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松本佳奈

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鑑賞本数 1 合計点 4 平均点 4.00
書籍
2010 マザーウォーター 監督
2009
2008 2クール<TV> 演出
2007
2006
2005
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マザーウォーター 2010

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白木朋子
たかのいちこ(脚)
小林聡美
小泉今日子
加瀬亮
市川実日子
永山絢斗
光石研
もたいまさこ
田熊直太郎
伽奈
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 京都の下町にある三軒の店と、三人の女性。ウィスキーしか置いていないバーのセツコ(小林聡美)。小さな喫茶店のタカコ(小泉今日子)。豆腐屋のハツミ(市川実日子)。そしてそんな彼女たちの店にやってくる者たちとの交流を描く。
 一軒のバー、一軒のバー、一軒の豆腐屋。そんな土地にずっと住んでいる人、流れ着いた人。ゆったりした時間の中、これと言った事件もなく、淡々と物語は進行していく。
 なんか数年前からこう言った作品は結構作られるようになってきた。代表的なのが荻上直子だろうが、今年は他にも『プール』(2009)なんてのも公開されたりして、妙に流行ってきているのかも?基本的にこの手の作品は総じて物語の起伏が少なく、雰囲気だけで見せてるところがあったりするが、これらの作品に共通するのは女性監督が作って小林聡美ともたいまさこが出演してると言う事。共通点というよりは狙って作ってるのか?

 ちょっと話は変わるが、近年テレビアニメの方も様変わりしてきた。なんかいつものメンバーが集まって、何気ない日常をわいわいと過ごすと言う感じの作品が受けてきたりして、日本全体がそんなまったりした雰囲気にはまってるのかな?とも思うが
(ちょっと前に『悪人』(2010)で書いたが、多分これはそんなに長い傾向ではないと思うけど)
 そんな意味で丁度本作なんかはそれを実写でやってしまった感があって見慣れた雰囲気があり、観ていて心地良い気分に溢れてくる。

 本作で面白いのが、主人公の女性三人が全員飲食店をやってると言う事もあって、シーンのほとんど全部に何かしら食べ物か飲み物が絡んでくること。しかもその大半は何人かが集まっての会食になってる。あまり喋ることが無くても、口は動いているので間が保つし、何より劇中で食べるって行為は私は大好きなので、なんか嬉しくなってくるものだ。
 その中で意味のあるのやらないのやら分からない会話が続き、そんな会話にも触発される人もいたりして、川の流れを思わせるゆったりした雰囲気が強味。みんなで赤ちゃんをあやしてるようなシーンも多く、だから「マザーウォーター」なんだな。

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