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ニール・ラビュート
Neil LaBute

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鑑賞本数 2 合計点 6 平均点 3.00
書籍
2008 レイクビュー・テラス 危険な隣人 監督
2007
2006 ウィッカーマン 監督・脚本
2005
2004
2003 彼氏がステキになったワケ 監督・原作・原作・脚本
2002 抱擁 監督・脚本
2001
2000 ベティ・サイズモア 監督
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988 僕らのセックス、隣の愛人 監督・脚本
1987 ガバリン館の惨劇 出演
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963 3'19 ミシガン州デトロイトで誕生

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ウィッカーマン 2006
2006ゴールデン・ラズベリー最低作品賞、最低主演男優賞(ケイジ)、最低脚本賞、最低スクリーン・カップル賞(ニコラス・ケイジと彼のクマの着ぐるみ)、最低リメイク・盗作賞

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ニール・ラビュート(脚)
ニコラス・ケイジ
エレン・バースティン
ケイト・ビーハン
フランセス・コンロイ
モリー・パーカー
リーリー・ソビエスキー
ダイアン・デラーノ
マイケル・ワイズマン
エリカ=シェイ・ゲイアー
エミリー・ホームズ
アーロン・エッカート
ジェームズ・フランコ
ジェイソン・リッター
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 白バイ警官のメイラス(ケイジ)の元に来た一通の手紙。それは8年前に突然失踪した婚約者ウィロー(ビーハン)のものだった。その手紙には、彼女は故郷のサマーアイル島におり、メイラスと自分の間に出来た娘ローワンが行方不明となったので、助けてほしいとあった。娘の存在を知らされ、半信半疑ながらもメイラスはサマーズアイルへ向かう。その島はシスター・サマーズアイル(バースティン)によって統治される女系社会の地で、そこで戸惑いつつもウィローと再会したメイラスはローワンの調査を行うのだが…
 カルト映画の傑作『ウィッカーマン』(1973)のリメイク作。本作公開を潮に発売されたオリジナル版を観た後にDVDで鑑賞。
 
一応本作は作られて良かったとは思ってる。こうでもしないとオリジナル版が再び日の目を浴びることは無かっただろうし、本作を機会に良い作品を観させてもらった。
 しかし、
それ以上のものを本作に求めるのは無理というもの。そもそも本作の場合、設定と雰囲気はともかくとして、物語と演出が悪い冗談にしかなってない
 オリジナル版から変えた設定など、色々考えられてるし、前提としては決して悪くはないのだ。ただ、それを料理するには
脚本があまりにお粗末。それに主人公がはまり役だとお粗末な脚本でも説得力を持たせることができるものだが、ケイジが浮きまくってるのが問題。ケイジの魅力を徹底的にスポイルし、素人が演技してるとしか見させない演出は最低だ。本作観てると、ケイジがオスカー受賞者とは到底思えないほどで、脚本と監督のかみ合いの悪さがキャラにまで及んでしまったひどく悪い例ともいえるだろう。
 設定的には興味を覚えるところも結構ある。オリジナル版と異なる部分だが、本作の舞台は徹底した女系社会であり、男は種を残すことと生け贄に捧げられる以外の役割を持たない。と言うのはオカルトとしての設定はそれだけで充分面白いものだし、それをミツバチに例える描写も良い。この島の女性にとってはそれが男に求めるすべてであり、そこから一切ぶれてないという乾いた描写も良い。この作品で愛だとか家族の絆とか出されても陳腐なものだし、それを最後まで信じる主人公の空回りぶりこそが本作の最大の見所となってるのも確か。たとえそれが先に書いた『ウィッカーマン』の最大の設定的見所である“童貞力”を外して尚魅力を持ったものだった。
 ところが、できた作品は事ある毎にそれを持ち出しているものの、単に言葉に止まり、奥行きを感じさせることがない。肝心な物語にしても、本当に“単に”退屈なだけで、その退屈さの中に何も感じさせてくれない。
 そしてクライマックスは何といってもラスト前の逃亡シーンだろう。古くから続く儀式と言う設定なのに、重要なところでかわいらしい熊の着ぐるみが登場し、ケイジがそれ着て大立ち回りをしてるところなんか、
冗談通り越して底冷えがするクソぶりを見せつけている。もはやこれ一本の映画として評価する事自体を否定してる感じだ。

 ただ、幸いなことに、この作品はオリジナルを貶めはしてない。そこは評価しても良いかもしれない。それに本作のおかげでオリジナル版も観られたわけだし。
ベティ・サイズモア 2000
2000カンヌ国際映画祭脚本賞、パルム・ドール
2000
ゴールデン・グローブ女優賞(ゼルウィガー)

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ジョン・リチャーズ
ジェームズ・フラムバーグ(脚)
レニー・ゼルウィガー
モーガン・フリーマン
クリス・ロック
グレッグ・キニア
アーロン・エッカート
ティア・テクサダ
クリスピン・グローヴァー
プルイット・テイラー・ヴィンス
アリソン・ジャネイ
キャスリーン・ウィルホイト
エリザベス・ミッチェル
スーザン・バーンズ
ハリエット・サンソム・ハリス
ジェニー・ガゴ
スティーヴン・ギルボーン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ゼルウィガーの本当の出世作となった。夢と現実がごっちゃになってしまった人物を描いているが、ハリウッドの内幕もののブラックユーモアものとも言える。

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