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雨宮哲

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2023 グリッドマン ユニバース 監督
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★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 響裕太(広瀬裕也)がグリッドマンと同化してこの世界に平和を取り戻してから半年。裕太と宝多六花(宮本侑芽)、内海将(斉藤壮馬)は高校2年生に進級していた。グリッドマンと共に戦った記憶を失ってない六花と将裕太は学園祭でグリッドマンを主役にした劇を計画していた。一方、その当時の記憶を完全に失っている裕太はそれよりも学園祭で六花に告白しようと思っていた。それぞれ学園生活を謳歌していた三人だが、突然再び怪獣の出現を目撃する。そして怪獣と共にグリッドマンも再び六花の家の古いパソコンに孵ってきたことを確認し、裕太は初めて自らの意思でグリッドマンと同化する。ただし戦いのことを全く覚えていない裕太のグリッドマンは危機に陥るが、それを助けたのは巨大な恐龍型のロボットだった。

 2018年に突如アニメーション化された特撮番組があった。どこかで聞いたが、アニメーションスタジオのトリガーと円谷プロがタッグを組んでアニメを作ろうという企画だったそうだ。円谷と言ったら「ウルトラマン」だろうという気もするが、そちらは許可できなかったそうで、それ以外の企画からと言われ、トリガー側は「電光超人グリッドマン」のアニメ化を希望したのだとか。
 それで出来た作品「SSSS.GRIDMAN」はオリジナルのグリッドマンとはまた異なる、ちょっとだけ変な作品だったが、特撮愛に溢れた面白い作品に仕上がっていた。この世界観の面白さは、一人の少女の妄想によって作られた世界の中で、少女によって作られた人間が戦うという設定で、妄想の中での戦いが興味深かった。
 そしてその後、2021年に今度は違う世界を舞台にした「SSSS.DYNAZENON」が投入された。ダイナゼノンとは「電光超人グリッドマン」に出てくるサポートメカで、グリッドマンと共に戦い、時に合体するというキャラなので、タイトル見ただけで分かる人はこれが続編だと分かる。こっちの方は異世界からやってきた機械を操る人間が現実世界の少年少女達の助けを借りて敵と戦うという割とストレートなヒーローものになっていた。姿は違うが、「SSSS.GRIDMAN」から二人ほど客演していたこともあって、そちらも楽しかった。

 ところでこの二作を較べ、どちらかをベースに映画を作るかと問われたら、私だったら「SSSS.DYNAZENON」の方を選ぶと思う。理由としては、「SSSS.GRIDMAN」の方は少女の妄想によって作られた閉じられた世界であり、そこから解放されたために世界観を構築し直さなければならないから面倒くさい。むしろ現実世界をベースにした「SSSS.DYNAZENON」の方で、本編で死んでしまったガウマの復活を軸に作品を構成したい。というか、そっちの方が話はすっきりしたように思える。

 しかし本作ではベースは「SSSS.GRIDMAN」の方で作られた。こうなると興味は、少女によって作られた世界の歪みがどうなるのか?という点になるのだが、これが完全に裏切られた。結構どこにでもある普通の高校生活が展開されていたし、「SSSS.DYNAZENON」のキャラは基本的に出るだけで、ガウマの復活もあっさり流される。二つの番組に出たグリッドナイトと怪獣少女の見た目の変化も、別段理由があるわけでなく、任意に姿を変えただけ。色んな意味で設定がいい加減だし、この時点でこの作品に対する興味が薄れてしまった。

 ストーリーに関してはストレートすぎるし、トリガー製アニメのいつもの展開でこれまた興味持てない作り。

 後はどれだけ燃える展開になるかだけ。

 その部分は十分に納得できたし楽しめた。グリッドマンとダイナゼノン双方が劇場版の迫力で観られただけでも良かった。燃える展開の釣瓶打ち。それで良いんだろう。

 でもやっぱりストーリーに関して不満が多いので、是非もう一本「SSSS.DYNAZENON」ベースでもう一本作ってほしいもんだ。
製作年 2023
製作会社
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SSSS.GRIDMAN
<A> <楽> 2018
SSSS.DYNAZENON
<A> <楽> 2021
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