| 劇映画 孤独のグルメ |
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祖父江里奈
浅野太
吉見健士
小松幸敏
佃敏史
古郡真也
渡辺大介(製)
田口佳宏
松重豊(脚)
松重豊
内田有紀
磯村勇斗
村田雄浩
ユ・ジェミョン
遠藤憲一
塩見三省
杏
オダギリジョー |
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| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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3 |
4 |
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輸入雑貨の貿易商・井之頭五郎(松重豊)は、かつてパリで別れた恋人小雪の娘・千秋(杏)から、祖父一郎(塩見三省)の故郷の五島列島を描いた絵を届けて欲しいという依頼を受けてパリへとやってきた。一郎は絵には大満足したが、そこで五郎に子どもの頃に飲んだスープをもう一度飲みたいので、そのレシピと食材を探してほしいと依頼する。興味を持った五郎はその依頼を受けることにし、長崎に向かう。そこからトラブルに見舞われ、行く先々でさまざまな人物や事件に遭遇していく。
テレビドラマとしてはスマッシュヒット作となった「孤独のグルメ」シリーズ。テレビ東京では本当に珍しい大ヒットとなり、10年以上も続くシリーズとなっただけでなく、台湾や韓国でもヒット。それまで脇役専門だった松重豊をブレイクさせたことでも知られる。
ヒットの理由は様々だが、ひとりで摂る食事そのものをドラマに仕上げた斬新さと、ひとり飯の面白さというのを存分に演出できたことによるのだろう。
あまりのロングヒットで松重は辞めようにも辞められなくなってしまったとも言われているが、それで映画にまでなってしまうのだから面白い。しかも松重豊本人が監督を務めるというおまけ付きで。実質監督デビュー作となった。
ところでこの「孤独のグルメ」は原作があって、実は私はそのファンでもあった。原作者久住昌之の作品は「かっこいいスキヤキ」からずっと読んでたし、谷口ジロー作品も好きな作品が多い。その二人が組んだのだから面白くないはずはなく、今も私の本棚の中に鎮座している。
テレビシリーズは原作とは少し違ったアプローチだが、誰にも邪魔されない食事そのものをドラマ化するという基本は抑えつつ、松重のモノローグの巧さできちんとエンターテインメントになってるという不思議な作品になっていて、ユニークなものに仕上がっていた。
それを映画にするというのはちょっと驚きだったし、監督も主演の松重豊が行うというのも驚き。
一体どんなものが出来るのやら。
問題として、テレビシリーズは食べることがドラマそのものなので、人間同士のドラマというのは本当に添え物に過ぎないし、主人公井之頭五郎も、誰とも少し距離を置いた付き合い方をしていて、それが売りの一つなのだが、長丁場の映画はドラマを入れないと始まらない。そのバランスがどうなるのやらという心配もあった。
それで出来たものとしては、思った以上にドラマ部分に力を入れているし、主人公がテレビよりもだいぶお節介焼きになっていたり、お店紹介が出来ないので、ちょっと窮屈な感じになっている。だけど、その辺あっても、作品の本質はちゃんとしているので、充分楽しめる。映画館で観ても安定感の固まりで、気分を落ち着かせるために観られる結構貴重な作品かもしれない。
松重豊の人脈のお陰か、ゲストも豪華。ちょい役も含めて「こんな人が出るの?」という驚きもあるので、事前知識を入れないで行くのが良し。
ゲストと言えば、一つだけ「こうすれば驚喜できた」というのが、ラストに登場するのが遠藤憲一でなくて、藤岡弘。だったらと考えてしまう。そこだけなんか不満というか、望みすぎというか… |
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