03'02'09 |
るくるく1
父親が博打打ちで貧乏暮らしを強いられている鈴木六文。ある朝起きると父親は殺され、その代わりのようにやってくる二人の悪魔。そしてその悪魔を討つべく天界から派遣されてきた天使…
…なんか説明だけ書いてるとハードな作品に思えてしまうが、内容はむしろアットホームなほのぼのコメディ作品。
元々著者はデビュー当時(私が中学生の時で、著者は高校でデビューを飾った)から注目していた漫画家で、彼の手による漫画単行本はそのほとんどを購入している(さすがに再販は買わないのもあるけど)。20年越しの大ファン。
色々なジャンルに手を出してるようだけど、やっぱり著者の良さはこう言った異常な状況の下でのホーム・ドラマだろう。堪能した。 |
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03'06'09 |
るくるく2
悪魔と同居することになってしまった六文と、彼の家にやってきたるくとの交流を中心に描かれる非現実的な日常生活を描く。
相変わらずこの著者は私と非常に相性が良い。この作品の持つ微妙な間が丁度私の好みと合致するようだ。一応ギャグマンガなのだが、非常に重い内容の作品もあったりして。それも又良しか。 |
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04'04'24 |
るくるく3
悪魔と同居する六文の日常を描く作品。悪魔瑠玖羽をつけねらう天使ヨフィエルの他に、悪魔でありながら瑠玖羽の下につくことを潔しとしない悪魔も現れ…
天使と悪魔の戦いが一応の主軸って事になるのか?ほのぼのしてる中に痛切な皮肉屋、きわどいギャグが含まれてるのが著者らしいと言えばらしい演出ではある。ちょっと下品に過ぎるかもしれないが、それも味か。「正義のためなら暴力もいとわん!暴力を排するためなら人殺しさえ辞さぬ」…どこかの国の言い分のような…私もいい加減自虐的かも知れないな。 |
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05'03'01 |
るくるく4
悪魔と同居して時が経ち、六文も日常に悪魔のいる生活に慣れていった。そんな六文とるくの同居生活を淡々と描く。
一巻丸ごとほとんど何の展開もないまま終わってしまった感じ。笑えるところも結構あるけど、やっぱりちょっとパワーは落ちてる感じ。天使のルミエルがだんだん壊れていくのがなんだか痛々しいのと、妙なエクソシストが出てくることくらいかな?
デビュー時からのファンだったからこそ、著者特有の毒気が抜け、むしろ痛々しい描写が増えてしまったことが悲しい。そうそう。表紙はこれまでで一番良かったね。 |
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05'11'05 |
るくるく5
悪魔達との生活も大分慣れてきた六文。そんな彼らを狙うヨフィエルの暴力から避けつつも、あくまで普通の生活を続ける六文の生活を描く。
今回ヨフィエルがいなくなると言うイベントは一応あるものの、基本的にはいつもの日常生活で、今回は主に冬の生活が描かれた話となった。こういう妙な日常を描くのは著者の独壇場で、流石に彼にしか描けないだろう。ただ、本来持っていた毒気が抜けてしまってるのはちょっと寂しいかな…前にも書いたかな? |
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06'11'01 |
るくるく6
リフォームが済んだ六文の家でのるくとの、相変わらずまったりとした日常を描く悪魔的ホームドラマ。
取り立てて何か言うことが無くなってしまった。ストーリーはほとんど動いておらず、日常描写も馴れてしまった。このままずっと進むとなると、読み続ける意味が感じられなくなってくる。まさか著者作品に対し、こう思う時が来ようとは。 |
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