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1949 | 9'19 ロンドンで誕生 |
タイトル | |||||||||||||||||||||||||||
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耳に残るは君の歌声 2000 | |||||||||||||||||||||||||||
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タンゴ・レッスン | |||||||||||||||||||||||||||
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女性映画監督であるサリーは、新作映画の脚本を書くためパリにやってきた。ある日劇場で観たタンゴ。その踊り、なかんづくダンサーであるタンゴ界の巨匠パブロ・ベロンと知り合い、タンゴのレッスンを受けることになる。タンゴを教える代わりに映画に出演させるという交換条件で始まった交際だったが… 監督自身の体験をそのまま映画化し、登場人物はすべて本人というとんでもないものを作ってしまった作品。これぞナルシズムの頂点。 映画本体は抑えた演技と見事なタンゴ。絶妙なカメラワーク。そして現実世界はモノクロームに満ちているのに、時折サリーのイメージに挟まる映画のヴィジョンはカラーを用いるという面白い構成となっている。実に異例なことだらけで、本当に興味深い作品に仕上がっている。特にサリーのヴィジョンというのが、実に奇抜なので、突然挿入されたカラー画面はどきっとする。 ただ惜しむらくは、ストーリーにメリハリが全然無いと言うところ。演技については何も言わなくても、せめて物語にもう少し山を演出すべきだったのではないかな?そこまで実録にしなくても良いんじゃないかとさえ思える。ダンスシーンがかなり見応えある分、それが本当に惜しいなあ。 数々の実験的手法によって撮られた映画。と言う位置づけで見るべき作品なんだろう。 |