人気コラムニストのジャック(クルーニー)は離婚した妻から娘を1日だけ預かることになった。丁度同じ日、同じ幼稚園に通う息子を持つバツイチで建築家のメラニー(ファイファー)は幼稚園の遠足に間に合わなかった事から、交替で二人の子供を子守をすることになる。だが二人ともその日の仕事は人生をかけるほどの重大な一日…
大人のラブコメディ。昔のハリウッド映画だとこう言ったものは不倫を題材としてドロドロした感じに仕上げられるものだが、この時代になるとそう言ったドロドロさはなくなり、かなりカラッとしたものに仕上がってる。ただ軽く楽しめるだけにストーリーまで軽くなってしまったのはちょっと情けない。「恋に生きる」悲壮感よりも仕事を優先するのも現代的か?
多分この作品の売りは子供なんだろうが(ラブコメには老人、子供、動物のどれかが必須)、その子供がどうにも小生意気で苛々させられる。大人の都合は確かにあるだろう。だけど、その子供を「好きだ好きだ」と連発していながら怒鳴るのは、気持ちは分かるけど、それも苛々する。
それに、もうちょっとクルーニーはアクの強さを出した方が良いと思うよ。これじゃ人が良すぎて、かえって不満に思う。
家族で観られる大人のラブコメ作として。
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