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シアン・ヘダー
Sian Heder

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年代
2022
2021 コーダ あいのうた 監督・脚本
2020
リトル・アメリカ
<A> <楽> 製作総指揮
2019
2018
2017
2016 タルーラ 〜彼女たちの事情〜 監督・脚本
2015
2014
2013
オレンジ・イズ・ニュー・ブラック(1st~3rd)
<A> <楽> 脚本
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レビュー

 

コーダ あいのうた
CODA
2021米アカデミー作品賞、助演男優賞(コッツァー)、脚色賞
2021英アカデミー助演男優賞(コッツァー)、脚色賞、主演女優賞(ジョーンズ)
2021
ゴールデン・グローブ作品賞、助演男優賞(コッツァー)
2021インディペンデント・スピリット助演男優賞(コッツァー)
2021放送映画批評家協会助演男優賞(コッツァー)、
作品賞、若手俳優賞(ジョーンズ)、脚色賞
<A> <楽>
フィリップ・ルスレ
ファブリス・ジャンフェルミ
パトリック・ワックスバーガー
ジェローム・セドゥ(製)
シアン・ヘダー
ヴィクトリア・ベドス
スタニスラス・キャレ・ドゥ・マルベリ
エリック・ラルティゴ
トマ・ビデガン(脚)
エミリア・ジョーンズ
エウヘニオ・デルベス
トロイ・コッツァー
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
ダニエル・デュラント
エイミー・フォーサイス
マーリー・マトリン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 マサチューセッツ州グロスター。代々の漁師一家のロッシ家は父のフランク(コッツァー)、母のジャッキー(マトリン)、兄のレオ(デュラント)の三人が耳が聞こえない一家だった。唯一長女のルビー(ジョーンズ)だけは耳が聞こえるため、家族のための通訳を果たしていた。高校の新学期となり、授業の選択で何気なく合唱部を選んだのだが、顧問のベルナルドは彼女の歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学への受験を強く勧めるようになる。しかしそれは家族を捨てることになると、大学進学を諦めようとするルビー。

 2021年のオスカー作品賞を見事射止めたヒューマンドラマ。そもそもアカデミーは、例えば精神疾患やハンディキャップなどについて描いた作品とは相性が良く、これまでも多くの作品がノミネートされたり、勝訴のものを得たりもしていたが、今回のように聴覚障害は確か初だと思う。ちなみに本作タイトルのCODAは「Child of Deaf Adults」(耳の聞こえない家族を持つ子)という意味。
 この作品は元々Disney+の配信だったのだが、あまりの出来の良さに劇場公開されたもので、日本で公開されたのは2021年の夏。そこで観ても良かったのだが、なんとなく躊躇してしまって結局アカデミー賞発表後に観に行った。
 作品の姿勢はこれで良いと思う。耳の聞こえない家族のために自らを犠牲にするか、それとも自分の可能性に飛び込むのか。その決断に至るまでの過程が丁寧に描かれているし、素直でない主人公コーダの葛藤もしっかり演出している。とても分かりやすい話になってるけど、これくらいベタなくらいが丁度良い。
 本作で評価出来るのは、障がいを持つ人物を愛すべき存在として、しかし普通の人間として描いたことにある。足りないところがあるならば、それを補うものがありさえすれば一般の人と何ら変わりがない。それを素直に描いた。ロッシ一家にしても、サポートしてくれる人がいれば漁師としてやっていけるし、リーダーにもなれる。一家の面々は色々コンプレックスがあっても、しっかり前を向いている。その後押しのためにもルビーは一度家から離れた方が良かった。この話はルビーが家から自由になるだけでなく、家族がルビーから自由になる話でもあるのだ。ストーリーはしっかりしている。

 そんなことで全般的にとても質が高いが、細かいところで設定に難もあって、そちらがちょっとだけ目に付いてしまったところもある。
 結構いくつかあるが、最後にローラが遅刻ギリギリで試験会場に行くのに車を使っていたという点。ひょっとして大学って家から相当近くない?すぐに帰れる距離なんだから、ラストシーンのあの余韻はやりすぎじゃないか?とか。

 本作で一番の見所はお父さん役のコッツァーだろう。一目観て、この人がオスカー取るのは当然だと思えた。本当の障害者だそうで、手話が堂に入ってるのは当然だが、下品な手話を生き生きと演じるのが見事で、この手の作品では珍しい笑い声が観客席から上がっていた。
製作年 2021
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
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