えいがのおそ松さん |
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松原秀(脚)
櫻井孝宏
中村悠一
神谷浩史
福山潤
小野大輔
入野自由
遠藤綾
鈴村健一
國立幸
上田燿司
飛田展男
斎藤桃子
井上和彦
くじら |
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★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
3 |
3 |
3 |
2 |
3 |
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相変わらずニート生活を満喫する松野家の六つ子だが、ある日出席した同窓会で充実した生活を送っているクラスメイトに責められて全員激しく落ち込んでしまう。翌日目が覚めた六つ子は、何か世界が違ってしまったことに気づいてしまう。町を彷徨していく内、なんと高校時代の自分たちと出会ってしまうのだった。
アニメが飽和していた2015年に突然発表された「おそ松さん」。赤塚不二夫原作で数回アニメにもなっている「おそ松くん」の10年後位を描くアニメだということ。とりあえず1話だけ観てみて、面白くなかったら切ろうと思って観たところ、あまりのぶっ飛び方に唖然としてすぐに視聴継続を決めた。結局現時点では二期を放映したが、全般を通して現代的な意味での不条理アニメとなっていて楽しかった。
人によって「おそ松さん」テレビ版の楽しみ方というのは変わるだろうけど、私にとっては不条理な短編に一番の魅力があったと思う。数分という時間の中でキャラの個性と不思議な空間をぶち込むことで、キャラの魅力を引き出すようなものである。テレビ版にもいくつかあったけど、長いストーリー性を持つ物語は今ひとつといった感じ。
これは長くなる分、条理が求められるようになるため、キャラが落ち着いてしまうからなのだろう。キャラクターが安定しないからこそのギリギリの魅力が一番の面白みだ。
その意味において、この劇場版は私の求めるものではなかった。小ネタは多数出てくるものの、劇場版の長さで物語が一貫しているので、それぞれのキャラが固定化されて落ち着いていて、本来の本作の持ち味であった不条理性がかなり失われてしまう。
物語がしっかりしていればしているほど魅力が無くなるというという宿命を持った作品なので、これは仕方ないかも知れないけど、実に普通の作品というのが感想である。
一応本作は原作版の「おそ松くん」と新しいシリーズの「おそ松さん」をつなぐための物語とされているものの、高校時代の松野家の面々が原作版とも性格が異なるためにはまれなかったところかも。 |
製作年 |
2019 |
製作会社 |
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ジャンル |
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売り上げ |
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原作 |
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歴史地域 |
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allcinema |
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