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とり・みき

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 とり・みき(Mickey Bird、本名・鳥越幹雄 1958年2月23日- )は、日本の漫画家。熊本県人吉市出身。男性。血液型O型。ペンネームは、姓名おのおのの上2文字を合せたもの。日本SF作家クラブ所属。…Wikipediaより。
 
 著者の作品はなんだか昔から機会がある毎に読んでいて、ずっと付き合い続けてる感じ。たまたま買った漫画雑誌に載ってる確率がやたら高かったから。
 SFから日常、コメディからシリアスまでとにかく幅広い作風が特徴。
ソフト関係 映画
魔女でもステディ(1986) キャラクターデザイン
イタイ話(1991) 原作
WXIII 機動警察パトレイバー(2001) 脚本
TV
クルクルくりん
<A> <楽> 1984
シリーズ
マンガ

マンガ

02'10'03 SF大将
 丁度昨日だが、「SFについて」。としてチャットを行った。そこで色々と話してみたが、一体何をして“SF”と言うのか、その辺がどうもはっきりしない事を痛感させられた。
 それで翌日(つまり今日)になって、本屋に入ってぶらぶらと本を物色していたら、漫画文庫のコーナーに面白い題の漫画が置いてあった。
 著者は結構好きで、10年ほど前は随分彼の漫画も持っていたものだし、実際当時私が映画を観る基準は彼の漫画「キネコミカ」が非常に参考になっていた。
 丁度折が良いと思い、購入。内容は一つ一つSF小説を挙げ、それを元ネタとした短編漫画だが、内容は相変わらず、彼らしく内容を換骨奪胎し、不思議な感触を持った作品に仕上げている。出てくるのは有名なSF小説ばかりだが、私が読んだのはその内の2/3に満たないところで、私もまだまだだ。
 それでいくつか面白い台詞があった。「怪獣はSFに非ず」「空飛ぶ円盤とSFを一緒にしちゃいかん」「ロボットプロレスがSFなんぞであるものか」…う〜む。確かに
 ではSFの定義とは何か?
 「ソングマスター」を元ネタとした漫画でこんな台詞があった。「なんだっていいんだよ。私がSFと感じるものなら」…そうなのかもな。SFとは定義に非ず。個人個人で、「これはSFだ」と感じるなら、それはSFになるのかも知れない。大切なのは、一人ひとりの中にある「センス・オブ・ワンダー」(驚異の感覚)。これだけはいつまでも変わらない。
<A> <楽>
04'08'03 新・土曜ワイド殺人事件
 連続殺人事件を調査する群馬県警の田子刑事と土手村刑事は、手がかりを求め、魔都京都へと足を踏み入れる。なんとそこには都合良く(?)A子の姿があった。藁人形の家元に手伝いに来ていたA子は、そこで秘密の開かずの間に入り込んでしまって…

 かつて少年キャプテンに連載されていた伝説の(?)漫画の続編。これまで関東を中心に活躍していた話が一気に京都へ。凄いことになってる。
 本作の醍醐味はやっぱり数々のパクリ。本作も映画や特撮のネタが実に豊富に存在し、元ネタ分かってると笑えること笑えること…「パトレイバー」のパクリまであるのが笑える。ストーリーそのものも今や古典となってしまった直球のギャグマンガなので、そう言うのが好きな人にはお勧め出来る。
 これで分かったのだが、とり・みきってアシスタントを使わず、全部自分でやってるのね。凄いもんだ。
<A> <楽>
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エッセイ

07'11'26 とり・みきの映画吹替王
 戦後、特にテレビの普及に伴い数多く輸入された海外ドラマシリーズ。これらは吹き替えによって日本に紹介されたが、その当時から現代に至るまで活躍し続けているのが吹き替え俳優。いわゆる声優の存在だった。吹き替え映画の大ファンである著者が、特にヴェテラン声優を中心に対談した模様を描いた作品。
 我々は普通に「声優」と言っているが、これはかつてはコンプレックスを喚起する言葉であり、一種の蔑称とも言えるものだった。これを芸として研ぎ澄ますまでの苦労と、声優一人一人が行っている役作りなど、話題は多岐にわたり、著者が子供の頃の思い出も多数登場。読んでいてなかなか楽しかった。海外俳優に決まった声優が声を当てるのがフィックスと言われているのもこれで初めて知ったし。
<A> <楽>
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