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高雄統子

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_(書籍)

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2013 聖☆おにいさん 監督・演出・絵コンテ
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けいおん!!
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聖☆おにいさん 2013

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黒須礼央(製)
淀明子
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★★☆
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聖☆おにいさん <A> <楽>
中村光 (検索) <A> <楽>
 突如東京立川に降臨した二大聖人のブッダ( 星野源)とイエス(森山未來)。実は天界に住む彼らは休暇で、普通の人間の生活を満喫するためにやってきたのだった。二人のゆる〜い日常生活を、立川のいつもの四季の風景と共に日常を描く。
 中村光による大人気マンガのアニメーション化作。
 著者の作品では
「荒川アンダー・ザ・ブリッジ」が既に映像化されていて、それもテレビドラマ、実写映画、テレビアニメと複数のメディアで展開していた。
 ただ、確かに
「荒川アンダー・ザ・ブリッジ」も面白い作品には違いないにせよ、著者の本当の代表作と言えるのは「聖☆おにいさん」の方。
 これまでこの作品を映像化しようという動きは恐らく水面下で進められてきたのだろうと思われるが、なかなか実現までには至ってなかった。
 そりゃそうだ。この日本でイエスとブッダがアパート暮らしをしてるなんてシュールな話、いくら日本が宗教的には節操がない国だとしても(決してそれが悪いというつもりはない。様々な宗教を受け入れて平和なのだから)、これはさすがに色々文句言われそうなネタであり、メディア展開させるには無理があった(そもそもこんなことをやってしまったら「罰当たり」と言われかねない。マンガだったらまだ許されることかも知れないが、これが映像になると流石に難しいか?
 そんな冒険を敢えてやろうとしたことは一応の評価を与えたい。まあ一応ね。
 でも、根本的な問題として、面白くないのだ。
 いや、面白いのは面白いんだけど、ネタとして面白いのは原作を忠実になぞった部分だけで、これでは原作を読んだ方が面白いし、それ以上の要素は全然無かった。
 そもそもアニメにするに当たって入れたオリジナル要素がことごとく外しているのが何ともかんとも。
 原作を映像化するに当たり、何を強調するかと言うことが重要なのだが、それを“日常”を強調してみたのがこの作品なんだろう。実際監督の高雄統子は、いわゆる“日常系”と呼ばれるアニメで頭角を現した監督で、自分のフィールドに物語を引き込んだのだろう。
 しかし、本来原作の持つ面白さとは、ページをめくった時、そこにキリスト教や仏教のネタを仕込んで、どれだけこの二人がずれた感覚を持っているのかを、暖かく笑えるように作られていることだったはず。つまり宗教ネタを敢えて穏やかな笑いネタにしているところにあった。
 それらをほとんど無視して、単なる日常生活だけを強調したため、本来の持つ笑いの要素が見事なほどにオミットされてしまった。日常生活を描くだけなら別段二大聖人を使う必然性が感じられない。
 それに敢えてイエスとブッダの声を声優ではなく役者に当てさせたのも問題だろう。アニメ的な起伏のある声をしてないので、画面がとにかく間延びしてしまい、どうでも良さに拍車をかけている。
 はっきり言うが、これは一般的なアニメとしては失敗作。本作で評価出来るところと言えば、先ほども書いたように敢えて火中の栗を拾う冒険心と、世界中からの批判を避けるように宗教ネタを避けたところだろう。避けたことで全然面白くなくなったけど。

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