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2020 | スプリー 監督・製作・脚本 | |
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スプリー Spree |
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いつか一発当てて有名人になってやろうと野望を燃やすライドシェアドライバーのカート・カンクル(キーリー)は誰もやったことの無い動画配信を思いつく。それは車の中に多数のカメラを設置し、乗客を手にかける姿をライブストリーミングで配信するというとんでもないものだった。ところがフォロワー数は全然上がらず、見ていた人たちからもフェイク動画と決めつけられる始末。思惑がはずれたカートの怒りの矛先が向かう先は… 今や素人でも動画を簡単に作る事が出来る時代となり、人によっては年収数億円という動画制作者も増えている昨今、動画制作者を主人公にする作品は必ず出てくると思っていたが、まさにそんな作品が作られた(他にも私が知らないところで作られているのかもしれないが)。 設定自体は面白い。いわゆるユーチューバーにとっては視聴者数が何より重要なので、セルフプロデュースして魅力的なコンテンツを提供し続けなければならない。それでどんどんエスカレートさせていくという構造は面白い。 似た作品としてはギルロイ監督の『ナイトクローラー』(2014)があって、これが面白かったので、これもそんな感じの作品だろうかと観てみた。 似てるかと思っていたが、だいぶ異なる。『ナイトクローラー』の場合、コンテンツを誰かに買ってもらわないといけないこともあって、誰も見ていない時に細工するが、本作の場合は全てが観られているという前提のため、用意も何もなし。見かけた人をとりあえずぶち殺すだけ。どっちかというとスラッシャー映画を殺人鬼側に立って見てるような作りとなる。設定自体はユニークで面白い。スラッシャー映画で殺人鬼側に主人公を置いた作品は立派なジャンルの一つだ。ところが本作では全くリアリティが感じられなかった。 動画製作をしているならば、その独自の視点で殺人を見せれば良かったんだが、本作の場合実際に手を下すシーンはとても少なく、社内で会話するばかり。重要な部分をカットするなら、それに変わるシーンが必要のはずだが、主人公が笑ってくだらないジョークを言って突然キレるだけの作品になった。一応ちょっとだけ理由の説明を入れてるけど、そこを深めていかないと話にならない。伏線も何もあったもんじゃない。 人をいらだたせる言動をしてる主人公のトークを聞き続けるだけの作品になってしまい、本作のユニークさがなく、うんざりするだけの作品に仕上がってしまった。せめて主人公にもう少しリアリティなり共感出来る部分なりを付け加えられるなら良かったんだけど。 |
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