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1967 | 宇宙大怪獣ギララ 監督・脚本 | |
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1964 | 恋人よ 監督・脚本 | |
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1951 | 白痴 助監督 | |
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昆虫大戦争 1968 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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宇宙大怪獣ギララ 1967 | |||||||||||||||||||||||||||
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火星探査に向かっていた宇宙船は突如飛来した物体と接触し、その際に謎の発光体が機体に付着する。地球に持ち帰られたその物体はエネルギーを吸って急成長、ついに怪獣と化してしまう。ギララと命名されたその生物は東京を蹂躙した後、原子力エネルギーを求めて富士山麓の宇宙局へ進撃を開始した。ギララを食い止める鍵は発光体のかけらにあるのだが… 冒頭から何か気の抜ける歌が流れ、なんじゃこれは?と思っていたら、歌手の名前が倍賞千恵子…やっぱ松竹だ(笑) 松竹としてもこの作品についてはかなり期するところがあったらしく、ミニチュアの宇宙船のシーンとか、細かく作られていたりする。ただ、やはり蓄積がない哀しさか、火や水の使い方が下手。ああ言う不定型なものをリアルに見せることも(見立ては勿論必要としても)大切な技術の一つ。 それにストーリーの方も、色々凝ったキャラを使っている割には今ひとつ。テレビシリーズの特撮ものの一エピソードをそのまま持ってきただけに思えてしまう。スタッフの方は色々勉強したんだろうけど、多分参考にした作品があまり良くなかったんじゃないかな?人間ドラマの方も緊迫感があまりなく、中途半端な感じ。 とは言え、良いところもある。なんと言ってもギララのデザインは秀逸。あの円盤状の頭部に蟹のような目。機械と怪獣の合体型みたいなギララの姿は結構格好良い。それにあの「ボエーッ」というギララの鳴き声(?)も何か妙に投げ遣りな感じで、特徴はある(とは言え、あの声を聞かせて緊迫感を持たせるのは無理じゃないか?)。後、多分特撮怪獣映画では恐らく唯一、わたしの故郷(の近く)を破壊してくれた怪獣だけに、それは買おう(笑) 尚、本作をとことん愛しまくっている河崎実監督によって『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』が作られ、一応シリーズものとして数えることができるようになった。 |