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1986 | 愛は静けさの中に 監督 | |
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1945 | 2'20 カリフォルニア州ロサンジェルスで誕生 |
タイトル | |||||||||||||||||||||||
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愛は静けさの中に 1986 | |||||||||||||||||||||||
1986米アカデミー主演女優賞(マトリン)、作品賞、主演男優賞(ハート)、助演女優賞(ローリー)、脚色賞 1986英アカデミー脚色賞 1986ゴールデン・グローブ女優賞(マトリン)、作品賞、男優賞(ハート) 1987ベルリン国際映画祭銀熊賞(ヘインズ) |
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片田舎の聾唖学校に赴任したジェームズ・リーズ(ハート)は、そこでこの学校で働いている美しい娘サラ・ノーマン(マトリン)を見る。彼女も又この学校の卒業生なのだが、心を閉ざし、与えられた仕事意外を一際せず、誰とも話をしなかった。彼女に興味を覚えたジェームズは彼女のことを学校で調べ始めるのだが… トニー賞を受賞したマーク・メドフによる聾唖学校を舞台とした舞台劇「ちいさき神の、作りし子ら」の映画化作で、メドフ自身が脚色をし、本物の聴覚障害者であるマトリンのデビュー作となった。女性監督初のアカデミー賞ノミネートで、主演のマトリンは当時の史上最年少主演女優賞受賞という記録づくしの作品でもある。 それで本作の出来ではあるが、脚本は大変面白いし、これまで作られてなかった設定の目の付け所も良い。なんせヒロインが聴覚障害に加え、トラウマによって心を閉ざしてるという重い設定なので、とても重厚な物語となる。言い方は悪いけど、これはまさしく賞を取る必須要素を兼ね揃えた作品だとも言える。事実マトリンは本作で各賞を総なめにしてるし、その演技については申し分ない。 ただ、それで素直に本作を良作と言えないものが私の中にはある。 おそらく本作が評価される最大の理由は、聴覚障害を持つ人がどれだけ大変だかと言うことにあるのだが、なんとなく本作を見ていると、健常者が手を差し伸べて、おおらかに受け止めることで幸せにしてやるという押しつけがみえてしまう。それは単純に私がひねくれてるだけなのかも知れないけど、少なくとも『ジョゼと虎と魚たち』(2003)を観た後で本作を見ると、その上から目線がうざったく感じるようになってしまう。 更に、物語が重すぎる上に、例えば笑わせる演出があるとか、ほっとさせる部分があるとかの精神的な逃げ道を用意してないので、どうにも重いだけで終わってしまう感じがして、観終わって全くすっきりしない。 マトリンの演技を観る以外に観る楽しさがないのがなんとも。 マトリンは本作共演をきっかけに、ハートと恋仲になり、同棲を始めることになる。 |