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06'02'19 |
無責任艦長タイラー 宇宙一の無責任男1
惑星連合宇宙軍にその人ありと謳われつつ、その実強運とゴマスリで出世したと言われるジャスティ・ウエキ・タイラー。彼が指揮する乗艦“阿蘇”が、彼のお陰で被った被害と赫躍たる戦果。そして宇宙軍の宿敵ラアルゴンとの戦いの行方を描く、無責任男第一作。
ライトノベル発掘の中で読んでみた作品。思えばこれが出てから17年か。単に都築和彦のイラストが気に入らないというだけの理由でこれまで読んでなかったのだが…これは大失敗。17年前にこれを読んでいたら、これまでに読んだライトノベルの数は跳ね上がっていただろう。何でこんなにツボにはまる作品をここまで読んでなかったのやら。
後書きで分かったんだけど、大昔に『クレイジー大逆転』と『海底軍艦』(1963)の二本立てを映画館で観て以来、このカップリングで小説を書いてみたかったとか…道理でツボにはまる訳だ。
多分、これまでの空白期間を埋めるために次々と読んでいくことになるだろう。 |
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06'05'25 |
明治一代無責任男 宇宙一の無責任男2
連戦連勝の英雄となり、結婚も決まったタイラーだが、相変わらずのお調子ぶり。そんな彼が旧阿蘇の乗り組み組員と合流した時、宇宙空間に一隻の蒸気船を発見した。それはなんと明治時代フランスから日本に送られ、その途中で行方不明となったという曰く付きの船“畝傍”だった。しかもこれを調査中に大規模な時空震に巻き込まれてしまい、タイラーとクルー達はなんと明治時代の日本にやってきてしまう…
第2巻にして外伝的な作品になってしまい、当時流行っていたIF戦記ものっぽく仕上がった。著者の趣味が徹底的によく出た作品で、著者のマニアぶりが良く出ている。ま、これはこれで結構面白いけど。 |
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09'09'17 |
ワングの逆襲 宇宙一の無責任男3
深刻化するラアルゴン軍との戦いに、地球連邦は唯一の連戦連勝男タイラーを中将に昇格。更に超弩級戦艦“信濃”の建造を開始した。だが完全コンピュータ制御の信濃は模擬戦中、なんと自我を持ってしまう。一方、ラアルゴンの反逆者ワングは暴走した信濃を手なずけることに成功する。タイラーに恨みを持つワングと信濃は…
前作が外伝っぽい話だったが、今巻は通常の話に戻る。何とこれまでトントン拍子に上り詰めたタイラーが二等兵に降格という話で、タイラー絶体絶命の危機が描かれていく…のだが、肝心の主人公がいつもの通りなのだが。 |
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10'02'24 |
無責任元帥タイラー 宇宙一の無責任男4
ラアルゴンと地球の和平から3年。これと言った戦闘もなくタイラーはすっかり退屈していた。軍の風当たりも強くなり、引退を考えるほどだったのだが、そんな時、謎の艦隊が地球、ラアルゴン双方に現れ、その通商網をずたずたにしていった。地球とラアルゴンは双方、休戦協定無視を主張し、戦端が開かれようとしていたのだが…
一応前回の話で地球とラアルゴンの構造は終了。今巻から新しい敵の登場の序章となる。新キャラも多数登場し、これで物語のお膳立ては終わったというところ。序章みたいなものなので、物語性はやや低く、結局新キャラの紹介で終わってしまった感じはあり。 |
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10'06'05 |
銀河無責任時代 宇宙一の無責任男 外伝1
銀河連邦にその人ありと恐れられる存在。ジャスティ・ウェキ・タイラー。出世街道を突っ走る彼の、その出世の糸口となった事件。そして彼の元に集まった一癖ある仲間達との出会いのエピソードを描く、本編の前史を描いた外伝。
本編では最初から大佐。艦長として登場したタイラーだが、勿論そこに至るエピソードもあった。トントン拍子に出世するタイラーの、その強運を描いた物語。ちょっと読むのは遅かったかも。 |
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