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1999 | どつかれてアンダルシア(仮) | |
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タイトル | |||||||||||||||||||||||||||
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マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 2002 | |||||||||||||||||||||||||||
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どつかれてアンダルシア(仮) 1999 | |||||||||||||||||||||||||||
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1973年、アンダルシアの田舎町の場末の飲み屋でエンターテイナーを目指すニノ(セグーラ)とブルーノ(ワイオミング)は出会った。劇団に誘われ漫才をする事になった二人だが、極度のあがり症のニノは舞台で何も喋る事が出来ず、思わずニノの頬をブルーノが叩いたところ、客が大受けする…こうしてトントン拍子に有名になった二人だったが、しかしそれに伴い、私生活では憎み合うようになっていった… スペインのどつき漫才を題材に、爆発的な人気を誇りながら憎み合うコンビの二人を描く作品。 正直この邦題を聞いた瞬間から観る気が全然起きなかったんだが、不思議と題名が頭に残ってたのでつい観てしまった。 確かにブラック色が極めて強く、あくも強い… だけど、意外に好み(笑) 見事に息のあったコンビというのは私生活では全く合わず、互いに突き放す事が出来るからこそ冷静になれて息が合う、なんて事が言われる事がある。だけどこの作品に関してはそれ以前の問題。芸と言っても一方的にどつくだけだったし、しかもどつかれる方が人気でたとあっちゃ、互いが互いを憎み合うお膳立てが揃ってるようなもんだ。 途中から憎み合いが「そこまでやる?」というシャレにならないレベルに発展するわけだが、それが結構ブラックな笑いを誘う…それで笑える私は性根が余程悪いんじゃないか? それとこの作品、意外に小技が効いてる。セグーラ演ずるニノのぶすっとした顔がはたかれて歪む様をスローで撮影したり、ニノの右手がどつき過ぎで腫れ上がってたりする描写は楽しかった。オチも秀逸。 ただ、この作品、絶対に許されないのが一つある。 ネコをフリーザーに入れて凍死させるなど、人間のやる事じゃない。あのシーンだけは本当に心臓に悪い。ネコ好きにとってはまさしくホラー。そんな悪鬼の如き人間は地獄の業火に焼かれて当然である!お陰で後半は完璧に私情が入って、ブルーノ役のワイオミングに憎しみさえ覚えた。あんな描写を容認するなんて、スペインとはなんと恐ろしいところだ… それと、改めて言うが、この邦題、なんとかならんか? |