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2016 | ||
2015 | ||
2014 | ドラゴン・ブレイド 監督・脚本・美術 | |
2013 | ||
2012 | ||
2011 | 項羽と劉邦 監督・脚本 | |
2010 | 処刑剣 14 BLADES 監督・脚本・美術 | |
2009 | ||
2008 | 三国志 監督・脚本 | |
2007 | ||
2006 | ||
2005 | ドラゴン・スクワッド 監督・脚本 | |
私の中に誰かがいる 製作総指揮 | ||
2004 | ||
2003 | スター・ランナー 監督・脚本 | |
2002 | 極速青春<TV> 出演 | |
2001 | ||
2000 | ファイターズ・ブルース 監督 | |
1999 | もういちど逢いたくて/星月童話 監督 | |
1998 | ||
1997 | ||
1996 | ブラック・マスク 監督 | |
1995 | ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/八大天王 監督 | |
1994 | ||
1993 | ||
1992 | ||
1991 | ||
1990 | ||
1989 | ||
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ドラゴン・ブレイド 2014 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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紀元前50年頃。数々の国々が勢力争いをしていた中国。西域の警備隊としてシルクロードを守っていた司令官フォ・アン(チェン)は、濡れ衣を着せられ、西域辺境の関所・雁門関の労働者として追放されてしまった。そんな雁門関にローマの軍勢が現れる。一触即発の空気が流れたが、フォの機転でローマの指揮官ルシウス(キューザック)と話し合い、雁門関の修復を行う代わり、彼らを受け入れる事を決めた。だが実はルシウスは執政官ティベリウス(ブロディ)に追われる身であり、強大なローマの軍勢が近づいていた。 アクションはもうやらないと何度も言っている割には還暦を過ぎた今もアクション俳優を続けているジャッキー・チェン。かつて渡米して、挫折を味わいながらそこで地位を築いたという過去があり、その人脈の上についに中国映画にオスカースターを呼び寄せるほどになった。これほどの勝ち組俳優は世界的に見ても希有な存在だが、それは彼が常に身体を張って前線で戦い続けているからだろう。 そして本作は、中国を舞台に、オリエントとオチデントの戦い。なんとも凄い豪華で、一度は観てみたかった!と言った感じの設定であり、それでちょっとワクワクしながら観に行ったものだが… 残念ながら首を捻りながら映画館を出る羽目に陥ってしまった。 アクション面に関しては決して悪くは無い。そりゃジャッキーは往年のキレは無いけど、その分見せ方が分かっているし、紐付きの刀を飛ばして見せたりする新しいアクションもあり、軍団戦もメリハリを付けて飽きさせない努力をしてる。それに意外にエイドリアン・ブロディがアクションもちゃんとこなしてた。 だがアクションは二の次。根本的に物語と設定が、少なくとも私には受け入れがたいものを感じさせてしまった。 物語として何が悪かったのか?結局それは物語の古くささが一番。善と悪をはっきり分け、主人公側が善で、責めてくるローマが悪であるという単純構造で終わってしまったことだろう。大変単純になったのみならず、ひたすらジャッキーが善人としてしか描かれてないので、数世代前の構造の物語としか思えない。 それと、これは私の考え方が悪いのかも知れないけど、なんとなく本作でイデオロギー色を感じ取ってしまったことがもう一つの問題。丁度現在中国とアメリカの経済的なぶつかり合いがある中、それを善悪構図にするというのは、どうにも居心地の悪さを感じてしまう。なんとなくこの作品として、中国側に立ち、自分たちは善であって悪くないとだけの面しか描いてないように思えてしまうし。 考えすぎって言われたらその通りだし、勝手な言い方なんだが、そういったイデオロギー色を感じてしまった以上、わたし自身は本作を受け入れられない。 |