ペット・セメタリー 1989 |
1989ゴールデン・ラズベリー最低主題歌賞
1990アボリアッツ・ファンタスティック映画祭観客賞 |
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リチャード・P・ルビンスタイン(製)
スティーヴン・キング(脚)
デイル・ミッドキフ
デニース・クロスビー
フレッド・グウィン
ブラッド・グリーンクイスト
ブレイズ・バーダール
ミコ・ヒューズ
スティーヴン・キング
マイケル・ロンバード
スーザン・ブロンマート
カヴィ・ラズ
チャック・コートニー |
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物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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ハイウェイの走る田舎に引っ越してきた医師一家。夫のルイス(ミッドキフ)は高校の保険医として勤務を始めるが、すぐに生徒の一人が交通事故死してしまう。更に暴走するトラックにより、飼い猫のチャーチまでが死んでしまう。隣に住む老人ジャドに連れられて行ったのはミクマク族の聖地で、ペットの墓場だった。ここでチャーチを埋葬したところ、なんと翌日には生き返ってきたのだ。その後、息子のゲイジ(ヒューズ)までもが交通事故の犠牲となってしまう。最愛の息子の復活を願うルイスは…
原作者のキング自身が「気味が悪すぎる」として完成後も長い間お蔵入りにしていたという曰く付きの小説の映画化(キング自身脚本で参加)。原作の方は先に読んでいたが、まさにホラー作家キングの名に恥じぬ怖い作品だった。
しかも本作はかなり評価が高い。結構楽しみにしていたんだが…
完璧に裏切られた。観終わってしばらく腹立ちが収まらなかった。映画観ててこんなに腹が立ったのは珍しいくらい。
いや、物語自体の雰囲気は悪くない。ホラー作品としてはかなり良い方だとも思う。ネコとか子供の無邪気さとかをホラーの要素に使うのはある意味定番だけど、これはよくはまっていた。本当にあの子供(ヒューズ)の存在感は怖かった。
だけど、問題はラスト。脚本のキングには悪いけど、原作では声だけで復活を暗示していたレイチェルの存在の余韻こそが本当の恐怖だったのに、それを見せてしまっては駄目だよ。あの味が出せていたら評価は一気に跳ね上がったんだが…更に言わせてもらうと、何?あのラストの浮ついた歌は?
ストーリーや演出そのものは決して悪くない。全てはラストでぶちこわしにしてしまったのが問題だ。
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