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1981 | 7'19 死去 | |
1971 | 真剣勝負 脚本 | |
1970 | 幕末 監督 | |
1969 | 秘剣破り 脚本 | |
1968 | 祇園祭 企画 | |
1966 | 泥棒番付 脚本 | |
眠狂四郎 無頼剣 脚本 | ||
1965 | 徳川家康 監督・脚本 | |
座頭市地獄旅 脚本 | ||
1963 | この首一万石 監督・原作・脚本 | |
続・王将 脚本 | ||
無法松の一生 脚本 | ||
雪之丞変化 脚本 | ||
1962 | 王将 監督・脚本 | |
源氏九郎颯爽記 秘剣揚羽の蝶 監督・脚色 | ||
1961 | 反逆児 監督・脚本 | |
月形半平太 脚本 | ||
かげろう侍 原作 | ||
1960 | 月の出の決闘 監督・脚本 | |
切られ与三郎 監督・脚本 | ||
旗本愚連隊 脚本 | ||
1959 | ジャン・有馬の襲撃 監督 | |
女と海賊 監督・原案・脚本 | ||
薄桜記 脚本 | ||
1958 | 弁天小僧 監督 | |
銭形平次捕物控 八人の花嫁 脚本 | ||
1957 | いとはん物語 監督 | |
銭形平次捕物控 まだら蛇 脚本 | ||
地獄花 監督 | ||
刃傷未遂 脚本 | ||
1955 | 元禄美少年録 監督 | |
王将一代 監督・脚本 | ||
下郎の首 監督・脚本 | ||
明治一代女 監督・脚本 | ||
大利根の対決 脚本 | ||
血槍富士 企画協力 | ||
風雲日月双紙 構成 | ||
1954 | 番町皿屋敷 お菊と播磨 監督・脚本 | |
春琴物語 監督 | ||
1953 | 獅子の座 監督・脚色 | |
刺青殺人事件 脚本 | ||
續・丹下左膳 脚本 | ||
丹下左膳 脚本 | ||
1952 | 治郎吉格子 監督 | |
すっ飛び駕 脚本 | ||
銭形平次捕物控 地獄の門 脚本 | ||
1951 | 大江戸五人男 監督 | |
おぼろ駕籠 監督 | ||
薩摩飛脚 構成 | ||
1950 | レ・ミゼラブル あゝ無情 第一部 神と悪魔 監督 | |
われ幻の魚を見たり 監督・原作・脚本 | ||
遙かなり母の国 監督 | ||
続蛇姫道中 構成 | ||
1949 | 山を飛ぶ花笠 監督・脚本 | |
蛇姫道中 構成 | ||
白虎 脚本 | ||
紅蓮菩薩 脚本 | ||
1948 | 王将 監督・脚本 | |
1947 | 素浪人罷通る 監督 | |
1946 | 明治の兄弟 脚本 | |
1945 | 東海水滸伝 演出 | |
1943 | 決闘般若坂 監督・脚本 | |
二刀流開眼 監督・脚本 | ||
御存じ右門 護る影 脚本 | ||
1942 | 鞍馬天狗 監督・脚本 | |
1937 | 国訛道中笠 監督・原作・脚本 | |
1936 | 小平太何処へ行く 監督・脚本 | |
1935 | 虞美人草 潤色 | |
新納鶴千代 監督 | ||
雪之丞変化 第一篇 | ||
お六櫛 監督・脚本 | ||
1934 | 丹下左膳 剣戟の巻 監督・脚本 | |
1933 | 丹下左膳 第一篇 監督・脚色 | |
1931 | 御誂次郎吉格子 監督・脚本 | |
1926 | 無明地獄 脚本 | |
1898 | 10'13 誕生 |
幕末 1970 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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土佐藩では武市半平太(仲谷昇)を中心として尊皇攘夷を唱える下級武士達が続々集まっていた。その中には諸藩を巡り根回しをする中岡慎太郎(仲代達矢)や江戸帰りの坂本竜馬(中村錦之助)もいたが、竜馬は封建的な土佐では天下を変えられないと判断し、再び江戸へと向かう。目的は開国論者勝海舟(神山繁)の暗殺だったが、なんとその勝海舟に説得されてしまい、180度転換することになる…激動の幕末を坂本竜馬を中心として描く作品。 1960年代後半は日本映画界にも激動が起きていた。それまでの映画会社の協定で俳優が好きな映画に出られない事を機に、自分でプロダクションを立ち上げて映画製作を買って出る俳優が続出したのだ。有名なのだと三船プロダクション(1962年設立)、勝プロダクション(1967年設立)があるが、中村錦之介も1967年に日本映画復興協会を設立し、その後中村プロダクションとして本作製作に到った。日本の激動の時代を豪華な配役で作り上げたのだが…残念ながら興行的には失敗に終わってしまった。 失敗の理由は幾つか考えられる。一つにはテレビで大河ドラマが作られるようになってきた時代に、これだけ壮大な物語を2時間にまとめたのがちょっときつかったのと、何より主人公竜馬を中村錦之介がやると、どうしても合わないのが問題。大時代的な台詞回しに見栄の切り方。これじゃまるで時代劇のヒーローだよ。竜馬をやるには濃すぎ。 必要以上に殺陣シーン入れるのもちょっと疑問。そうでなくても物語が詰め込みすぎなんだから、観ているだけで疲れ切ってしまう。最後のなかなか死なない竜馬と慎太郎のくどさも問題。 物語は詰め込みすぎの割には結構すっきりしていて、過不足無く竜馬の半生が描かれていたので、完成度そのものは低くない。だから適材適所の配役さえちゃんとしていれば結構見栄えもした作品となっただろう。ひとえに中村錦之介が力入れすぎたのが問題と思われる。 |
徳川家康 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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源氏九郎颯爽記 秘剣揚羽の蝶 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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反逆児 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1961ブルーリボン監督賞 1961キネマ旬報日本映画第6位 |
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切られ与三郎 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ジャン・有馬の襲撃 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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弁天小僧 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1958ブルーリボン主演男優賞(市川雷蔵)、撮影賞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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番町皿屋敷 お菊と播磨 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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われ幻の魚を見たり | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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われ幻の魚を見たり | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1881年。十和田鉱山吏員として派遣されてきた和井内貞行(大河内伝次郎)は、鉱山寮で供される食事が干物と塩漬けの野菜ばかりであることと、十和田湖には人が食べられるような魚が棲息していないことから、ここに魚の養殖が出来ないかと思い立つ。私財をなげうって放流を続けたが、何度やってもコイやカワマスはうまく定着してくれなかった。そんな時、やはり魚が棲まなかった北海道の支笏湖でヒメマスの放流に成功したと聞いた貞行は最後の賭けに出る。そんな貞行を支える妻勝子(小夜福子)は、夫と共に金の工面に走るのだが… 現在ヒメマスの放流地として大変有名になった十和田湖に、初めてヒメマス養殖を始めたという和井内貞行の伝記(国語の教科書にも載った、当時とても有名な人物)を完全映画化。伊藤監督は本作を長年暖めており、大河内傳次郎を擁しての満を持しての投入。名作と言われる作品を作り上げた。 和井内貞行は実在の人物ではあるが、その業績だけでは無味乾燥になるきらいもあってか、甲斐甲斐しい妻とのロマンス的な演出もしっかり描写しているのが映画的。人のために私財をなげうって、意地になってしまう主人公の描写は、ありがちな映画的技法ではあるのだが、それでも大河内伝次郎の鬼気迫る演技力と、その行動力に連鎖されていく周囲の人間達を見ているだけでとんでもない作品だと思わせてくれる。だから本作の最大の見所は狂気であると断言しよう。 ところで現在で言うところのイノベーション。現在は軽く扱われているきらいがあるものの、歴史とはそのようなイノベーションによって形作られるもの。これによって多くの人の命を救うことになり、結果多くの子孫が残されている。 そんなイノベーションの中でも、食糧増産に成功したというのは大いに賞賛されることになる。富国強兵を国是とする日本において、食料革命を起こした人物を盛んに賞賛していくこととなった。ただ、これって生態系の破壊にもつながるため、現在ではもう作られることはなかろうな。 助監督に渡辺実。 |
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王将 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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明治時代、大阪の貧乏長屋に住む草履職人の阪田三吉(阪東妻三郎)は、大の将棋好きで家業を放り出してアマチュア将棋大会にのめり込み、彼の妻小春(水戸光子)や娘玉江(三條美紀)は苦労のしどうしだった。そんな三吉はある日の大会で、東京から来たプロの関根七段(滝沢修)と対局して敗退してしまう。大阪の後援者に励まされ、打倒関根を目指し精進を続ける阪田だが… 実在の棋士阪田三吉を阪東妻三郎主演で作り上げた作品。 阪東妻三郎作品はこれが初体験。だが、正直冒頭シーンを観る限りはこの作品をたいして面白いとは思えなかった。セットはしょぼいし、阪妻のエキセントリックにさえ見える過剰な演技にやや引いてしまった(阪妻は戦前からの大スターなのだが、声が甲高いため、トーキーとなってからはイメージ回復のためにえらく苦労したそうな)。 だけど、そう思うのはあまりに早計。中盤を過ぎた辺りから画面から目が離せなくなった。 確かに阪妻、物語が進むにつれエキセントリックな演技はますます激しくなってる…が、その鬼気迫る演技の凄さに目が釘付けとなる。物干し台で念仏を唱えるあのシーンは目に焼き付いた。ここまで“狂気”とスレスレの演技をできる役者が日本にいたと言う事実!芸とはここまで深いものか。一発で阪妻ファンになってしまったぞ。 ラスト付近の電話シーンでは涙が出そうだったほど。完全に映像に飲まれ、もみくちゃにされた気分…しかし、そのなんと心地よい事よ。対する小春役の水戸光子も、微妙な役どころを見事にこなしていた(この年、本作と木下恵介監督『女』に出演したことにより大ブレイク)。 私にとっての傑作邦画の一本だ。 |
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「銀が泣いている」 |
鞍馬天狗 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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