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2008 | 蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ<TV> 「CHAPTER 1 人生って嘘みたい」監督 | |
2007 | ||
2006 | ハチミツとクローバー 監督 | |
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1965 | ||
1964 | 4'12 広島市で誕生 |
タイトル | |||||||||||||||||||||||
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ハチミツとクローバー 2006 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
2006毎日映画コンクール女優助演賞(蒼井優) 2006ヨコハマ映画祭主演女優賞(蒼井優) |
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美大の花本研究室に属する学生の竹本祐太(櫻井翔)はある日花本の姪はぐみ(蒼井優)と出会う。容姿は可憐だが、姿に似合わぬダイナミックな絵を描くはぐみに、竹本は一瞬にして恋に落ちてしまうのだった。竹本の先輩や同級生の森田(伊勢谷友介)、真山(加瀬亮)らにはぐみを加えた竹本の美大生活を綴る。 羽海野チカ原作の少女マンガの映画化。実写化を前に既にアニメ化が果たされている(調べたら2期もやってる)。 原作もアニメも観てないのだが、本作の出来は結構驚いた。 この青春賛歌っぽい学生時代の物語の作りは、なんというか凄い既知感がある。あーいやいや、こりゃモロに1970年代によく作られた学生物語だよ。小汚い寮に住んで、貧乏故に充実してる学生生活の姿といい、先輩後輩の間柄だからこそ起こる物語といい、その中で展開される恋物語と言い、どこか甘酸っぱく生々しい生活が展開してる。違いと言えば性的な雰囲気を一切削除しているところで、本当に珍しい“愛”ではない“恋物語”だな。時代は一巡りして、又70年代の価値観を懐かしく感じる時代に入ってきたのかもしれないな。「青春って、なんだ〜」と叫んでも違和感ないくらい。古くさく、同時に新鮮だ。 登場人物がそれぞれ変にすれたり背伸びしたりせず、テンパッているなら本当にテンパッて。煮詰まっているなら煮詰まって、自分の感情を素直に出している。尺が短いのでその辺の複雑なことが描けなかったのかもしれないけど、こんなに素直に、すっと入ってくる人物像は面白いね。うん。確かにこの設定は好みだ。それこそ私自身が変に突っ張ったり背伸びした学生時代を過ごしていたので、「こういう生き方もあったんだな」と、妙なあこがれを抱いてみたりして。それが妙に心地良い。ほけーっと流して観るのに最適の作品かも。 それにキャスティングのはまり具合もぴったり。特に蒼井優のはまりっぷりは見事。もとより巧いのは分かっていたけど、ここでの蒼井優って、本当にこういう女性なんじゃないか?とまで思えてしまった。 ただ物語の方はちょっと詰め込みすぎの感あり。キャストが多いためザッピングに時間取られてしまい、竹本もはぐみの関係の本道が見えにくくなってしまう。いや、そもそも全員の物語が複雑に絡み合っているために分離は不可能なのかもしれないんだが。 最初からまとまるはずのない物語を、素直に作ったといった感じかな?原作付きの限界かも。 |