02'10'03 |
SF大将
丁度昨日だが、「SFについて」。としてチャットを行った。そこで色々と話してみたが、一体何をして“SF”と言うのか、その辺がどうもはっきりしない事を痛感させられた。
それで翌日(つまり今日)になって、本屋に入ってぶらぶらと本を物色していたら、漫画文庫のコーナーに面白い題の漫画が置いてあった。
著者は結構好きで、10年ほど前は随分彼の漫画も持っていたものだし、実際当時私が映画を観る基準は彼の漫画「キネコミカ」が非常に参考になっていた。
丁度折が良いと思い、購入。内容は一つ一つSF小説を挙げ、それを元ネタとした短編漫画だが、内容は相変わらず、彼らしく内容を換骨奪胎し、不思議な感触を持った作品に仕上げている。出てくるのは有名なSF小説ばかりだが、私が読んだのはその内の2/3に満たないところで、私もまだまだだ。
それでいくつか面白い台詞があった。「怪獣はSFに非ず」「空飛ぶ円盤とSFを一緒にしちゃいかん」「ロボットプロレスがSFなんぞであるものか」…う〜む。確かに。
ではSFの定義とは何か?
「ソングマスター」を元ネタとした漫画でこんな台詞があった。「なんだっていいんだよ。私がSFと感じるものなら」…そうなのかもな。SFとは定義に非ず。個人個人で、「これはSFだ」と感じるなら、それはSFになるのかも知れない。大切なのは、一人ひとりの中にある「センス・オブ・ワンダー」(驚異の感覚)。これだけはいつまでも変わらない。 |
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