軍旗の下に
In Which We Serve |
| 1943米アカデミー作品賞、脚本賞(カワード) |
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ノエル・カワード(製)
ノエル・カワード(脚)
ノエル・カワード
ジョン・ミルズ
バーナード・マイルズ
セリア・ジョンソン
アン・スティーヴンス
ダニエル・マッセイ
ジョイス・ケアリー
ドーラ・グレゴリー
ケイ・ウォルシュ
デレク・エルフィンストーン |
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| ★★★★☆ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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第2次世界大戦下、ドイツ航空部隊の攻撃により撃沈されたイギリス軍の駆逐艦トリン号。ドーバー海峡に現れるドイツ軍による空襲に脅えつつ波間に漂う彼らクルー達の想い出を中心に、戦争の現実を描く作品。
戯曲家であり、『逢びき』(1945)の原作者でもあるノエル・カワードによる唯一の監督作(この人は実に多才な人で、映画音楽を手がけてみたり、いくつもの作品に役者として出演もしてる)。戦争中のイギリスで作られた、いわば戦意高揚映画であると思うのだが(確かにそう言う描写はかなりある)、戦争の悲惨さまで結構リアルに描かれていたりして、果たしてこれが戦意高揚につながるのかどうか、少々疑問。少なくとも私はこんな作品を見せられて戦争に行きたいとは思わないな。あるいは狙いは全く違うのか?
構成はそれぞれ波間を漂う「トリム号」乗組員の従軍前の思い出話が綴られていく、と言う構成で、一応艦長がまとめ役にはなっているが、形式としてはオムニバス映画の様相を呈している。それは陽気な話だったのもいるし、失敗続きで落ち込んでいる話もある。それで責任感を背負い込む事の気負いと、艦長に対する信頼などが巧く描けていたんじゃないだろうか?
戦争というのはヒロイックに描かれる事が多いが、むしろこう言った、たまたま命長らえた名も無き一兵卒こそが本当の主役として描かれる方が、ぐっと身近になって良い。
ところで本作で使用されている映像には本物のJu88爆撃機が出てきて、トリン号の爆撃を行っているのだが、資料映像にしては生々しすぎる。かといって、未だドイツとは交戦中だし…一体どうやって撮影したんだろう?それがちょっと気にかかる。
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