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トニー・リチャードソン
Tony Richardson

評価 年代 レビュー 書籍
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 妻にヴァネッサ・レッドグレイブ
Wikipediaより引用
経歴
5+
4+ トム・ジョーンズの華麗な冒険
マドモアゼル
蜜の味
3+
太陽の果てに青春を
2+
個人的感想
1994 ブルースカイ 監督
1991 11'14 死去
1990 ラブ・アフェアー 監督
ファントム・オブ・オペラ 監督
1989
1988
1987
1986
1985
1984 ホテル・ニューハンプシャー 監督・脚本
1983
1982
1981 ボーダー 監督
1980
1979
1978 僕は殺していない 監督
1977 ジョゼフ・アンドリュースの華麗な冒険 監督
1976
1975
1974 大本命 監督・脚本
1973
1972
1971
1970 太陽の果てに青春を 監督・脚本
1969 ハムレット 監督・脚本
悪魔のような恋人 監督
赤と白とゼロ 監督
1968 遥かなる戦場 監督
1967 ジブラルタルの追想 監督・脚本
1966 マドモアゼル 監督
1965 ラブド・ワン 監督
1964 みどりの瞳 製作
1963 トム・ジョーンズの華麗な冒険 監督・製作
1962 長距離ランナーの孤独 監督・製作
1961 サンクチュアリ 監督
蜜の味 監督・製作・脚本
1960 寄席芸人 監督
土曜の夜と日曜の朝 製作
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928 6'5 シップリーで誕生

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レビュー
ブルースカイ
Blue Sky
1994米アカデミー主演女優賞(ラング)
1994LA批評家協会女優賞(ラング)
1994ゴールデン・グローブ女優賞(ラング)
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ロバート・H・ソロ(製)
ラマ・ローリー・スタグナー
アーレン・サーナー
ジェリー・レイクトリング(脚)
ジェシカ・ラング
トミー・リー・ジョーンズ
パワーズ・ブース
キャリー・スノッドグレス
エイミー・ロケイン
クリス・オドネル
ミッチェル・ライアン
デイル・ダイ
アニー・ロス
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1994
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売り上げ
原作
歴史地域
関連
キーワード
ホテル・ニューハンプシャー
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ニール・ハートレイ
ピーター・クルーネンバーグ
デヴィッド・J・パターソン
グレアム・ジェニングス
ケント・ウォルウィン
ジョージ・ヤネフ(製)
トニー・リチャードソン(脚)
ジョディ・フォスター
ロブ・ロウ
ポール・マクレーン
ボー・ブリッジス
ナスターシャ・キンスキー
リサ・ベインズ
ジェニファー・ダンダス
セス・グリーン
ウォーリー・アスペル
ジョエリー・リチャードソン
ウォーレス・ショーン
マシュー・モディーン
ウィルフォード・ブリムリー
カリー・ティミンス
ドーシー・ライト
アマンダ・プラマー
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1984
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
ホテル・ニューハンプシャー <A> <楽>
ジョン・アーヴィング (検索) <A> <楽>
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キーワード
太陽の果てに青春を
Ned Kelly
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ニール・ハートレイ(製)
トニー・リチャードソン
イアン・ジョーンズ(脚)
ミック・ジャガー
クラリッサ・ケイ
マーク・マクナマス
ジャンヌ・ウェズリー
アレン・ビックフォード
ジョフ・ギルモア
マリアンヌ・フェイスフル
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1970
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
歴史地域
関連
キーワード
マドモアゼル
Mademoiselle
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オスカー・レヴェンスティン(製)
ジャン・ジュネ
マルグリット・デュラス(脚)
ジャンヌ・モロー
エットレ・マンニ
ウンベルト・オルシーニ
ジェラール・ダリュー
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1966
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
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トム・ジョーンズの華麗な冒険
Tom Jones
1963米アカデミー作品賞、監督賞(リチャードソン)、脚色賞、作曲賞、主演男優賞(フィニー)、助演男優賞(グリフィス)、助演女優賞(シレント、エヴァンス、レッドマン)
1963
英アカデミー総合作品賞、国内作品賞、脚本賞、国内男優賞(フィニー)、国内女優賞(エヴァンス)
1963ヴェネツィア国際映画祭男優賞(フィニー)
1963NY批評家協会作品賞、男優賞(フィニー)、監督賞(リチャードソン)
1963ゴールデン・グローブ作品賞、英語外国賞
1964
キネマ旬報第8位
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ジョン・オズボーン(脚)
アルバート・フィニー
スザンナ・ヨーク
ヒュー・グリフィス
ジョーン・グリーンウッド
ダイアン・シレント
イーディス・エヴァンス
レイチェル・ケンプソン
リン・レッドグレーヴ
ジョイス・レッドマン
デヴィッド・ワーナー
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 18世紀イギリス。大地主のオールワージーの寝室に赤ん坊が捨てられていた。オールワージーはその子をトム=ジョーンズと名付け、手元で育てることにした。成長したジョーンズ(フィニー)は真面目なオールワージーの一人息子ブリフォルとは対称的に女にだらしない男に育ってしまった。そんなジョーンズは大地主のウェスターン(グリフィス)の娘ソフィー(ヨーク)と愛し合うようになるのだが、トムを嫌う二人の家庭教師がトムの乱行を捏造して、つげロし、オールワージーはしぶしぶトムに勘当を言い渡した。財産も全く受けないまま、傷心のジョーンズはロンドンへ旅立つのだった。しかし、明らかに女難の相のあるジョーンズを女性が放っておくはずがなく…
 同じ英語を使った映画でも、アメリカの作品とイギリスの作品とでは大分毛色が違い、大体観るとアメリカで作られたか、イギリスで作られたかが分かるものだが(アメリカの製作会社がイギリスの映画を製作するため、結構大作も出てくるが)、面白いことに結構な数のイギリス映画がアメリカで最高峰と目される作品賞のオスカーを得ることがある。本作は一見しただけで明らかにこの時代に作られたイギリスの作品と分かるのだが、見事に1963年のオスカーを得た作品となる(英国アカデミーも受賞し、2冠を得ている)。しかしコメディとカテゴライズされる作品がオスカーを得たのは極めて珍しい。
 私にとって映画を観る楽しみは幾つもあるけど、何と言ってもその中で良質な作品を見つけた時のうれしさが何より良いところ。自分にとって良作と言えるのも、後になってじわっと来るやつや、作品を観てるうちにどんどん面白くなってくるもの、そしてオープニングからぐいぐいと引き込まれるパターンがあるが、本作は明らかに後者。とにかくオープニングから魅せてくれた。
 事実、オープニンの凄さが本作の魅力の大きな部分。わざわざサイレントの映画を一番最初に出してきて、過去の話をテンポ良くまとめているのが、古典的な舞台劇を充分意識しているのが分かり、それだけで楽しい
 舞台というのは見立てによって作られるため、どれほど深刻な題材も、視聴者が不快に思うことなくしっかり受け止めることが出来る。時にそれが嫌になる作品もあるが、本作は巧いバランスを取っていて、本作も突き詰めて考えると人間関係なんかは無茶苦茶ドロドロなのに、意外にからっとして受け止めることが出来る。
 そう言った小技の上に、本作の演出の素晴らしさが成り立っているのだが、本作を通して見られる女性の姿はたいへん魅力的だ
 歴史上目立つのは男ばかりなのだが、その肝心な男の行動原理は一体何かと言うと、多くの場合女性が主導権を握っている。フェミニストが聞いたら怒るだろうけど、女性というのは虐げられているように見えて、実は実際男なんかよりはるかに強い。コメディ・タッチだからこそ、それがしっかり描けたのは凄かった。だってここに出てくる女性ってみんなしたたかだし、虐げられてるように見えながら、実はちゃっかり自分の目的とするものは手に入れてる。結局それで右往左往するのは男ばかり。いかにも映画的な映画で、夢のような物語なのに、ここまで現実に即した作品を作るとは驚き。
 物語そのものはディケンズ風の成功物語になっているが、よくよく考えてみると、主人公のトムがやってる事って、実は殆ど何もなかったりする。彼がしてるのは決断することだけ。後は周りが動いて話が展開していく。まるで人生の縮図
 だからこれを観ていると楽しいと思う一方、その笑いが全部自分に跳ね返ってくるようで、どっちかというと苦笑いに近い感じになる。
 それと、妙に粘っこい感じのするカメラ・ワークが面白い。特にあの食事シーンなんかは、性的なものを一切出さないままで、もの凄くエロチックさを演出していたのが凄い。相手から決して目を背けることなく、ねちっこくねちっこく、ねぶりながら食事をいただく…狙ってやったんだろうけど、見事だった。機微に富んだ演出だこと
 実際これは作り手が楽しんでることがよく分かる作品で、リチャードソン監督自身が「これは僕にとって休日のような映画。そろそろ現実社会にコミットしない映画を作っても良い時期だと思ったんだ。社会的な意味など何もなく、ただカラフルでセクシーな楽しさだけがある」と語っていたとのことだが、元よりリアリズム作家だったリチャードソン監督のこと。しっかり社会的にコミットしてるよ。大笑いしながらどこかシニカルな笑いが忍び込む、こういうイギリス的笑いって私は大好きだ。
製作年 1963
製作会社 ウッドフォール・フィルム
ジャンル コメディ
売り上げ
原作
トム・ジョウンズ <A> <楽>
ヘンリー・フィールディング (検索) <A> <楽>
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WikipediaJ キネ旬 eiga.com WikipediaE みんシネ
蜜の味
A Taste of Honey
1961英アカデミー作品賞、女優賞(ブライアン)、脚本賞、新人賞(トゥシンハム、メルヴィン)、作品賞
1962カンヌ国際映画祭集団演技賞(トゥシンハム、メルヴィン)
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WikipediaE
トニー・リチャードソン(製)
シェラ・デラニー
トニー・リチャードソン(脚)
リタ・トゥシンハム
マーレイ・メルヴィン
ロバート・スティーヴンス
ドラ・ブライアン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ロンドンに母親とアパートに住む女子高生ジョー(トゥシンハム)。酒場の歌手をしている母はいつもだらしなく、時に男をアパートに引っ張り込むのを苦々しく思っていた。これまでも度々あったように母親が男と駈け落ちしてしまい、家賃も払えなくなってしまったジョーに救いの手を差し伸べたのは、黒人船員だったが、仕事のために船に乗って彼女から去ってしまう。そしてその船員の子どもを身ごもってしまったことを知るジョー。

 原作はシーラ・デラニーが19歳で描いた戯曲。
 戯曲、つまり舞台劇は、多くの人に観られることを前提にしていないために映画と異なり、哲学的内容を込めたり、明確に溜飲を下げられるオチを付けなかったりする特徴がある。映画と文法が違うことを思わせられることが多いのだが、それをそのまま映画にすると、かなり違和感を感じる作品になってしまう。しかし一方で、その違和感こそが際だった映画の特徴になったりもするので、その辺が面白いところ。
 本作はその違和感が上手く機能した作品と言えよう。本作は全般的に陰鬱な話で、オチも弱い。作品全体を通して、「これは舞台です」と主張してるかのような作品となる。
 本作は通して好みではないはずなのだが、不思議なことに最初から最後まで全く飽きることなく観ることが出来たし、目が離せなかったのでとても面白く感じた。
 それは多分、主人公が決して暗くならず、ポジティブなままだからなのだろう。どんな悲惨な状況でも生きる事を決して諦めない姿勢は観てる側にも力を与えてくれそうな感じ。著者の若さがこんな所に出ているのかも知れないが、それをちゃんと映画にしたのも評価出来る。丁度そう言う精神状態で本作を観たのが一番の理由だったかな?
製作年 1961
製作会社 ウッドフォール・フィルム
ジャンル 貧困(人生)
売り上げ
原作
シェラ・デラニー (検索) <A> <楽>
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