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ソイ・チェン
Soi Cheang

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別名: チェン・ボウソイ
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経歴
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個人的感想
2025
2024 トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 監督
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
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谷垣健治(アクション監督)
ジョン・チン
ウィルソン・イップ(製)
オー・キンイー
ソン・クワンシン
チェン・タイリ
ジャック・ライチュン(脚)
ルイス・クー
サモ・ハン
リッチー・レン
レイモンド・ラム
フィリップ・ン
テレンス・ラウ
ケニー・ウォン
トニー・ウー
ジャーマン・チャン
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1980年代。香港へ密入国したチャン・ロッグワン(陳洛軍)(ラム)は身分証を買う金を稼ごうと腕っ節の強さを見せ付けるが、それを黒社会の大ボス(大老闆)(サモ・ハン)に見込まれ、組織に入るよう脅迫を受ける。それを拒否したためチャンは組織から追われてしまい、逃げ回っているうちに入り込んだのが九龍城砦だった。死にかけたチャンを救ったのは九龍城砦のリーダー格ロンギュンフォン(龍捲風)で、傷の癒えたチャンはそこで働き口を得る。ロンギュンホンの右腕信一(ソンヤッ)や闇医師のセイジャイ(四仔)らとの交流を深め、ここに居場所を見つけていくチャンだったが…

 今年になって、急に話題になった香港発の映画で、香港映画がこれだけ話題になるのは久しぶりだなと思っていたら、あれよあれよと話題が沸騰し、上映館も増えていった。地方在住の私としては、来るかどうか微妙だと思ったが、少々遅れてこちらにも来てくれたお陰で無事劇場視聴できた。
 一見して思ったのは、この作品、好きなものが詰まりすぎているということ。かつて香港映画の80年代の黄金期は本当に色んな作品があったが、そこで一番良かったのはジャッキー・チェンが開拓した新しい形の功夫作品であり、ジョン・ウー監督による裏社会の武闘ものだった。この二大ジャンルこそが香港映画を引っ張っていき、それはやがて世界的な意味での展開を迎えていくことになる。少なくともその当時、日本においては最も進んだ映画作りをしていたのは香港だった。
 その最も進んだ部分を敢えて今復活させたのが本作。ご丁寧に舞台を80年代に持っていき(細かく言えば1987年と思われる)、当時の香港の暗黒街である九龍城砦を舞台に。これだけやられたら、面白くならないはずはない。
 設定だけでもこれだけ面白いのだが、それに加えて、大変面白い描写も目白押し。まず現実には既に無くなってしまった九龍城砦を再現したセットがかなり良い感じ。全てを再現するわけにはいかないが、ポイントを絞って迷路のような魔窟を作り出している。そんなゴチャゴチャしたセットの中で描かれる人間関係はかなり面白い。狭い中だからこそ、全員が知り合いで、その中で助け合ったりいがみ合ったり、時に痴情のもつれで人が死んだりもするが、それらをきっちりと解決しているなど、人間関係もちゃんと描いている。食い物が美味そうなのも良いし、見知った日本の食べ物のパッケージも出てきたりする。
 九龍城砦で受け入れられ、擬似的な家族ができたことで、やっと落ち着きを取り戻した主人公チャンの上に不幸が降りかかるのだが、一度家族になった九龍城砦の仲間達は命を賭けてチャンを守ろうとする。打算を越えた人情的部分の濃密な描かれ方をしている。本作で最も時代錯誤でダサい部分なのだが、そこを敢えて描いたことで本作は輝く。効率や打算やクールさではない。感情で動く人間のエモーションと熱さをストレートに描いたことで、本作の魅力が爆発して売るのだ。
 更にそれを裏打ちする功夫アクションの面白さ。煙草を口にピタッとポーズを決めるロンギュホンの構図の強さ、若者たちが集団で行う乱闘のゴチャゴチャ感。そして強い敵に対して、戦いの中で手を変え品を変えつつ、多彩な攻撃を加える戦いの中の物語の面白さ。今ではなかなか観られない功夫の魅力が詰まっている。みんな格好良いし、本当に眼福だった。
 キャラと言えば、サモハンが未だに元気でちゃんと戦いにも参加しているのも個人的にはポイントが高い。
 全方位に対して隙が無い見事な作品だった。
製作年 2024
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