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バルボラ・ハルポヴァー
Barbora Chalupova

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2021
2020 SNS-少女たちの10日間- 監督・脚本
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レビュー

 

SNS-少女たちの10日間-
V síti
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ヴィート・クルサーク
フィリップ・レムンダ(製)
バルボラ・ハルポヴァー
ヴィート・クルサーク(脚)
テレザ・チェジュカー
アネジュカ・ピタルトヴァー
サビナ・ドロウハー
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 全世界的にSNSを用いてローティーンの少女と性的関係を持とうとする男達が増加している。スウェーデンでもその被害が多くなっていたこともあり、調査を兼ねて幼く見える役者をサクラにしてSNSでのやりとりを撮影した作品。

 ネット黎明期から問題となっていたことの一つに、いわゆるネットを通した売買春がある。これはパソコン通信の時代からずっと続いているのだが、若年層が簡単にネットにつながるようになると一輝に社会問題になっていった。世界的な問題なのだが、これに関してなかなか対応が難しいもので、今に至るにも明確な対策は出ていない。
 それでその危険性は世界中のテレビで番組作りがされているはずである。日本でもことある毎にドキュメンタリーが作られていて、結構な数を観ている。
 それを映画にする訳があるのか?というのが最初の思い。テレビでやれることを映画でやっても無意味だろうというのが私の思っていたことだった。
 しかし、それは私の考えが浅はかだった。とんでもない。ちゃんと映画に出来てる。というか、映画でないとこれは出来ない
 テレビと映画の違いは、表現の幅。特に性的な会話になると、テレビやるとピー音ばかりになってしまって、ほとんど何を喋ってるのか分からなくなる。それに中立性を高めると囮捜査員の本音も出なくなる。
 映画の場合は金を出して大人が観に来るので、かなりのレベルでそれは自由だ。それだけに生々しい言動が次々出てくる。
 相手が子どもだと分かっているのに、いや子どもだからこそ、性的な発言を引き出そうとしたり、裸を見せるよう強要するとか、到底正気とは思えないような言動で迫る大人の男達の姿の浅ましさ。その辺を殊更強調する演出で見せてくれるので、観ていて嫌な気分になってしまう。
 そして通常のドキュメンタリーと違うのは、まさにその部分で、観ている側に徹底的に嫌悪感を持たせるように作られてる。子どもを餌食にしようとしている大人の男に情け容赦なく糾弾し、そのような行為は唾棄すべきものだと強調する。そんな一方的な立場に立てるのは、これが一個の作品であり、映画だからできることだ
 一応人権問題があるので、出てくる男達は全員顔にモザイクが掛かっているが、直接会いに行こうとしたりとか、これもドキュメンタリーとしては少々行き過ぎな描写もあるが、緊張感の演出のためにはあって然りだろう。

 あと面白いのが、囮捜査をやってる女性が、たまたまいきあった真面目な男と交流した時、善人過ぎるという意味で泣き出すシーンがあった。単純に本来的なSNSの使い方をしてるだけなのだが、それだけで感動出来るとは、どれだけ悪意に晒されているのかが分かろうというもの。
製作年 2020
製作会社
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