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逸脱の映像―拡張・変容・実験精神(書籍) 評論 松本俊夫著作集成I──一九五三─一九六五(書籍) _(書籍) |
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| 1988 | ドグラ・マグラ 監督・脚本 | |
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| 1973 | 十六歳の戦争 監督・脚本 | |
| 1972 | ||
| 1971 | 修羅 監督・脚本 | |
| 1970 | ||
| 1969 | 薔薇の葬列 監督・脚本 | |
| 1968 | ||
| 1967 | 母たち 監督 | |
| 1966 | ||
| 1965 | ||
| 1964 | ||
| 1963 | 石の詩 監督 | |
| 1962 | ||
| 1961 | 西陣 監督 | |
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| ドグラ・マグラ 1988 | |||||||||||||||||||||||
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| 青年が起きた時、自分が何者で、どこにいるのか分からなかった。鉄格子を開け、入ってきた医者らしい人物は青年のことを呉一郎と呼び、自分は精神科医の若林と名乗る。若林の言葉によると、一郎は殺人を犯し、記憶障害を起こしてここに入れられたのだという。そして彼を治療していたのは正木敬之という博士だったが、治療の途中で死亡したと告げられる。一郎は若林に促されるまま正木博士の残した論文に目を通すが、気がついたとき、死んだはずの正木博士が目の前に現れていた。そこから始める悪夢のような世界… 夢野久作による怪奇探偵小説「ドグラ・マグラ」を映像化した野心作。原作「ドグラ・マグラ」はわたしにとって、ここ10年間で最大の衝撃を与えてくれた本の一冊。忘れもしない。会社を辞職して後、精神的に参っていた時期。精神から身体に変調が来て伏せっていた時だった。退屈で本でも読もうと積ん読本の中にあったこれを取りだして読み始めた。ところが一旦読み始めたら、もう止めることが出来ない。途中目眩に何度も襲われ、食欲を無くし、読み終わったときにはすっかり衰弱し、その後悪夢に悩まされた。その後、ますます体調が悪くなったというおまけ付き(実話)。体調最悪の時にこんな本を選んだ自分の迂闊さを呪いつつ、滅多に味わうことの出来ない読書のバッド・トリップを堪能できたことに変な喜びを感じたものだ。 そしてこの作品が既に映画化されていたことを知ったのは少ししてから。更に実際にレンタルビデオでこの作品に出会ったのはそれから数年の時が経ってのことだった。 偶然これを見つけたときの嬉しさ。即そのレンタルビデオ店の会員となり、この作品を借りてきた。 一見して分かる。松本俊夫監督は間違いなくよく原作を読み込んでいる。見事にあの難しい原作をこれだけの時間で撮りきったものだ。正直感嘆した。 確かに原作を始めて読んだ時の、あの悪夢を再現することはなかったが、それでも充分楽しむことが出来た。小説と映画と言うメディアの違いを考えるならば、これだけのものが作ることが出来ただけでも充分。 特にどう考えても不自然すぎる精神病院の描写は見事で、あの庭にあった意味不明のオブジェと松田洋治の姿を見られただけでも満足できる。それに母の膝枕で幸せそうにまどろんだ次の瞬間…あれは本当にどきっとした。 全く関係ない話だが、テレビなどで「お兄様」と言う言葉を聞く度に原作のみならずこの映画まで思い出すようになってしまったのが何とも… |
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