙子)という女性に惚れ込み、ライバルを蹴落として彼女に思いを伝えるが、実は富子には孤児のマリ子(美空ひばり)という少女を引き取っており、三平はその子を含めて面倒を見ようと啖呵を切るのだった。だが、買い物の途中富子は交通事故で亡くなってしまい、三平はマリ子と二人で暮らすことに…最初疎ましく思っていたマリ子も、情が移ってきて可愛く思えてきて、更にマリ子には歌の才能があることが分かり、その歌で生計をたてるようになった。陽気な長屋の住人の中で、二人は慎ましく生活していたが、やがてそこにマリ子の本当の父親(花菱アチャコ)が現れる… 敗戦後5年が経過。この間に作られた邦画で、今なお語られる作品には明らかに三つの傾向に分かれている。一つはそれまで押しつけられてきた反動によって大手を振って作られるようになった社会派的傾向を持つ作品(実際自主規制が多い現代よりもこの時代の方が見るべき作品が多い)。二つ目が戦後という時代を冷静な目で見つめ、混乱した社会情勢を民衆の視点から撮った作品。この時代でしか撮れない作品と言うことで、この手の作品が一番生き残ってる。 そして三つ目にして、一番多かったのは、実はかなり単純なスラップスティック作品。時代が暗いからこそ、映画館では思い切り泣き笑いして憂さを晴らしたい。と言う社会の要望をそのまま映画化した作品と言うことになる。ここには必然的に劇画化された社会というものが登場するが、世知辛い暗い時代だからこそ、人情というのが大変重要視されることになる。時代を反映し、設定は確かに暗いが、しかし人間味を強調することで大団円へと持って行く。荒唐無稽であっても、心から求める理想というのがここにはあるのだ。確かにその場限りの作品が多かったかも知れないが、こういう作品を量産することで、戦後日本の実力派監督は力を付けていくことになった。 本作は見事に時代性を捕らえた作品だろう。ここに登場する人達は毎日毎日ぎりぎりの生活をしていながら、基本的に人が良く、すぐに情にほだされてしまう。中心となる美空ひばりを巡り、そう言う人達が集まっては、勝手なことをやって失敗して、そして最後は情に流される。確かに単純な物語だ。だが、単純な物語をこそ求めていた時代に作られた傑作として、実に味わい深い作品に仕上がっている。 それに本作は美空ひばりは中心であって、主役ではない。彼女を巡って行われる大人達の丁々発止のやりとりがその中心となっているのが大きな特徴となるだろう。主人公である川田晴久と堺駿二はともかく、ここに花菱アチャコやらエノケンやらを絡ませることによって、物語はオールスター喜劇の様相を呈する。その豪華キャストを見ているだけでも楽しくなってくる。 これこそ、時代が求めた映画だということだ。 |
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東京五人男 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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特技監督に円谷英二(クレジットは円谷英一)。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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エノケンの法界坊 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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かつて失われてしまった吉田家の家宝の掛軸を探すため要助(小笠原章二郎)は道具屋の永楽屋に住み込みで奉公務めしていた。実は掛軸は大阪屋の旦那源右ヱ門(中村是好)が所有しており、この掛け軸とひき替えに源右ヱ門は永楽屋の娘おくみ(宏川光子)との結婚をたくらんでいた。そんな折、長屋に住むインチキ坊主の法界坊(榎本健一)はひょんなことからおくみを自分の部屋に泊めてしまうのだが… 歌舞伎の「法界坊」を映画化した作品で、本来法界坊はもっと生臭く、悪人面しているとのこと。そう考えると、何をやっても憎めないキャラを演じるエノケンはミスキャストっぽい。物語自体がコメディにするにはちょっと重すぎるし、どろどろしすぎ。『エノケンの近藤勇』や『ちゃっきり金太』などと較べると、ミュージカルシーンもはじけ足りない感じ。 とはいえ、歌舞伎の世界を新解釈して明るく仕上げようとしたのは一種の功績だし、人を食ったミュージカルシーンもこれはこれで味となっている。特に幽霊となって出てきた法界坊がラストでウェディングマーチを熱唱するのは圧巻。ここだけは確かにエノケンらしさがよく現れていたな。 それと、現在残っているフィルムは状態が悪すぎるし、音声も割れまくってた。ちょっと残念な作品だったな。 |
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