<amazon> <楽天> |
|
|||||||||
|
||||||||||
|
2007 | 10'26 死去 | |
2006 | ||
2005 | ||
2004 | ||
2003 | ||
2002 | ||
2001 | ||
2000 | ||
1999 | ||
1998 | ||
1997 | ||
1996 | ||
1995 | ||
1994 | ||
1993 | ||
1992 | ||
1991 | ||
1990 | ||
1989 | ||
1988 | ||
1987 | ||
1986 | ||
1985 | ||
1984 | ||
1983 | ||
1982 | ||
1981 | ||
1980 | ||
1979 | ||
1978 | ||
1977 | ||
1976 | 刑事コロンボ ルーサン警部の犯罪 監督 | |
1975 | ロックフォード氏の事件メモ/裏切りに愛をこめて撃て! 監督 | |
1974 | 恐怖の大暴走 監督 | |
刑事コロンボ ビデオテープの証言 監督 | ||
刑事コロンボ 自縛の紐 監督 | ||
1973 | ||
1972 | 狙われた宝石 監督 | |
バナチェック登場/消えた現金 監督 | ||
怪奇!吸血人間スネーク 監督 | ||
1971 | 恐怖のエアポート 監督 | |
刑事コロンボ 指輪の爪あと 監督 | ||
女囚の群れ/残酷刑務所の隠された秘密 監督 | ||
1970 | バート・レイノルズの 復讐 監督 | |
西部番外地 監督・製作 | ||
1969 | USAブルース 監督 | |
1968 | ジャワの東 監督 | |
1967 | ||
1966 | ||
1965 | ||
1964 | ||
1963 | ||
1962 | ||
1961 | ||
1960 | ||
1959 | 吸血怪獣ヒルゴンの猛襲 監督 | |
1958 | X星から来た吸血獣 監督 | |
1957 | ||
1956 | ||
1955 | ||
1954 | ||
1953 | ||
1952 | ||
1951 | ||
1950 | ||
1949 | ||
1948 | ||
1947 | ||
1946 | ||
1945 | ||
1944 | ||
1943 | ||
1942 | ||
1941 | ||
1940 | ||
1939 | ||
1938 | ||
1937 | ||
1936 | ||
1935 | ||
1934 | ||
1933 | ||
1932 | ||
1931 | ||
1930 | ||
1929 | 8'2 テキサス州ブラウンスヴァイルで誕生 |
タイトル | |||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||
刑事コロンボ ルーサン警部の犯罪 1976 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||
人気番組「ルーサン警部」に出演中のウォード・ファウラー(シャトナー)は人気の絶頂にあったが、その出演料の大半はウォードの元恋人でもあるマネージャーのクレア・デイリー(オルブライト)に取られていることに不満を持っていた。そんな時クレアが映画の試写に行くことを知ったウォードは、友人を家に呼び、睡眠薬を飲ませた上でアリバイ工作を行い、物取りに見せかけてクレアを殺害する… これまで相棒のレナード・ニモイの出演はあったが、ここでやっと“カーク船長”ウィリアム・シャトナーが出演(この人のニモイに対する対抗精神はかなり高いので、登場して然りだった)。しかし、問題としてニモイと比べるとシャトナーの演技はやや平板で、特に悪役を演じると、せいぜい小悪人にしか見えないのが問題。この人は役がかなり狭いので、ヒーロー意外は演じさせるのは難しかろう。 物語としてもかなり強引な印象を受ける。殺しの動機がかなりいい加減で、ビデオや時計を使ったトリックがいかにも出来すぎ。コロンボの推理も強引過ぎと、あまりにもお粗末な内容ではあった。大体物取りの犯行でないという推理の組み立てが「小銭のために人を殺すのはおかしい」では、何の根拠にもなってない。 強いて言うなら、劇中のテレビではルーサン警部というヒーローを演じているシャトナーの言動があたかも自分自身を揶揄しているように見えることくらいだろうか?そんな自意識の高い人間にうんざりしながらもつきあっているコロンボの姿を見て、一種のメタフィクション作品と取るなら楽しめるだろう。 |
刑事コロンボ ビデオテープの証言 1974 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||
エレクトロニクス会社の社長ハロルド(ウェルナー)は、自分の趣味を優先しすぎた経営のため、会社は危機を迎えていた。ついに会長である義母マーガレットはハロルドを解雇すると宣言してしまう。厳重なビデオ監視システムを逆手に取り、ハロルドはマーガレットの殺害を行うのだが… テレビシリーズだけにこういう一発芸のような科学を用いた作品を時折投入するのが本シリーズの面白い所で、ここでは出来たばかりのビデオセキュリティ・システムを使った犯罪が描かれる。 しかし、今になって本作を観ると、トリックとか謎解きとかは既に陳腐化してしまったもの。やはり旬で観ていてこそ、本作は面白くなったんだろう。 ビデオテープの盲点を突いた犯罪だけに、その盲点の盲点を突くという、謎解きに関してはきちんとプロットが決まっており、ぴったりとはまっているが、謎の演出にはもう少し気を配るべきだっただろう。 今回コロンボは排気口を美術品と間違えてしまうが、この辺はポップアートに対する意識の違いを思わせて面白い所。私も前衛は理解出来ない。 原案にラリー・コーエン。 |
刑事コロンボ 自縛の紐 1974 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||
スポーツ・ジムを経営するジャナス(コンラッド)は、フランチャイズ店に卸す品からマージンをとっており、不当利益をあげていた。それに気づいた出資者のスタッフォードは不正の証拠集めを始めるのだが、それを察したジャナスに襲われて殺されてしまう。ジャナスはスタッフォードはトレーニング中の事故に見せかけるのだが… 計画殺人に立ち向かうコロンボが描かれる。電話の声の調子や靴ひもの結び方など、大変細かい事実を重ねることで着実に犯人を追い込んでいく姿が描かれる。 崖から落ちそうで必死にしがみついている人間の指を一本一本引きはがすかのように犯人を追いつめていく課程を楽しむのなら、本作はうってつけの素材。ただ、なんで後半部分であんなにコロンボは感情をむき出しにしたんだろう?そんなことをしなくても充分追い込んでるんだけど。 ところで本作ではスポーツ・ジムに仮入会して汗を流す姿が見えるんだが、トレーニングウェアがこれほど似合わないキャラもないな…その違和感が面白いとも言えるか。 |
怪奇!吸血人間スネーク 1972 | |||||||||||||||||||||||||||
1974アボリアッツ・ファンタスティック映画祭参加作品 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||
人類進化の究極の姿は蛇にこそあるという主張をするストーナー博士(マーティン)は新しく来た助手デヴィッド(ベネディクト)にキング・コブラの血清を注射し続ける。博士の娘クリスティーナと恋仲になったデヴィッドだったが、徐々に身体の変調を覚え始める。徐々に蛇と化していくデヴィッドだが… 原題が『Sssssss』という、かなりふざけた題を持つ(『SSSSnake』とも書かれる)作品で、実際内容を観ても、かなり変な作品。人間が徐々に蛇と化していく課程は確かにホラーっぽいけど、実際はそんな怖いという程ではない。途中、中途半端な蛇人間となった最初の助手が見せ物にされていて、博士の娘クリスティーナを見て涙を流すシーンが意外に良かった以外は、全体的に温めな演出で(いや、そう言ってはいけないか。実際ここに出てきた毒蛇は本物だったそうだから)、最後は本当に蛇になってしまうと言うデヴィッドの姿には、ちょっと唖然。最後は肝心の博士自身がキングコブラに噛まれて死んでしまい、クリスティーナが「ディーヴィッドォー」と叫ぶところで終了。後味の悪さは完璧(笑) ところで、唯一の見所とも言えるこの蛇人間を作ったのは、『猿の惑星』(1968)でオスカーを得たジョン・チェンバーズ。造形の良さをここでも見せていた。又、本作がデビュー作となるベネディクトは後に「宇宙空母ギャラクティカ」のスターバック、「特攻野郎Aチーム」の“フェイスマン”ことテンプルトン・ペック役でブレイク。どれも女好きの好青年役というのがなかなか笑える。 |
刑事コロンボ 指輪の爪あと 1971 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||
財界の大物ケニカット(ミランド)の妻レノーラ(クローリー)の浮気調査報告を提出した私立探偵ブリマー(カルプ)はわざと浮気の事実は無しという嘘の報告を提出した。これをネタに夫人を脅迫して州知事選挙戦の動向を手に入れようとする。だが夫人はそんな彼に全てを明らかにすると言い、逆上した探偵は誤って夫人を殺してしまう… 本作の脚本はまだシリーズ化される前の第1作目で脚本を務めたリチャード・レヴィンソンとウィリアム=リンク。実質的にこの二人がこのシリーズの原作者であり、シリーズ化後では唯一の脚本作品となった(プロデューサとしてはこれからもシリーズに関わるが)。 倒叙ミステリーの面白い点は犯人が犯罪を隠すため、劇中で事実を隠そうとするために様々な動きを見せる点にあるけど、その犯人が頭の良い人間だと十重二十重に話が展開するため、大変面白い。本作の犯人は元刑事だから、警察の動きをしっかり分かっている上で犯罪を隠そうとするが、コロンボの勘と推理は犯人を更に上回ってる。この展開の仕方は好み。コロンボを買収しようとしたり、すっとぼけた表情でそれに乗ったように見せかけるフォークの表情の上手さも好み。 伏線もすべてしっかり消化してるし、脚本も上手い作品。ゴルフクラブにおけるコロンボの振る舞いとかサングラスに映る犯罪内容という演出もなかなか凝ってる。シリーズ中でもかなりの良作に入る作品だ(ミランドというオスカー俳優登場も花を添えた)。 又、本作はコロンボを象徴する名車プジョー403がデビューした作品でもあり。ちなみにこの車に決めたのはフォーク自身で、シリーズを通しこの一台を延々使っていくことになる(だからどんどん壊れ方が酷くなっていく)。 |