MOVIETOP

三木孝浩

<amazon> <楽天>
allcinema
検索
IMDb
WikipediaJ
WikipediaE
評価 年代 レビュー 書籍
年代
2021 夏への扉 ―キミのいる未来へ― 監督
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928
1927
1926
1925
1924
1923
1922
1921
1920
1919
1918
1917
1916
1915
1914
1913
1912
1911
1910
1909
1908
1907
1906
1905
1904
1903
1902
1901

ページトップへ
 
レビュー

 

夏への扉 ―キミのいる未来へ―
<A> <楽>
岩上敦宏
市川南
佐々木卓也
鷲見貴彦
奥村景二
藤田晋
早川浩
渡辺章仁
小川真司
松橋真三
小川真司
村田千恵子
ヴィンス・ジェラルディス
タケナリ・マエダ
松橋真三
里吉優也
齋藤悠二
新宅洋平(製)
菅野友恵(脚)
山ア賢人
清原果耶
藤木直人
夏菜
眞島秀和
浜野謙太
田口トモロヲ
高梨臨
原田泰造
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1995年。天才的な青年技術者高倉宗一郎(山崎賢人)は亡き養父の松下の会社でロボット開発の研究に没頭していた。自分を慕ってくれる松下の娘璃子(清原果耶)や愛猫のピートに囲まれて充実した日々を送る宗一郎。ところがある日、婚約者に裏切られ、会社も研究成果もすべて失った上、冷凍睡眠で未来へ送られてしまう。30年後の2025年に目を覚ました彼は、この30年間に起こったことを調べ始める。

 かつて日本でも(一部)海外SFブームが起きたことがあった。丁度私もこの時期に読みまくったのだが、その際タイトルは忘れたが、早川書房から出ている「SF入門」みたいな本を最初に読んで、そこに書かれているものを読んでいった。その筆頭に挙げられていたものこそ、ハインラインの「夏への扉」であり、最高作品という評価の作品だった。
 そしてこれを最初に読めたことは私にとっても幸いだった。
 理由は簡単で、「とにかく読みやすい」のである。以降読んだSF小説の読みにくさたるや。最初にこれを読んで足がかりに出来たお陰で、飽きずにSF見捨てずに済んだようなものである。ある意味ではこれと「アルジャーノンに花束を」は読みやすさという意味では恩人のようなものだ。
 原作の良さはバランスの良さとなるだろう。読みやすい割に内容はしっかりSFしているし、起伏のあるストーリーもあって、初心者にも優しいし、読み込める。更に言うなら「私はちゃんとSF好きです」アピールが出来るw
 ただ、日本人向きと言うことからか、あまり海外ではさほど評価は高くないらしく、これまで一回も映像化されていない。
 なんとこれが初映画化である。日本でこれが作られたと言うだけで、もうそれで良い。出来れば実写でなくアニメの方が良かったんじゃないか?という気もするが、とにかく出来た以上、観に行かねばならん。

 出来としては、「こんなもんだな」というところか。小説の内容をちゃんと捉えて、その通り作っているし、必要な部分はちゃんと入っている。SF的小道具も、これくらいなら許容範囲というところに抑えている。全般的な水準は良い。
 ただ、残念なのが何点か。
 まず原作リスペクトは良いのだが、これくらいに時間が経ってるし、任せられたのだから、これくらいは改編すべきだろうというのが、タイムマシンのところ。原作でもそうなのだが、登場が唐突すぎる上にたいして伏線も張られてないので、あれがとても違和感に感じられてしまうところ。ここを納得いくように見せられたら評価を上げたいのだが、原作に準じたというか、余計唐突感が増したというか、違和感までそのまんま。ここをもうちょっと丁寧に考えて欲しい。
 もう一点がキャラ描写。他は悪くないんだが、主人公に山崎賢人は間違っていたと思うぞ。いや、山崎賢人でも良いけど、もっとエキセントリックな性格で、ほとんどの人から嫌われるようなキャラであって欲しかったんだよな。天才性だけが突出しているために、本当に限られた人にしか愛されないような人物像であって欲しかった。むしろこの役やるなら染谷将太クラスがぴったりなんだがなあ。

 他の人の評価はいざ知らず、私にはそこそこ楽しめた。それで充分だろう。
製作年 2021
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
夏への扉 <A> <楽>
ロバート・A・ハインライン (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ

 

ページトップへ
 
書籍
著作 評伝
 
ページトップへ