ゴールデンカムイ |
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アクション監督
下村勇二
製作
田代秀樹
井原多美
瓶子吉久
市川南
堂山昌司
荒木宏幸
弓矢政法
舛田淳
長嶋潤二
松橋真三
エグゼクティブプロデューサー
西憲彦
大好誠
プロデューサー
松橋真三
大瀧亮
植田春菜
森亮介
里吉優也
ラインプロデューサー
原田文宏
原作
野田サトル
『ゴールデンカムイ』(集英社ヤングジャンプコミックス刊)
脚本
黒岩勉
山ア賢人
杉元佐一
山田杏奈
アシ(リ)パ
眞栄田郷敦
尾形百之助
工藤阿須加
月島基
柳俊太郎
二階堂浩平/洋平
泉澤祐希
寅次
矢本悠馬
白石由竹
大谷亮平
谷垣源次郎
勝矢
牛山辰馬
高畑充希
梅子
木場勝己
永倉新八
大方斐紗子
フチ
秋辺デボ
大叔父
永尾柚乃
オソマ
マキタスポーツ
後藤竹千代
島津健太郎
笠原勘次郎
山内圭哉
玉井芳蔵
堀部圭亮
和田光示
井浦新
アチャ
玉木宏
鶴見篤四郎
舘ひろし
土方歳三 |
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★★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
4 |
5 |
4 |
3 |
4 |
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日露戦争で幾多の死地をくぐりぬけ、“不死身の杉元”と呼ばれた元軍人の杉元佐一(山崎賢人)は、幼なじみの病気を治すために北海道で砂金採りに来ていた。偶然から、どこかに隠されているというアイヌ民族の莫大な金塊の存在を知る。杉元の前に現れたのは、殺された父の仇をとるために金塊の行方を追うアイヌの少女アシリパ(山田杏奈)だった。北の大地で生き抜く知識と狩猟技術に優れたアシリパと無類の戦闘力を誇る杉元は、お互いの利益が一致するために手を組むことにする。だが金塊を狙って、北海道征服を目論む帝国陸軍“第七師団”の鶴見篤四郎中尉(玉木宏)や、戊辰戦争で戦死したはずの元新撰組“鬼の副長”こと土方歳三(舘ひろし)も動き出していた。
野田サトルによる大ヒット漫画の実写映画化作品。漫画の方は連載開始から何かとネットに上がっているので途中まで読んだ。実に面白い作品だったが、買うかどうか迷っている内にアニメが始まって、そちらを観てたら買わなくなってしまった。しかしそれはつまりアニメの出来がとても良かったからで、原作読まなくてもアニメさえ観ていればいいや。というのが正直な気持ちだった。
それが実写映画化。
さて、アニメの出来が良いので、これだったらアニメで映画化した方が良いのでは?と思ったし、予告編では、普通の作品程度に終わるかと思っていたので、映画はスルーすべきかな?などと思っていたのだが、公開してから妙に評判が良く、では観ておくべきだろうか?という思いで映画観に行ってきた。
しかし、今の日本の実写映画って、かなり質が高い。漫画の表現がほぼ実写で出来てしまうのだから。見事に漫画をそのまま実写化してくれた。特に原作はコメディ部分と真面目な部分のコントラストのバランスが巧く、それを映像化するのが難しいと思っていたのだが、いとも安とクリアしているのが驚き。原作が面白い分、それをちゃんと映画化出来たら、それだけで充分面白くなる。
しかもキャラが本当にそのまんまというのが素晴らしい。違和感のあるキャラがほとんどなかった。主人公杉本役の山崎賢人は、こう言う役を好んで演じているが、どの役を演じても本人に見えてしまうと言うのが凄いが、他にも土方歳三役の舘ひろしは、顔は似てないけど存在感でちゃんとカバーしていたし、驚きなのは、イメージに合わないと思ってた鶴見役の玉木宏が異様にはまっていたこと。なまじ顔が良い分、気持ち悪さに拍車が掛かっていた。あとは本人としか思えない牛山役の勝矢は驚くほど。ここまではまるとは。
ところで原作には結構社会派としての側面もあって、特にアイヌと和人との差別意識がどうしても出てくるものだが、そこは注意深く避けられ、アクション作品としてのみ作られているが、それは多分巧く作られているのだろう。そこまで踏み込むと映画ではどうしても主題がずれるから。あくまでアクション作品としては本作は充分評価が高い。 |
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