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2019 | 悪人伝 監督・脚本 | |
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2015 | 朝鮮魔術師 原案 | |
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悪人伝 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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遊技場を仕切るギャングのボス、チャン・ドンス(マ・ドンソク)はある夜何者かに襲撃され、大怪我を負ってしまう。舐められることに我慢が出来ないチャンは部下を使って犯人捜しに乗り出す。だがその犯人は近年韓国を騒がす連続通り魔だった。その犯人を追っていた正義感だけで突っ走る刑事チョン・テソク(キム・ムヨル)は、犯人逮捕のためドンスに協力を持ちかける。お互い天敵の二人は全くそりが合わないままそれでも協力して犯人捜しを行う。 近年世界を席巻し始めた韓国映画界でのトップスターの一人で、全世界に熱烈なファンを持つマ・ドンソク。強面だがコミカルな演技も出来たりしてギャップが面白い俳優だが、その本領はやはり暴力系の作品にある。『犯罪都市』(2017)でのはみ出し刑事役も良かった。そんなマが今度は暴力団の親分。ほんとにまんまぴったりの役だった。 この作品は連続通り魔殺人事件を巡り、正義感溢れるはみ出し刑事と、「舐められたら終わり」の暴力組織の親分とが反目したり協力したりしながら犯人を追い詰めるシンプルなバディ・ムービーとなる。設定だけ見れば多く作られているバディ・ムービーの定式に則っている。演出に関しても70年代の東映実録ものを徹底的にスマートにした感じで、泥臭さとスタイリッシュさを兼ね揃える演出は見事。 個性的な意味では、やはりマ・ドンソクの存在感に負っているところはある。裏社会で舐められないように生きてきたので、犯人を見つけたら、即処分することが彼の常識である。それに対して犯人を生きて捕まえて裁判に掛けねばならない警察側にいるチョン刑事は、ネットワークを利用するために協力はするが、ギリギリのところで先に犯人を捕まえなければならない。そこら辺が緊張感を醸している。 でも、キム・ムヨルでは、ちょっとそれが役不足だったか?思うにマ・ドンソクは個性が強すぎて現韓国俳優では釣り合う人がほとんどいないのではないか?単独主人公にするかさもなくば完全脇役に押し込むくらいでしかできない。その個性を持て余してる印象がある。 あと、無差別通り魔が何でよりにもよってあんな危険な人間に襲いかかるのやら。普通あの姿見たら襲うの止めるぞ。怖いからより、失敗する可能性が高いから(「誰でも良かった」と言ってる無差別通り魔は、基本的には弱い人間しか襲わないという事実がある)。その時点でかなりリアリティが減じている。 概ね面白いが、結果としてこの程度の点数になるかな? |
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