ルパン三世 風魔一族の陰謀 1987 |
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飛騨の山奥で石川五ェ門と墨縄家の跡取り娘である紫の結婚式が行われようとしていた。そこに現れた覆面装束の一団が黒縄家に代々伝わる壺を奪おうとする。結婚式に出席していたルパン一味は壺を奪い返すのだが…
アニメ「ルパン三世」は最初に放映されたテレビシリーズから一貫して同じ声優が声を当てていたのだが(現在は次元大介の小林清志以外は全員変わっている)、チャレンジとして一度声優を全部変えて劇場版が作られたのが本作。ルパン三世役は山田康雄がフィックスだったため、コミカルなルパン三世が当然と思われていたが、声優を変えることによって、ややシリアス目なルパンにすることには成功している。
この声優交代劇はあまり評判が良くなかったか、この一作で再び声優は元に戻されてしまったようだが、私としては古川登志夫のルパン役も決して悪くは無かったし、新機軸で様々なルパンが存在しても構わなかったとは思う。
キャラは悪くなかったと思うのだが、問題はそこではなく、物語自体が散漫になってしまったと言う点。シリアスさとコミカルさの融合を目指したのだろうが、その演出が中途半端で統一感がなかった。
この中途半端さは理由があり、実は本作は複数の演出家が責任を持っており、いくつかのパートをそれぞれ自分の演出で作ったために統一感がなくなってしまったのだとか。
声優の変更も含め、ある意味実験的に作られた作品だったわけだ。実験的作品には違いないが、これが「ルパン三世」の幅になってるのも確か。 |