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荻上直子

荻上 直子
Wikipediaより
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鑑賞本数 4 合計点 14.5 平均点 3.83
書籍
著作
彼らが本気で編むときは荻上 直子、百瀬 しのぶ
モリオ

_(書籍)
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011 レンタネコ 監督・脚本
2010 トイレット 監督・脚本
2009
2008 2クール 演出・脚本
2007 めがね 監督・脚本
2006
2005 かもめ食堂 監督・脚本
やっぱり猫が好き2005 脚本
2004 恋は五・七・五! 監督・脚本
2003 バーバー吉野 監督・脚本
2002
2001
2000 星ノくん・夢ノくん 監督
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972 千葉で誕生

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レンタネコ 2011
<A> <楽>
大島満
室川治久
喜多埜裕明
久保田暁
小室秀一
木幡久美(製)
荻上直子(脚)
市川実日子
草村礼子
光石研
山田真歩
田中圭
小林克也
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トイレット 2010

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荻上直子(脚)
アレックス・ハウス
タチアナ・マズラニー
デヴィッド・レンドル
サチ・パーカー
もたいまさこ
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
モリオ <A> <楽>
荻上直子 (検索) <A> <楽>
 日本人だった母を失ったアメリカの一家族。引きこもりとなってしまったピアニストのモーリー(レンドル)、唯一の勤め人ながらプラモデルオタクで厭世的な次男レイ(ハウス)、大学生の妹リサ(マズラニー)が残った一家に、母の母というばーちゃん(もたいまさこ)がやってきた。ほとんど何も喋らず、終始不機嫌そうなばーちゃんに気を遣いながら新しい生活が始まったが…
 新世紀(と言ってももう10年が経過してるが)となって、めきめきと頭角を現してきた監督が何人カイルが、荻上監督はその筆頭の一人だろう。この人の作る作品はどれも派手さはなく、地球の片隅にある、どこか擬似的な家族を淡々と描くものばかりなのだが、なんだか不思議と魅力あるシチュエーションとキャラクタ。そして根底に流れる巧みなユーモアセンスで着実にファンを増やしている監督だ。
 そんな荻上監督の最新作である本作は、これまで以上に笑いの質が上がった好作だった。本作は紛れもなくコメディであり、上映中も終始クスクス笑いが周囲から起こっていた。
 ただし、
設定を見る限り、本作はコメディには思えない
 主人公のレイの視点からすれば、母を失い、一人暮らしを満喫していたアパートからも追い出され、精神的な病を持つ兄と同居せざるを得ず、さらにそこに転がり込んでくる無愛想でほとんど一言も話さない祖母。実際設定だけだと、後期ATG的なバリバリに暗い物語にも出来たはず。いや、笑いを取らずに真面目に家族のあり方を真っ正面から捉えた作品に仕上げるのが普通だろう。
 しかしながら、こんな素材を監督はしっかりと笑いで包み、コメディ作品として仕上げてくれた。
 実は予告を観た時には、多分本作はコメディだろうとは思っていたが、物語は強烈なばーちゃんが欠陥人間だらけの家族を言葉でしばきながら更生させていくものだろう。とか思っていたものだ。しかし実際に観てみたら、方向性がまるで違ってた。大体欠陥だらけの孫達はそのまま、ばーちゃんの方がほとんど人嫌い。そんなばーちゃんに振り回されっぱなしの孫達の姿しかなかった。
 しかし、それを絶妙の間の取り方によって笑いに変えてしまう監督の実力はたいしたもの。会話の間の沈黙で笑わせる技術については一流品で、それが英語でもちゃんと日本人向けに笑いが作れると言うのも興味深い。
 これからもワールドワイドに、
そして日本人向けにコメディを作り続けていって欲しい監督である。

 物語は特別に大きな事件が起きる訳ではなく、ほとんど会話もなくても、いつの間にか家族の知らなかった側面に気付いていくことによって本物の家族になっていくと言うもの。実はこの手の設定の作品は
見事なほどに私のツボだったりする。そのため、見事にやられた。まあ、最初からそのつもりで観に行ったんだけどさ。

 でも、一つだけ言わせてもらうけど、レイ君、自分のことを「オタク」と言ってるけど、君のやってることは単なるコレクター。あれで「オタク」とは片腹痛いわ。
めがね 2007
2007HIHOはくさい映画最低助演女優賞(もたいまさこ)

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荻上直子(脚)
小林聡美
市川実日子
加瀬亮
光石研
もたいまさこ
橘ユキコ
中武吉
荒井春代
吉永賢
里見真利奈
薬師丸ひろ子
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
かもめ食堂 2005
2006日本アカデミー助演女優賞(もたいまさこ)
2006キネマ旬報
2006日本映画プロフェッショナル大賞第4位

2006毎日映画コンクール特別女性監督賞
2006
ヨコハマ映画祭第5位

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荻上直子(脚)
小林聡美
片桐はいり
もたいまさこ
ヤルッコ・ニエミ
タリア・マルクス
マルック・ペルトラ
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
かもめ食堂(書籍)群ようこ
バーバー吉野 2003
<A> <楽>
荻上直子(脚)
もたいまさこ
米田良
大川翔太
村松諒
宮尾真之介
石田法嗣
岡本奈月
森下能幸
たくませいこ
三浦誠己
浅野和之
桜井センリ
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 鬼を封じた祠を守るという伝統を持った、どこかの小さな田舎町。ここにも小さな共同体ならではのならわしがいくつか存在していた。その一つとして、少年達の髪型は町に一軒しかない床屋“バーバー吉野”のおばちゃん(もたいまさこ)によって、前髪をきれいに切り揃えたおかっぱ頭に統一されていると言うことがあった。子供達はそれまで特別疑問に思わなかったのだが、茶髪でおしゃれな髪型をした少年坂上(石田法嗣)が東京から転校してきたことから、少年達は“何か”を疑問に感じるようになっていく。
 子供の目から見た“伝統”のおかしさと自立を描いた作品で、いわば和製の『スタンド・バイ・ミー』(1986)と言った感じなのだが、なんかまったりのんびりと言った感じで、ただぼーっと観てるだけで終わってしまった感じか?
 ただ、本作の問題は、全く子供達に感情移入が出来なかった点だろう。一応私も田舎の出には違いないが、なんぼなんでもあんな子供時代を送った記憶はないし、こんなガキばかりじゃ、なんだかなあ。70年代の漫画のステロタイプなのばかりが出てこられても、こっちが困る。恥ずかしくもないし、笑えもしない。演出も古くさいだけ。
 大体、このテーマって、30年前ならいざ知らず、現代でやる意味はどこにあるの?

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