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スタートレック アルティメット(書籍) _(書籍) |
キャリー 2002 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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敬虔な母親の強い影響下にあった少女キャリー(ベティス)は、いつも目立たない冴えない格好をして、おどおどして暮らしていた。だが、高校のシャワー室で初潮を迎えたその日から、彼女の周りの世界は変わり始める。彼女への虐めに良心のとがめたスーは、自分の彼と共に着飾ったキャリーをプロムナードに行かせるのだが… 名作『キャリー』(1976)のリメイク作で、TVMとして製作された作品。一見してみると、オリジナルよりも舞台を現代っぽく取り、より原作に近づけ、CGなども多用(子供の頃にキャリーが石を降らせたと言う原作の話もちゃんと挿入されてる)。色々な意味で頑張った作品ではあったが、やはりリメイクはリメイク。到底オリジナルを超えられるものじゃない(まあ、正統な続編である『キャリー2』(1999)のクズぶりと較べれば明らかにこっちの方が良いけどね)。 何せオリジナルはあのデ・パルマ監督の出世作となっただけに、ホラー的な怖さじゃなくて、人間の恐ろしさの方に重点が置かれていたし、テンポも良かった。それに何より、いくらベティスが頑張っても、オスカーにノミネートまでされたあのシシー=スペイシクの狂気じみた表情や母親役パイパー=ローリーの不気味さなど、到底どんな作品持ってきても敵うはずもなし。 一作目に対するオマージュは結構あって、生理用品が山のように降ってくるシーンとか、なかなか落ちそうで落ちないバケツの揺れ具合とか、一作目をよく知ってると結構楽しめる部分も多し。そうそう。ブタを殺すシーンはこっちの方が凄まじいぞ。 カタストロフ部分はスペイシクが表情で演じた部分をCGで表現したが、これはそこそこ成功していたのではないかな? ただ、納得いかないのはラスト部分。一作目も実際は原作とは異なったラストシーンを挿入していたのだが、本作は一作目とも原作とも異なるラストが用意されている…開いた口がふさがらないようなシーンが(笑) ま、とりあえず頑張ったと言うことで、この程度は。 |
ボイスレター 1998 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ジェネレーションズ STAR TRECK 1993 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1994ゴールデン・ラズベリー最低助演男優賞(シャトナー) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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新型宇宙船USSエンタープライズBの進宙式が行われていた。式にはかつてエンタープライズ号の艦長としてカーク提督(シャトナー)も出席していたが、処女航海に出発したエンタープライズ号は宇宙に漂うエネルギーリボンに接触し、消滅してしまう。それから78年後、ピカード艦長(スチュワート)率いるエンタープライズDに、観測基地から救難信号が入る。現場で救出されたのソラン(マクドウェル)は何と78年前の事故の生存者であった。しかもその後、クリンゴン帝国の宇宙船が出現し、墓地内からソランとジョーディを連れ去ってしまう。一体何故ソランは生きていたのか、そしてソランの目的とは… 新キャストによるTVシリーズ「ザ・ネクスト・ジェネレーションズ」を元に、旧作からの多くのキャストを登場させての作品。旧作ファンにとってはサービスを、そして新生スタートレックのファンには、これが正統な続編であることを強調し、世代交代を印象づけた話でもある。 ただ、サービスは分かるけど、ちょっとストーリーがあんまりにも何なんだよな。嬉しいと同時に、「ちょっと待て」と言いたくもあり。 そもそも「スタートレック」は純粋なスペース・オペラと言うよりも、精神的なものを大切にする作品だったが、靴をはき違えると観ていて痛いだけの作品になってしまう。この作品はまさにそれで、とにかく痛々しさだけが強調されてしまった。時が経ち、カークも太ったなあ。と言うのが先ずあり、身体のキレももう全然なし。うう、こんな姿を見たくはなかったぞ。 それに時間を使ったトリック的な解決方法がこの作品の肝だが、これが問題。好きな時間に戻れるはずなのに、何でよりによって一番危険な時間に戻らないと行けなかったんだ?たとえば一日前に来て、装置を破壊してれば全く問題なかったのでは?物語を盛り上げることを強調するあまり、肝心な部分がすっぽり抜けてるストーリーはちょっとなあ。 それでも良いところも結構多い。特にエンタープライズD号の演出は、流石新世代。実に壮大な映像だったし、新キャラもそれぞれが個性的でキャラも立っていた。スチュワートのピカード艦長もそうだが、スピナー演じるデータは特に個性的。それくらい。 |