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サンフランシスコに住む医療機器セールスマンのクリス・ガードナー(スミス)は、不況の煽りを受けて仕事を馘にされてしまう。妻も去ってしまい、5歳になる息子クリストファーを食べさせるために細々した仕事で日銭を稼ぐ日々を送っていたが、一念発起し、一流証券会社の研修生となり、半年後に正社員に昇格した。だが最初の半年は無給であり、ついに安宿にも泊まれなくなった父子は、ホームレス生活を余儀なくされる…
ウィル・スミスが息子ジェイデン・クリストファーと父子競演を果たしたことで話題となった実話の映画化。
私は親子の絆を描く作品がストライクゾーン。だから本作は多分思いっきりはまるだろうと思って観ていたのだが、思いの外引き込まれずに終わってしまった。物語の構造は良いし、最後はじわっと感動させようとしてるのは分かるんだが、そこに引き込まれないというか…
ストライクゾーンなのにあんまり楽しくない。その理由を考えてみよう。
一つには、この作品は親子の絆を再生させるとかの話ではなく、最初から絆は強く、それで父親がそれを励みに頑張ってるだけと言う部分で終始した事かと思われる。多分私が好きなのは、単純な絆ではなく、その再生にこそあるのだから。
もう一つ。それに証券会社で成功して億万長者になるってのは、要するに人の金遣って、その尻馬に乗る人間のことだから、結局はギャンブラー人生であり、形としてはギャンブラーの父が一山当てるまで家族を踏み台にしてるという構図になってしまうような?『王将』(1948)ほど無茶苦茶でもないし、家族を踏みつけにすることを本当に心苦しく思っている主人公の姿に、中途半端さを観てしまった。
更に奴隷解放宣言なんかを引き合いに出してアメリカ人の自由を謳うのも、何のことはない。結局金が全てか。と思わせてしまった部分もあり。アメリカン・ドリームとは、結局金儲けであると声高らかに宣言されてもなあ。結局金さえ儲ければ家族だろうが何だろうが、全部くっついてくる訳だから。これは明らかな構成のミスだろう。
問題として、ウィル・スミスは演技は上手いけど、貧乏人の役が今ひとつ合わないんだよな。見た目育ちが良さそうだし、いい人過ぎるので、生き馬の目を抜く証券業界で生き残るハングリー精神があまり見えない。
この話に限っては父親のウィルよりも健気なジェイデンの方がはまって見えるな。 |
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