MOVIETOP

片山慎三

評価 年代 レビュー 書籍
片山 慎三
Wikipediaより
<A> <楽>
allcinema
検索
IMDb
WikipediaJ
WikipediaE
Wikipediaより引用
経歴
5+
4+
3+
2+
個人的感想
2022
2021 さがす 監督・脚本
さまよう刃
<A> <楽> 監督
2020 そこにいた男 監督
2019
全裸監督(1st)
<A> <楽> 助監督
2018 岬の兄妹 監督・製作・脚本
2017
2016
6HP/シックスハートプリンセス(1st,2nd)
<A> <楽> 脚本
2015 はなちゃんのみそ汁 助監督
田沼旅館の奇跡 助監督
アカギ
<A> <楽> 監督
2014
2013 ヨコハマ物語 助監督
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928
1927
1926
1925
1924
1923
1922
1921
1920
1919
1918
1917
1916
1915
1914
1913
1912
1911
1910
1909
1908
1907
1906
1905
1904
1903
1902
1901

ページトップへ

レビュー
さがす
<A> <楽>
allcinema
検索
IMDb
WikipediaJ
WikipediaE
佐野真之
玉井雄大
ナム・ギホ
豊島雅郎
仲田桂祐
土川勉
井手陽子
山野晃
原田耕治
和田大輔(製)
片山慎三(脚)
佐藤二朗
伊東蒼
清水尋也
森田望智
石井正太朗
松岡依都美
成嶋瞳子
品川徹
松浦祐也
北山雅康
希志真ロイ
康すおん
勝矢
鈴木かつき
内田春菊
紅壱子
泉拓磨
西本竜樹
杉本安生
和田光沙
橋本つむぎ
内藤正記
黒川大輔
中丸シオン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 最愛の妻を失ってから全てに無気力になってしまった原田智(佐藤二朗)は、妻が残した卓球センターも潰してしまい、日雇いの仕事に出るか家で何もしないかの日々を送っていた。そんな父を何とかしようと奮闘する娘の楓(伊東蒼)だったが、ある日智は楓に一攫千金のチャンスが来たと告げる。実は300万の懸賞金の掛かった山内照巳という連続殺人犯の居場所を知っているというのだ。そんなのは妄想だと一笑に付す楓だったが、その翌日智は失踪してしまう。調べ回っていると日雇い労働の現場に出勤していることが判明し、現場に向かうのだが、そこにいたのは父とは全く似てない若い男(清水尋也)だった。

 テレビや映画では重宝されるバイプレイヤー佐藤二朗が初めての主演作と言うことで話題になっていて結構気になっていたが、なんか非常に重そうな雰囲気があって、ちょっと劇場では良いかと思った次第。それでもこう言う作品がちゃんと配信されることはありがたい。
 映画観る先にあらすじが目に入ってしまったのだが、オープニングの展開から予想されるのは、連続殺人犯を追い詰めようとした父親が返り討ちに遭って殺され、その犯人が父の名前を騙って娘に凶行に及ぶといったサスペンスとなるのだろうと思っていた。ありがちなパターンでほぼ最初から最後までわかりきった物語と展開が待ってる者と思い込んでいた。
 ところがそんな一筋縄の物語ではなかった。予想を超えて話がどんどんずれていく。変なキャラが次々に登場し、話がカオス化していく。話が広がっていってどうなんのよと思ってたら、見事に風呂敷がたたまれていく。最終的には素直に巧く作ったものだと感心出来る出来だった。
 本作の最大の強みは、誰一人同情すべき人物がいなかったという所だろう。殺人犯とその助手が中心に、ばれないように人を殺しては金を受け取ることを淡々とこなしていく中で、二人が互いを疑心暗鬼で見るようになるというパターンだし、純粋な被害者であるはずの娘も性格の悪さで同情に向かない。
 結果として、全体的に本当に殺伐とした人間関係のみが描かれるようになる
 しかし本作の面白いところは、そんなドロドロでグダグダな人間関係を描いていながら、視聴後にかなりすっきりした気分になることだろう。こんな物語でありながら、落ち着くべき所に落ち着いて、「これで良いんだ」と思わせてくれる。
 こう言う作品って結構珍しいが、それは場の空気をちゃんと読む監督の実力なのだろう。グダグダに見えつつきちんと画面をコントロール出来ているからこその満足感を与えてくれる。
 善と悪の混じり合った世界の中での葛藤に、一応社会派的な意味合いもあるし。
 意外な好作と言って良いんじゃないかな?
製作年 2021
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
キーワード

ページトップへ

書籍
著作 評伝