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2009 | DRAGONBALL EVOLUTION 監督 | |
2008 | ||
2007 | ||
2006 | ファイナル・デッドコースター 監督・製作・脚本 | |
2005 | ||
2004 | ||
2003 | ウィラード 製作 | |
2002 | ||
2001 | ザ・ワン 監督・製作・脚本 | |
2000 | ファイナル・デスティネーション 監督・脚本 | |
霊能者アザーズ<TV> 製作総指揮・脚本 | ||
1999 | ||
1998 | ||
1997 | ||
1996 | ||
1995 | 宇宙の法則<TV> 製作 | |
1994 | ||
1993 | ||
1992 | ||
1991 | ||
1990 | ||
1989 | ||
1988 | ![]() |
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1987 | ||
1986 | ||
1985 | ブロークン・ジェネレーション/撲殺!射殺!極限の暴力少年たち 脚本 | |
1984 | ||
1983 | ||
1982 | ||
1981 | ||
1980 | ||
1979 | ||
1978 | ||
1977 | ||
1976 | ||
1975 | ||
1974 | ||
1973 | ||
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1971 | ||
1970 | ||
1969 | ||
1968 | ||
1967 | ||
1966 | ||
1965 | ||
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1963 | ||
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1959 | ||
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1949 | ||
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DRAGONBALL EVOLUTION 2009 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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ファイナル・デッドコースター 2006 | |||||||||||||||||||||||
2006サターンホラー映画賞 | |||||||||||||||||||||||
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ザ・ワン 2001 | |||||||||||||||||||||||
2002MTVムービー・アワード格闘シーン賞(リー) | |||||||||||||||||||||||
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この宇宙全体には125のパラレルワールドが存在する。その均衡を守るために作られた多次元宇宙捜査局=MVAが監視に当たっていた。だが、捜査官の一人ユーロウ(リー)はその特権を利用して、他世界の自分を次々と殺し始めた。一人殺すたびにそのエネルギーを吸収するかのようにユーロウは超人化していく。そしていよいよ125人目。ロサンゼルス郡保安官ゲイブ(リー)を最後の一人として殺しに来た。ゲイブを殺し、全次元にたった一人の存在「The
One」となるために。 監督のジェームズ=ウォンにはデビュー作でもある前作『ファイナル・デスティネーション』の完成度の高さに驚かされ、純粋な娯楽作と言う意味では注目度が最も高かった監督。 それで本作品の出来と言えば、娯楽作品に徹していて相当完成度は高かった。全編に渡って細かいケレン味がよく利いていたし、何より主演にジェット=リーを起用したのは良かった(リーとしても、『マトリックス2』を蹴ってまでこの映画に出た甲斐があったんじゃないかな?)。彼の功夫アクションあってこそ、の出来だった。 ところでこの映画を通して見て、本当に見たい功夫映画とは何か、と言うことに気付かされた。 この映画においては、二人のジェット=リーが一対一で戦うのだが、同じ中国拳法を用いているのにその質が全く違っている。最初こそユーロウとゲイブは同じような戦い方をしているのに、圧倒的なユーロウのパワーの前に、ゲイブは歯が立たない。それで戦い方を変えた時、今までの直線的な動きから円運動を主体とする、つまり相手の力を受け流す形での戦い方に切り替える(劇中ユーロウ自身が「攻撃は相手の最短距離、つまり直線で行う」とあらかじめ言っておく所が良い伏線になっている)。結果ゲイブはユーロウの直線的な攻撃をことごとく凌ぎきって勝利を得る。これを見たときに思った。そうだよ。功夫アクションはこうでなくちゃ。 功夫アクションは単純に動きが派手であれば良いというわけではない。はっきりと系統づけられた動きを用い、系統の違う二種類の戦い方で1対1の戦いを演出するところにこそ、楽しさあったんだ。最近のジャッキー・チェンの映画がどうも今ひとつに思えるのは、純粋な功夫アクションから離れただけでなく、本来的にある功夫の面白さ、素晴らしさを無視するようになったからかも知れない。 CGがメインの話のように見えて、実はかなり純粋な功夫作品をハリウッドで作ったと言う事実を賞賛したい。 しかし、ジェット=リーの顔を変化させて出すのは良いけど、ドレッド・ヘアとか金髪とか、全く似合わないぞ(笑) |
ファイナル・デスティネーション 2000 | |||||||||||||||||||||||
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クラスメートや教師たちとフランスへの修学旅行。楽しいはずのその旅行に、どうも胸騒ぎがしてならないアレックス(サワ)。離陸寸前の飛行機の中で飛行機が大爆発する幻視を見たアレックスは思わずパニックを起こし、結局、アレックスとその混乱に巻き込まれた6人が空港に下ろされてしまう。しかもなんと離陸した飛行機はアレックスの幻視の通り実際に爆発してしまった。運良く生き残った7人だったが、やがて彼らは次々に怪死を遂げていく。これは「死の法則」に乗っ取っていることに気付いたアレックスは、何とかしてその法則から逃れる術を模索するのだが… 実はこれを映画館での予告で観た時、全く期待してなかった。予告編だけでストーリーの大部分が分かってしまい、わざわざ劇場で観る作品では無かろうと思った。それでたまたま先日テレビでやっていたのでそれをビデオに撮って観ることにした。 裏切られた。かなり質が良い作品だった。 映像的に見てもこれは見事な作り。オープニングのビデオドラッグ風の映像は、実は事件そのものの大きな伏線になっている(気にかかる所があったので、ビデオを巻き戻してみたら、何と!)。更に主人公サワの神経質さがちょっと苛々させるところもなかなかのミソ。それに、助かった友人達がアレックスを避ける辺り、演出も細かい(人の心理を考えたら、こっちの方が自然だ) 前半部で次々と死に至る過程は「よくホラー映画を理解していらっしゃる」という程の出色の出来。ホラー映画で怖さを強調するのはなんと言っても予兆と不安を隠せない被害者の表情!それを静かな演出で見せる事こそ、恐怖をあおるものはない。それが見事にはまっている。被害者の殺害のシーンも効果音を極力廃し、ただ被害者が立てる静かな物音だけで演出していく。それが「来るぞ来るぞ来るぞ」という期待と、不安をいやが上に演出してくれている。予兆があって、実際に死に至るまでの時間も、長すぎず短すぎずで見事なタイミングだった。(この時間というのが結構重要で、私のような恐がりの人間はついここで来るぞ、と思うと顔を背けようとするのだが、丁度その緊張感と不安で、又画面に顔を向ける、丁度その時にドンっと来る。そこまで考えられた演出だと思う) 更にいくつもの小技が冴える。先ずこの作品、通常のホラーと違い、殺人者が出てこない。ここで彼らが相手にしているのは“何者”ではなく、冷酷な“死の法則”なのだから(ちょっと陰が出たりもするけど)。これは運命であり、逃れることの出来ない死神が徐々に近づいてくると言う雰囲気がユニークで面白かった。 そして殺人者が不在の替わり、モルグでのあの強烈な死体解剖人の存在が光る。傑作ホラー『キャンディマン』(1992)での殺人鬼役トニー=トッドをこんな所で出してくれたのも心憎い演出。そこで交わされるストーリーそのものに関わる会話の雰囲気は見事。やっぱあれが画面を引き締めてたんだな。(あそこで「又会おう」と言った台詞が後半活きると思ったんだけど、それが無かったのは残念) ただ、前半がこれだけ良かったのに、中盤以降完全に失速してしまったのは残念。全然怖くなくなってしまい、単なるパニック映画になってしまった。アレックスがますます神経質になっていく描写(錆びた針を見て「破傷風にする気だな」なんて面白い台詞を吐いてる)は良いんだけど、立ち直りが早すぎるし、最後はアクションで終わりってのもねえ。大体、殺人事件の容疑者で、絶対アリバイ不可能の立場のアレックスがあんなに簡単に国外に出られるか! そう言う意味でとても残念な映画。だけど、これによって私の頭にはジェイムズ=ウォンの名前が期待度の高い監督としてインプットされた。 |