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クライド・ジェロニミ
Clyde Geronimi

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鑑賞本数 4 合計点 11.5 平均点 2.88
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
1989 4'24 死去
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960 101匹わんちゃん 監督
1959 イソップからアンデルセンまで 監督
眠れる森の美女 監督
1958
1957
1956
1955 シリー・シンフォニー物語 監督
わんわん物語 ウィルフレッド・ジャクソンハミルトン・ラスケと共同監督
1954 ディズニーランド・ストーリー/わんわん物語ができるまで 監督・脚本・出演
1953 ピーター・パン ウィルフレッド・ジャクソンハミルトン・ラスケと共同監督
1952
1951 ふしぎの国のアリス 監督
1950 シンデレラ ウィルフレッド・ジャクソンハミルトン・ラスケと共同監督
1949
1948 メロディー・タイム 監督
1947 ピーターと狼 監督
1946 メイク・マイン・ミュージック 監督
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928
1927
1926
1925
1924
1923
1922
1921
1920
1919
1918
1917
1916
1915
1914
1913
1912
1911
1910
1909
1908
1907
1906
1905
1904
1903
1902
1901 6'12 誕生

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シリー・シンフォニー物語
The Story of the Silly Symphony
<A> <楽>
ビル・ピート(脚)
ウォルト・ディズニー
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1955
製作会社 ウォルト・ディズニー・プロ
ジャンル ドキュメンタリー(映画制作)
売り上げ $
原作
歴史・地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
ふしぎの国のアリス
Alice in Wonderland
1951米アカデミーミュージカル映画音楽賞
<A> <楽>
ハミルトン・ラスケ
ウィルフレッド・ジャクソン(共)
ウォルト・ディズニー(製)
ウィンストン・ヒブラー(脚)
キャスリーン・ボーモント
ビル・トンプソン
パット・オマレイ
スターリング・ホロウェイ
エド・ウィン
ジェリー・コロンナ
ヴェルナ・フェルトン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ある日の昼下がり。野原でアリスは姉のロリーナと一緒に本を読んでいたが、退屈してしまって猫のダイナとちょっと遊びに出かけた。川の畔に来たところ、懐中時計を手にチョッキを着た白うさぎが走って行くのを見かけた。不思議に思いうさぎを追ったアリスはうさぎが飛び込んだ穴に飛び込んでしまう。そこから不思議な世界に落下してしまった。

 これまでアニメーション映画の最前線にあって、高品質の映画を次々投入していったディズニーは、ここで原作付きの作品に手を出した。
 「ふしぎの国のアリス」はとても映画向きの作品で、サイレント時代から数多くの映画が作られていた有名作品である。これまでは実写で作られていたが、まだ特撮も初期の頃のため、原作のファンタジックな演出には及ばず、断片だけを見所にするようなものになっていたが、アニメーションを使うことによって全編をきちんと演出出来るようになった。
 実際「ふしぎの国のアリス」はアニメーションでもなければ演出は不可能だろう。それだけファンタジックな作品だから。そしてこの時代それを出来るのはやはりディズニーだけだろう。
 この時点でも何作か作られているが、映画史において、一般では一番完成度が高いとされる作品だろう(個人的にはヤン・シュヴァンクマイエルの『アリス』(1988)が一番完成度高いと思ってるけど、少なくともその間40年近くは本作単独でトップ)。アニメーションでしか出来ない事をきちんと理解して、ちゃんと原作を映像化してくれた。
 アニメーションで無ければ描写が出来ないのは当然のこと。チョッキを着たウサギが走ったり、アリスが大きくなったり小さくなったり、徐々に体を消すチェシャ猫、体が薄っぺらいトランプの兵隊。どれを取っても実写では無理な描写となる。しかしアニメだったら容易に出来るのだから。そして単にアニメにするだけで無く、できる限りイメージを発露させて。とにかく全般的に描写が素晴らしい。どの描写もよく考えられていて、特に人間外の生物が擬人的な講堂をする際のデフォルメ描写はよく考えられている。
 だから描写に関して一切文句を言うつもりはない。これほど素晴らしい描写をこの時代にやってくれただけでどれだけ褒めても褒めたりないくらいだ
 ただ、それで点数を減らしたのは、ディズニー得意の脱臭が強すぎたから。原作を読めば分かるが、あれは意外に残酷な物語である。アリスは子どもだからこそ無邪気で、無邪気だから悪びれないで残酷なことをする。それが魅力の一つでもある。
 ただし、それを万人向けにするという理由で全部残酷さを失わせてしまったのが問題である。これによってアリスは最初から最後まで受け身な女の子になってしまって、物語をこなすだけの存在になってしまった。本人がどのような意思で行動したかが全く見えないため、ある種原作の持つ良い部分を切り捨ててしまうことになってしまった。これによってとてもソフトで毒の無い作品が出来上がってしまったのが残念なところである。
 ディズニー故にこう作らねばならないのだが、そのディズニー的な部分が原作と大きく矛盾を生じさせるという皮肉。

 それでだいぶもやっていたのだが、ヤン・シュヴァンクマイエルの『アリス』(1988)観て、ようやく本当の「ふしぎの国のアリス」が観られたと喜んだものだ。
製作年 1951
製作会社 ウォルト・ディズニー・プロダクション
ジャンル こども向き(アニメーション)
ファンタジー(おとぎ話)
売り上げ $3,000,000
原作
不思議の国のアリス <A> <楽>
ルイス・キャロル (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
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