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_(書籍) _(書籍) |
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親指フランケン 2001 | |||||||||||||||||||||||||||
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人造人間の研究に生涯を捧げる親指フランケン博士は助手のコブコブと共に究極の完全人間を作り上げようとする。そして雷のエネルギーを用いることによって、ついに完成した人造人間“ペッパー”。だが、手違いで凶悪犯の脳を入れてしまったため、凶暴なモンスターとなってしまった。彼を真人間にしようとする努力が甲斐ないものと分かり、ついにペッパーを廃棄しようとするのだが、博士の手を逃れたペッパーは町へと出ていく… 名作『フランケンシュタイン』(1931)を元に、オーデカークが又しても悪ノリで作り上げた『親指』シリーズの一編。 オープニングのモノクロでの映画紹介場面は、『フランケンシュタイン』そのまんまで、わざとノイズを入れたりしてつかみの部分は最高だった。 それでいやが上にも期待は高まり、本編を拝見… うーん。なんか微妙に外すんだよな。作り手側が笑わせようとしているのは分かるんだけど、どうにもその笑いがことごとくツボから外れてしまう。 動物虐待とか、集団の恐ろしさとかを徹底的にパロディにするのはハリウッドのコメディではよく用いられる手なのだが、これがしつこい上に面白くない。 ラストは親指バットサムまでも登場させているのだが、やっぱり今ひとつ。一つだけ分かったのは、これは日本人向きの笑いではないと言うことくらいか。 多分これは『ヤング・フランケンシュタイン』(1974)というフランケンシュタインパロディの傑作を既に観てしまっていたのが大きな原因の一つだろう。あれと較べてしまうと、大抵のパロディはくだらなく感じてしまうだろうし。 |