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クレイグ・ゾベル
Craig Zobel

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評価 年代 レビュー 書籍
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
年代
2021
2020 ザ・ハント 監督・製作総指揮
2019
2018
2017
2016
アウトキャスト(1st)
<A> <楽> 監督
2015 死の谷間 監督・製作総指揮
2014
2013 セルフィッシュ・サマー 製作
2012 コンプライアンス 服従の心理 監督・製作・脚本
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レビュー

 

ザ・ハント
The Hunt
<A> <楽>
ジェイソン・ブラム
デイモン・リンデロフ
クレイグ・ゾベル
ニック・キューズ
スティーヴン・R・モレン
クーパー・サミュエルソン
ジャネット・ヴォルトゥルノ=ブリル(製)
ニック・キューズ
デイモン・リンデロフ(脚)
ベティ・ギルピン
ヒラリー・スワンク
エマ・ロバーツ
アイク・バリンホルツ
ウェイン・デュヴァル
イーサン・サプリー
クリス・ベリー
スタージル・シンプソン
ケイト・ノーリン
エイミー・マディガン
リード・バーニー
グレン・ハワートン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 何者かによって拉致された12人の男女が突然武器を持たされて森の中に放り込まれた。直後銃声が鳴り響き、次々と殺されてしまう。武器を手に逃げ惑う彼らだが、やがて彼らは、このシチュエーションがネット上でまことしやかに囁かれていた“マナーゲート”と呼ばれるセレブが一般庶民を拉致して行うと言われる人間狩りゲームにそっくりなことに気づく。何故自分たちがターゲットに選ばれたのか、そして生き抜く条件を求めて彷徨う彼らだが、銃弾は容赦なく彼らを襲う。

 2000年代になってから定期的に作られるようになったマンハントゲームに連なる作品となる。マンハントゲームというのは舞台は荒野とか駐車場とかが使えるし、そこそこ動けさえすれば良いのでさほど有名な役者も必要としないために低予算で作れるということもあって、比較的作られやすい。
 それで結構作られているのだが、そうなると今度は似たような作品ばかりが量産されることになる。多くの場合、デスゲームの主催者は退屈した権力者や大金持ちで、集めた人間に殺し合いをさせて、それをゲームとして楽しむというもの。
 本作もそれを踏襲しているが、近年低予算ホラー作品で個性を出している映画製作会社ブルームハウス製だけあって社会性を取り入れた面白いものになっている。
 このタイプの作品では定番の黒幕はレイシストや退屈した権力者だが、この作品ではリベラリストというのが大きな違い。彼らは実際退屈してるし、権力も持っている。ただし、彼らには世直しをするという目的があって、そのためにレイシスト達を処分することにして、ネットで見つけたレイシストを集めて処刑するという話になってる。通常レイシストの方が悪役になることがほとんどなのにリベラリストが敵役というのは珍しい。
 このことについて少し書くと、映画に関わる人たちはリベラルの側に立つ人が多い。理由は簡単で、製作者にとっては自由に映画を作ることが一番の目的だから。制約を可能な限り受けないとは、まさにリベラルの生き方そのものとなる。当然ながら仲間であるリベラリストを善とし、保守的な考えを持つ人を敵視することが大半となる。古来映画人はそれを下敷きにした映画作りをしてきた。
 リベラリストが敵役になることが滅多にない中で、本作は敢えてそれをやったのが面白かった。実際保守だろうがリベラルだろうが、腐った考えの奴は必ずいる訳だし、過激派のような考えの者もいるし、自ら正義を行うつもりで主張の違う人間を断罪するのもいくらでもいるのだから。その事を敢えて描くことで社会派的な意味合い持たせたのは評価する。ただ、今回は今ひとつ有効には機能しておらず、空回りした感はある
 あと、一見本作は群像劇に見える作りで始まったが、中盤から主人公に絞ったのも構成としては面白い。最初から主人公が主人公っぽい行動を取ってないこともあって、中盤までは本当にサバイバルゲームの楽しさを味わい、中盤以降は高まったドラマ性で見ることが出来る。なかなか面白いバランスを持った作品とも言えよう。
製作年 2020
製作会社
ジャンル
売り上げ
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