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_(書籍) _(書籍) |
タイトル | |||||||||||||||||||||||||||
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フレディのワイセツな関係 2001 | |||||||||||||||||||||||||||
2002ゴールデン・ラズベリー最低作品賞、最低主演男優賞(グリーン)、最低監督賞(グリーン)、最低脚本賞、最低スクリーン・カップル賞(グリーンと彼が虐待した動物たちに対して)、最低助演男優賞(トーン)、最低助演女優賞(ハガディ、バリモア) | |||||||||||||||||||||||||||
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スケートボードが趣味のゴード(グリーン)は30歳になろうという今も未だ両親の元から自立できないでいた。彼の夢はアニメーターとなって今まで馬鹿にしてきた人間(特に両親)を見返してやること。両親に車を買ってもらい、わざわざアニメ・スタジオへ売り込みに行くも、当然突き返されてしまう。ひょんな事からつきあうようになった車椅子の看護士ベティ(トーン)と夢を語り合うのだが… 2001年。この年のゴールデン・ラズベリー賞は絶対に『パール・ハーバー』の独占だと思っていたのだが、蓋を開けたら意外や意外。なんと一つも受賞していなかった。その代わり、その全ての悪評を本作がかぶってくれていた。 …ちょっと興味が出た。あの『パール・ハーバー』を抑えるだけのパワーを持った作品というのは一体? それで拝見。 わかった。よ〜く、わかった。これじゃ無理がないわ。 とにかくグリーン本人がサービスしまくる。映画の大部分で意味も何もなく、とにかくドアップで叫びまくる。時に馬のナニをしごきながら叫ぶ。時に山羊の皮をかぶって叫ぶ。スケボーで足の骨を折った友人の傷口を舐めまくりながら叫ぶ。病院で妊婦から赤ん坊を取り出して臍の尾に絡まりながら叫ぶ。象のナニをバズーカ砲さながらに構えながら叫ぶ…あ、頭が痛い。 誰かこいつに手綱付けてやれ!ここまでやると最早言葉を失うぞ。 ストーリーはファレリー兄弟作品を更に悪趣味にしたような作品なのだが、これが何というか、見事なほどに面白くない。ファレリー兄弟作品は、独特の感性で悪趣味に陥りきらないのが特徴なんだけど、これはそれを思いっきり陥らせてしまってる。 更に言うと、この悪趣味さは群を抜く。動物のペニスを掴みまくるわ、鹿の死体から内臓引きずり出すわ、人の解剖のビデオを流すわと、もう無茶苦茶。更にそこにグリーンの絶叫が響き渡る…ここまでやってくれると、帰ってすがすがしさを感じる人もいるのだろう…多分。私はとうてい駄目だったけど。 ところでこの映画、グリーンの奥さん(当時)であるドリュー=バリモアがカメオ出演してるのだが、彼女にもラジー賞のノミネートというプレゼントまで与えてる。夫として最低(最高?)のプレゼントだな。 ここまで来ると、単純に『パール・ハーバー』にラジー賞を取らせないためだけに公開したんじゃないかとさえ勘ぐってしまうぞ。マイケル=ベイ監督は本作に感謝してもしたりないだろう。 |