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ウィルフレッド・ジャクソン
Wilfred Jackson

評価 年代 レビュー 書籍
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アメリカの アニメーター、編曲家、作曲家、監督。ミッキー マウスとシリー シンフォニーシリーズの漫画とファンタジアの禿山の夜/アヴェ マリアセグメントの作家。蒸気船ウィリーに音楽とサウンドを追加するシステムの開発にも貢献する。

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ(1928–1961)
The Old Mill (1937)を含む、彼が監督したSilly Symphonyの短編映画のいくつかは、1930 年代にアカデミー賞を受賞しました。[3] 1937 年の白雪姫と 7 人の小人から始まり、1955 年のレディ アンド ザ トランプまで、主要なディズニー アニメ作品の多くのシーケンスを監督しました。彼は後にテレビに移り、ディズニーのディズニーランドシリーズの制作と監督を担当しました。健康上の問題が続いた後、彼は 1961 年に引退しました。ジャクソンは 1988 年に 82 歳で亡くなりました。
ジャクソンは1920 年代にオーティス アート インスティテュート (現在はオーティス カレッジ オブ アート アンド デザイン) に通いました。[4]
Wikipediaより引用
経歴
1906'1'24 イリノイ州シカゴで誕生
1928 ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオに入社する。
主要なディズニーアニメーションの監督を務める。
1954 ディズニーランドシリーズのテレビシリーズを担当する
1961 健康上の問題で引退
1988'8'7 死去
5+
4+
3+
2+
個人的感想
1988 8'7 死去
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955 わんわん物語 クライド・ジェロニミハミルトン・ラスケと共同監督
1954 ディズニーランド・ストーリー 監督
1953 ピーター・パン 監督 クライド・ジェロニミハミルトン・ラスケと共同監督
1952
1951 ふしぎの国のアリス 監督
1950 シンデレラ 共同監督
1949
1948 メロディー・タイム 監督
1947
1946 南部の唄 監督
1945
1944 ラテン・アメリカの旅 監督
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928
1927
1926
1925
1924
1923
1922
1921
1920
1919
1918
1917
1916
1915
1914
1913
1912
1911
1910
1909
1908
1907
1906 1'24 イリノイ州シカゴで誕生

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レビュー
ピーター・パン
Peter Pan
1953カンヌ国際映画祭グランプリ
<A> <楽>
テッド・シアーズ
J・M・バリー
ウィンストン・ヒブラー
ビル・ピート(脚)
ボビー・ドリスコール
キャサリン・ボーモンド
ハンス・コンリード
ポール・コリンズ
トミー・ラスク
ビル・トンプソン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ロンドン郊外に住み、弟のマイケルとジョンの面倒をよく看る夢見る少女ウェンディは、父親に、「明日から大人部屋に移れ」。と命令を受ける。そんな夜におとぎ話のピーター・パンが妖精ティンカー・ベルと共に現れた。ピーター・パンに誘われて3人は“ネバーランド”へと旅立つのだった。
 『バンビ』(1942)に続き、ディズニーアニメの底力というものを見せつけた作品で、傑作ぞろいの1953年にあってなんと全米興行成績6位という記録を打ち立てている。
 子供の頃、私の部屋には母が買ってくれた福音館の分厚い童話がたくさん置いてあった。「トム・ソーヤの冒険」「宝島」「ピノキオ」等々…繰り返し繰り返し読んだものだ。その中でも「ピーターパンとウェンディ」はお気に入りで、随分と読んだので、20年以上が経った今でも、ストーリーは明確に思い出せるし、台詞のいくつかはまだ覚えてる。
 全世界のこども達に読まれている本当の名作で、何作かこれを元に映画も作られている。これをベースにした『フック』(1991)もあるし、『E.T.』(1982)だって、多分これがベースになってる。2002年には続編も公開された。
 その中で最も良く知られているのが本作品。ウォールト=ディズニー自身の絶対映画化しようと言う意気込みによって作られただけあって、原作を上手く消化吸収しているし、何よりアニメーション技術の質の高さよ。先日テレビでやっていたので吹き替え版で観直してみたが、この時代でここまでよく動かす事が出来たと言う事実に驚嘆した。何より終始無言でありながら、存在感が際だっていたティンカー・ベルが特に良し。喋らないからこそ、存在感を引き出す事だって出来ることを改めて感じさせられた。このアニメーションが映画界に与えた影響が大きいのも頷ける。
 ただ、やはり今になって観てみると、ストーリー的には「おや?」と思う事も多い。
 原作は意外にハードな展開で、ティンカー・ベルは本当に死んでしまうし(原作読んだ時はマジ泣いたっけ)、フック船長も最後はワニの腹の中だったはず。何よりラストが違うってのはちょっと不満。
 だけど、考えてみれば、それも本作が子供用に。と言う事をしっかり念頭に置いて作られたからだからだろう。絶対登場人物は殺さないし、危機は危機として、ちゃんとユーモアも忘れてない。限られた時間で、最大限こども達の視点に立って作ろうとしている姿勢には頭が下がる。過去の遺産に縋って生きてる現在のディズニーアニメはもっと原点回帰しろよ
製作年 1953
製作会社 ウォルト・ディズニー・プロダクション
ジャンル こども向き(アニメーション)
売り上げ
原作
ピーターパンとウェンディ <A> <楽>
ジェームズ・バリー (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
シンデレラ
Cinderella
1950米アカデミーミュージカル映画音楽賞、歌曲賞、録音賞
1950
ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞(ディズニー)
1951ベルリン国際映画祭金熊賞(ディズニー)、観客賞(ディズニー)
<A> <楽>
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クライド・ジェロニミ
ハミルトン・ラスケ(共)
ウィンストン・ヒブラー
ビル・ピート
テッド・シアーズ
ホーマー・ブライトマン
ケネス・アンダーソン
アードマン・ペナー
ハリー・リーヴス
ジョー・リナルディ(脚)
アイリーン・ウッズ
ウィリアム・ピップス
エレノア・オードリー
ヴェルナ・フェルトン
クレア・デュブレイ
ローダ・マクドナルド
ルジール・ブリス
ルイス・ヴァン・ロッテン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 両親に愛され、優しく育ったシンデレラは、父の死後、後妻のトレメイン夫人と、その連れ子である二人の義姉・アナスタシアとドリゼラによって虐められるようになってしまう。ついには召使いとして扱われるようになってしまう。鼠のガスとジャック、馬のメジャーと犬のブルーノと小鳥たちだけが彼女を慰めてくれていた。そんなある日、城の王子プリンス・チャーミングの花嫁選びを兼ねた舞踏会が開かれる事となり、シンデレラの家にも招待状が届いた。義理の姉達は大はしゃぎで出かけたが、シンデレラは家の用事を全て終わらせるように命じられ、こっそり作ったドレスも破かれてしまった。一人屋敷に残されて泣くばかりのシンデレラの前に妖精の老婆、フェアリー・ゴッドマザーが現れた。

 ディズニーによる昔話を主題に撮ったアニメーションで、興行的にも大成功で、1950年全米興行成績6位という成績を残している。
 これまでディズニーは何作かのアニメ作品を作ってきたが、作風として確立したのが本作と言える。
 それは他でもないディズニープリンセスの誕生である
 本作でのシンデレラが後にディズニープリンセスのひな形となった。確かに本作以前にもプリンセスとしては『白雪姫』(1937)が作られているが、あの作品では白雪姫は完全に受け身の存在で、ほぼ自分の意思を持たずに流されるだけだった。しかし本作からはっきり主人公の女性は自己主張を始めるようになっていった。この自己主張というか、どこか親しみやすくて個人としての魅力を出したことがディズニープリンセスの特徴となる。
 特にここに登場するシンデレラは原作のような悲劇のヒロインでは無く、目鼻立ちくっきり、自分を持って周囲と渡り合う姿はまさにディズニープリンセスそのものだった。
 彼女がベースとなって以降のプリンセスが作られたと考えるなら、かなり感慨深いものがある。
 ただ、ディズニーによるフィルターがかけられたため、本来のシャルル・ペローの原作からは大分離れたものになってしまったので、その辺は痛し痒しか。
 出来れば原作の方も読んで違いを感じてもらうのが一番だろう。
製作年 1950
製作会社 ウォルト・ディズニー・プロダクション
ジャンル ファンタジー(おとぎ話)
恋愛(身分差)
売り上げ
原作
シンデレラ <A> <楽>
シャルル・ペロー (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
南部の唄
Song of the South
<A> <楽>
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IMDb
WikipediaJ
WikipediaE
ハーヴ・フォスター(共)
ウォルト・ディズニー(製)
モーリス・ラプト
ダルトン・レイモンド
モートン・グラント
ビル・ピート(脚)
ジェームズ・バスケット
ボビー・ドリスコル
ルアナ・パットン
ハティ・マクダニエル
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 白人の少年・ジョニーとその家族は、アトランタから南部の農場へ移住することになった。父親・ジョンは仕事でアトランタへ戻ってしまい、寂しい思いのジョニーを慰めたのは、農場の下働きの黒人・リーマスおじさんのおとぎ話だった。

 アメリカ産の童話である「リーマスじいやの物語」をベースにしたディズニーによって作られた物語。
 この時代にアニメーションと実写を合成するという野心的な演出を試みた作品で、ディズニーランドのアトラクションであるスプラッシュ・マウンテンの元ネタとなるという、それだけディズニーにとっても大変重要な位置づけにある作品である。
 しかし今の時代本作を観るのは大変難しくなっている。実は本作は人権団体から奴隷制度を肯定していると言われ、ソフト化が出来なくなったという経緯があって、現在半ば封印されてしまっている。
 現在本作を観るためにはVHSビデオを探すしかなく、購入する場合無茶苦茶な高値で取引されているそうだ。だから本作を観るためには日本国内では僅かに残るVHSをレンタルできるレンタルビデオ店を探すのが一番確実である。かくいう私も、その手を使って本作を観ることが出来た。そのために中古のビデオデッキを買ったくらいに本作を観たかった
 さて、そしてその出来だが、基本的には全く問題はない。原作同様、農場にやってきた白人少年に向かって黒人の老人がお伽噺をするというもので、ジョニーとリーマスじいやのドラマパートが実写で、リーマスじいやが語るキツネとウサギの話がアニメパート。時に合成によって実写パートにアニメーションが被さるという演出で、1946年という時代を考えると、かなり高度な合成をやってるし、物語にも破綻がないのでしっかりした作りであることは確かだ。

 本作の問題点は二点。
 一点目は本作が封印された理由だが、黒人奴隷を肯定的に描いたという点。ハリウッドで黒人奴隷を描くことは多いが、それは基本的には否定的に描くべきものであり、それを肯定的に描いた時点で駄目にされてしまう。確かにこれを「奴隷根性」と言われれば、それで議論は終わってしまう。時代とは言え、それを表だって反論するのは大変労力だから、封印した方が早いと判断したのだろう。
 そしてもう一点は、「リーマスじいやの物語」の改変である。この本は岩波から子供用の本が出ているので子どもの頃に読んだのだが、これが凄まじい話で、悪知恵の働くうさぎによって、森の生態系そのものが破壊されるとか、肉食動物を騙して殺すとかいう話が次々に出てくる。ほとんどホラーだし、ラストシーンは私にとってはトラウマ級の怖さだった。日本に住んでいると、童話はそんなに怖いものではないはずだが、これを読んでしまったためにすっかり童話に懐疑的になってしまったくらいだ。それがディズニーマジックでとてもマイルドになってしまってる。それはそれでディズニーらしさなのだが、題材をこれに取った以上、それらの残酷さも多少残して欲しかったとは思う。

 そのため、貴重な作品ではあるものの、評価自体は普通。
製作年 1946
製作会社 ウォルト・ディズニー・プロダクション
ジャンル こども向き(アニメーション)
こども(人生)
売り上げ
原作
リーマスじいやの物語 <A> <楽>
ダルトン・レイモンド (検索) <A> <楽>
ジョーエル・チャンドラー・ハリス (検索) <A> <楽>
歴史地域 ジョージア(アメリカ)
関連
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