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ダニエル・リー
Daniel Lee
李仁港

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鑑賞本数 合計点 平均点
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
2016
2015
2014 ドラゴン・ブレイド 監督・脚本・美術
2013
2012
2011 項羽と劉邦 監督・脚本
2010 処刑剣 14 BLADES 監督・脚本・美術
2009
2008 三国志 監督・脚本
2007
2006
2005 ドラゴン・スクワッド 監督・脚本
私の中に誰かがいる 製作総指揮
2004
2003 スター・ランナー 監督・脚本
2002 極速青春<TV> 出演
2001
2000 ファイターズ・ブルース 監督
1999 もういちど逢いたくて/星月童話 監督
1998
1997
1996 ブラック・マスク 監督
1995 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/八大天王 監督
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928
1927
1926
1925
1924
1923
1922
1921
1920
1919
1918
1917
1916
1915
1914
1913
1912
1911
1910
1909
1908
1907
1906
1905
1904
1903
1902
1901

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ドラゴン・ブレイド 2014

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ジャッキー・チェン
スザンナ・ツァン
シュウ・マオフェイ
レン・チョンルン
ワン・チョンジュン(製)
ダニエル・リー(脚)
ジャッキー・チェン
ジョン・キューザック
エイドリアン・ブロディ
チェ・シウォン
リン・ポン
シャオ・ヤン
ワン・タイリー
ミカ・ウォン
ジョゼフ・リュウ・ウェイト
ロリ・ペステ
スティーヴ・ユー
ウィリアム・フォン
サミー・ハン
シャーニ・ヴィンソン
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 紀元前50年頃。数々の国々が勢力争いをしていた中国。西域の警備隊としてシルクロードを守っていた司令官フォ・アン(チェン)は、濡れ衣を着せられ、西域辺境の関所・雁門関の労働者として追放されてしまった。そんな雁門関にローマの軍勢が現れる。一触即発の空気が流れたが、フォの機転でローマの指揮官ルシウス(キューザック)と話し合い、雁門関の修復を行う代わり、彼らを受け入れる事を決めた。だが実はルシウスは執政官ティベリウス(ブロディ)に追われる身であり、強大なローマの軍勢が近づいていた。
 アクションはもうやらないと何度も言っている割には還暦を過ぎた今もアクション俳優を続けているジャッキー・チェン。かつて渡米して、挫折を味わいながらそこで地位を築いたという過去があり、その人脈の上についに中国映画にオスカースターを呼び寄せるほどになった。これほどの勝ち組俳優は世界的に見ても希有な存在だが、それは彼が常に身体を張って前線で戦い続けているからだろう。
 そして本作は、中国を舞台に、オリエントとオチデントの戦い。なんとも凄い豪華で、
一度は観てみたかった!と言った感じの設定であり、それでちょっとワクワクしながら観に行ったものだが…
 残念ながら首を捻りながら映画館を出る羽目に陥ってしまった。
 アクション面に関しては決して悪くは無い。そりゃジャッキーは往年のキレは無いけど、その分見せ方が分かっているし、紐付きの刀を飛ばして見せたりする新しいアクションもあり、軍団戦もメリハリを付けて飽きさせない努力をしてる。それに意外にエイドリアン・ブロディがアクションもちゃんとこなしてた。
 だがアクションは二の次。根本的に物語と設定が、少なくとも私には受け入れがたいものを感じさせてしまった。
 物語として何が悪かったのか?結局それは物語の古くささが一番。善と悪をはっきり分け、主人公側が善で、責めてくるローマが悪であるという単純構造で終わってしまったことだろう。大変単純になったのみならず、ひたすらジャッキーが善人としてしか描かれてないので、数世代前の構造の物語としか思えない。
 それと、これは私の考え方が悪いのかも知れないけど、なんとなく本作でイデオロギー色を感じ取ってしまったことがもう一つの問題。丁度現在中国とアメリカの経済的なぶつかり合いがある中、それを善悪構図にするというのは、どうにも居心地の悪さを感じてしまう。なんとなくこの作品として、中国側に立ち、自分たちは善であって悪くないとだけの面しか描いてないように思えてしまうし。
 考えすぎって言われたらその通りだし、勝手な言い方なんだが、そういったイデオロギー色を感じてしまった以上、わたし自身は本作を受け入れられない。

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