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鈴木則文

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鑑賞本数 13 合計点 35 平均点 2.70
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
_(書籍)
2002 REFLECTION 呪縛の絆 脚色
2001 闇の処刑人 Dジャッジ 脚本
1991 カレンダー if,just now. 監修・脚本
1990 びんばりハイスクール 監督・脚本
1989 文学賞殺人事件 大いなる助走 監督・脚本
1987 塀の中のプレイ・ボール 監督・脚本
塀の中の懲りない面々 脚本
1986 大奥十八景 監督
ザ・サムライ THE SAMURAI 監督・製作・脚本
1985 カリブ・愛のシンフォニー 監督・脚本
1984 パンツの穴 監督
コータローまかりとおる! 監督・脚本
1983 伊賀野カバ丸 監督・脚本
1981 吼えろ鉄拳 監督・脚本
団鬼六 OL縄奴隷 脚本
悪女軍団 脚本
1980 忍者武芸帖 百地三太夫 監督
1979 トラック野郎 故郷特急便 監督
トラック野郎 熱風5000キロ 監督・脚本
1978 トラック野郎 一番星北へ帰る 監督・脚本
多羅尾伴内 監督
トラック野郎 突撃一番星 監督
1977 ドカベン
トラック野郎 男一匹桃次郎 監督・脚本
トラック野郎 度胸一番星 監督
1976 お祭り野郎 魚河岸の兄弟分 監督・脚本
トラック野郎 天下御免 監督
トラック野郎 望郷一番星 監督
1975 少林寺拳法 監督
トラック野郎 爆走一番星 監督
トラック野郎 御意見無用 監督
1974 聖獣学園 監督・原作・脚本
女必殺拳 危機一発 脚本
女必殺拳 脚本
1973 まむしの兄弟 恐喝三億円 監督・脚本
狂走セックス族 監督・脚本
不良姐御伝 猪の鹿お蝶 監督・脚本
女番長 監督・脚本
1972 エロ将軍と二十一人の愛妾 監督・脚本
女番長ゲリラ 監督・脚本
温泉スッポン芸者 監督・脚本
徳川セックス禁止令 色情大名 監督・脚本
女番長ブルース 牝蜂の挑戦 監督・脚本
1971 現代ポルノ伝 先天性淫婦 監督・脚本
女番長ブルース 牝蜂の逆襲 監督・脚本
すいばれ一家 男になりたい 監督
関東テキヤ一家 喧嘩火祭り 監督・脚本
緋牡丹博徒 お命戴きます 脚本
1970 シルクハットの大親分 ちょび髭の熊 監督
シルクハットの大親分 監督
関東テキヤ一家 天王寺の決斗 監督
関東テキヤ一家 喧嘩仁義 監督
緋牡丹博徒 お竜参上 監督・脚本
1969 関東テキヤ一家 監督
緋牡丹博徒 鉄火場列伝 脚本
おんな刺客卍 脚本
緋牡丹博徒 二代目襲名 脚本
緋牡丹博徒 花札勝負 脚本
1968 緋牡丹博徒 一宿一飯 監督
兄弟仁義 逆縁の盃 監督
忍びの卍 監督
緋牡丹博徒 脚本
1967 任侠魚河岸の石松 監督
侠客道 監督
兄弟仁義 関東兄貴分 脚本
十一人の侍 脚本
昭和残侠伝 血染の唐獅子 脚本
日本侠客伝 白刃の盃 脚本
1965 大阪ど根性物語 どえらい奴 監督デビュー・脚本
明治侠客伝 三代目襲名 脚本
1964 大喧嘩 脚本
車夫遊侠伝 喧嘩辰 脚本
1963 関の彌太ッぺ 助監督
続てなもんや三度笠 脚本
1962 恋や恋なすな恋 助監督
1959 浪花の恋の物語 助監督
1933 静岡県で誕生

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塀の中のプレイボール 1987

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鈴木則文
溝札昌裕(脚)
草刈正雄
小柳ルミ子
伊武雅刀
山城新伍
長門勇
岡田奈々
ガッツ石松
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
塀の中のプレイボール(書籍)安部穣二
パンツの穴 1984

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中本博通
茜ちゃん(脚)
山本陽一
笠原潔
岩本宗規
菊池桃子
田中浩二
矢野有美
服部まこ
春川ますみ
武田鉄矢
ハナ肇
高沢順子
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 日本が誇る童貞映画と言われる。
忍者武芸帖 百地三太夫 1980

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石川孝人
神波史男
大津一郎(脚)
真田広之
千葉真一
蜷川有紀
夏木勲
佐藤允
志穂美悦子
丹波哲郎
火野正平
小池朝雄
渡辺文雄
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トラック野郎 故郷特急便 1979

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中島丈博
松島利昭(脚)
菅原文太
愛川欽也
春川ますみ
森下愛子
石川さゆり
原田大二郎
大坂志郎
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トラック野郎第10作
 高知〜東京〜高知〜高松
トラック野郎 熱風5000キロ 1979

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掛札昌裕
中島信昭
鈴木則文(脚)
菅原文太
愛川欽也
小野みゆき
地井武男
金田龍之介
春川ますみ
せんだみつお
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トラック野郎第9作
 東京〜川崎〜長野〜松本〜安曇野〜木曽上松〜馬籠〜妻籠〜黒部〜魚津
 1979年邦画興行成績6位
トラック野郎 一番星北へ帰る 1978

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掛札昌祐
中島信昭
鈴木則文(脚)
菅原文太
愛川欽也
春川ますみ
大谷直子
黒沢年男
田中邦衛
せんだみつお
新沼謙治
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トラック野郎第8作
 東北で子連れ未亡人静代(大谷直子)にすっかり惚れ込んでしまった桃次郎(菅原文太)は、何かと理由を付けては仕事でみちのく行きが多くなっていった。そんな時、相棒のジョナサン(愛川欽也)は逃げた保証人のお陰で多額の借金を負ってしまい、ノイローゼ気味だった。そんなジョナサンのため、一攫千金の博打話を見つけてきた桃次郎だが…今回のコースは常磐ハワイアンセンター〜会津若松〜花巻〜盛岡〜青森〜川崎。
 シリーズ第8話となる本作は発行の美女マドンナに大谷直子を迎え、
1979年邦画興行成績5位
 話としてはそんなに特記事項はないプログラムピクチャーと言った感じで、前にあった下品さがずいぶんなりを潜めてるので、特徴がそんなに感じられない作品となってしまった。
 ただ、時事ネタを多数持ち込んでいるので、これを観てるとこの年になにが流行ったのかがよく分かる。特に少しずつバブルへとなだれ込んでいく日本の世相が観られるようになっている。前半に出てくるサラ金の話もそうだが、ライバルキャラの黒沢年男がでっかいトラックで荷物を独り占めにしようとするとか、金第一の世相も垣間見られるような話になってた。
 結構話はあっちに飛んだりこっちに飛んだりしてまとまりもないんだが、ラストで、これまで嫌味でしつこい交通課の妻のために疾走するという涙の話へと持って行き方が強引すぎるか?あんまり話をあっちこっちに持って行かずに、警察との関わりを中心に持って行ってれば…だと、本作の味も消えるから、痛し痒しか。
 今回の由利徹は坊主役。前に死体役もやってたから丁度合ってる。一方、今回警官役をやってた田中邦衛は前にトラック野郎もやってたので、シリーズを眺めてみると、対比が良く出ている。
トラック野郎 突撃一番星 1978

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掛札昌裕
中島信昭(脚)
菅原文太
愛川欽也
せんだみつお
原田美枝子
川谷拓三
樹木希林
春川ますみ
辰巳柳太郎
中村玉緒
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トラック野郎第7作
 たまたま読んだUFOの本により、SF熱にとりつかれてしまった桃次郎は、運転の最中も夜空を見上げるようになっていた。そんな桃次郎が鳥羽の夜の国道で出会った月田えり子(原田美枝子)に一目惚れ。イルカ島でイルカの調教をしているというえり子に感化されてしまうが、そんな桃次郎の前に現れたのは桶川玉三郎(せんだみつお)だった。えり子の幼なじみという玉三郎を助手に雇ってしまうのだが…今回のコースは鳥羽〜伊勢志摩〜飛騨高山〜下呂〜川崎。
 シリーズ第7作となった本作は、マドンナに原田美枝子を迎え、当時流行となっていたUFOネタを盛り込み、
1978年邦画興行成績10位と大健闘。
 流石に7作目ともなると、残念ながらパワーの低下は否めず、物語に関してはほとんど何も言うべき事がない。ライバルキャラとして川上拓三が登場したことくらいか?菅原文太に川上拓三って、この二人が組むと、どうしてもヤクザ映画を思い出させてしまうのだが、全く異なる役柄を二人とも上手くこなしてる。
 物語に特徴がない分、そのテコ入れか、今回は時事ネタや水着、動物ネタと相変わらず節操なくいろんなものをぶち込んで、更に新レギュラーとしてせんだみつおまで取り込んでる。
 ただ、このせんだみつおの起用は果たして成功だったのかどうか。はっきり言ってしまえば存在感そのものが鬱陶しいだけという気がするのだが、当時はそれが受けたのかな?それよりも今回はライバルキャラとして登場した川谷拓三と、樹木希林の存在感の方に軍配を上げたい。川谷拓三はいつもは噛ませ犬役ばかりだが、この作品に関しては根性見せてるし、それ以上に不気味な笑みを見せつつ男衆に絡んでくる樹木希林の存在感は、芸風を確立した感があり。
 オープニングショットの暗闇にぽっと出現する原田美枝子の姿も印象に残る。
 今回の由利徹は写真屋。いつの間にか桃次郎を煙に巻いてえり子とのツーショット写真を撮ってもらい、更に料金までいただくという妙な役で登場した。
トラック野郎 男一匹桃次郎 1977

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鈴木則文
掛札昌裕(脚)
菅原文太
愛川欽也
夏目雅子
左とん平
浜木綿子
若山富三郎
春川ますみ
堺正章
湯原昌幸
清水健太郎
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トラック野郎第6作
 熊本に来た桃次郎(菅原文太)と金造(愛川欽也)は、電吉(左とん平)というトラッカーに誘われるままフグ料理を食べるが、桃次郎はフグ中毒にかかってしまう。民間解毒法として土の中に埋められた桃次郎の目の前に、女子大生の小早川雅子(夏目雅子)が現れる。又しても一目惚れした桃次郎は、彼女の手前自分が剣道の達人だと言い張ってしまう。今回のコースは唐津〜阿蘇〜鹿児島〜東京〜川崎。
 マドンナに夏目雅子を迎え、正月映画として公開され
1978年邦画興行成績5位とヒットした。
 マドンナを前に、つい威勢を張ってしまうのが男の悲しい性。特に桃次郎はそれを凝縮したような男で、普通剣道やってる人間の前で言いそうもないことを言ってしまうというかなり痛々しいところから話は展開していく。しかし、同時にやれば出来る男をやらせても菅原文太は上手い。仕事そっちのけで山ごもりして剣術の稽古やってるシーンなんか、一体何の修行だ?と思えるような過激なもので、それを体当たりでやってるシーンがなかなか微笑ましい。
 ただ、話全般については前作『トラック野郎 度胸一番星』がぶっ飛びすぎたためか、あるいは正月映画を前提にしていたためか、今回は割と話はおとなしめで、尾籠な話も全く出てこず。桃次郎の奇行ぶりばかりが目立った話でもあった。
 今回は金造の家庭の危機も同時に描かれているが、この家族の結束は誰にも壊すことが出来ないので、結局は元の鞘に収まる。その辺のプログラムピクチャーっぽさを受け入れられるならば、かなり楽しめる。かなりソフトタッチになってるとはいえ、1970年代の無茶苦茶さを前面に押し出しているので、合う人と合わない人はかなり分かれそうでもあるが。
 マドンナに夏目雅子を持ってきたが、まだまだ色気がさほど出てはいないものの、いかにもスポーツ少女という清楚さがなかなかはまってるよ。
 由利徹は地主のオヤジ。今回は今ひとつ。
トラック野郎 度胸一番星 1977

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野上龍雄
澤井信一郎(脚)
菅原文太
愛川欽也
片平なぎさ
千葉真一
夏樹陽子
八代亜紀
春川ますみ
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トラック野郎第5作
 新潟方面にトラックを走らせる一番星(菅原文太)とやもめのジョナサン(愛川欽也)は警察のねずみ取りから逃れて幽霊峠と呼ばれる曽地峠にさしかかった時、桃次郎はなんと美しい幽霊を見てしまう。「サドへ…」とだけ言って消えた幽霊の美しさを忘れない桃次郎は佐渡への仕事を強引に取って佐渡へと渡ってしまう。そこで分教所の先生・乙羽水名子(片平なぎさ)と出会い、それがあの時逢った幽霊とそっくりなことに驚く。これぞ運命と思いこむ桃次郎だが…今回のコースは新潟〜佐渡〜金沢〜東京〜川崎
 シリーズ第5作。
1977年邦画興行成績5位
 これまでのシリーズのヒットで確実に数字が取れることが分かったためか、あるいはマンネリズムを払拭するためか、本作は色々な意味で実験を行っているのが特徴。ただそれが上手く働いたとは言えず、逆にバランスを崩したとして、本作はシリーズの中でも評価はあまり高くない。
 実際本作は詰め込み過ぎも良いところだし、片平なぎさとの恋愛話・千葉真一率いるジョーズ軍団との戦い・ラストの爆走の三つの物語がそれぞれの話に関連を持たないという物語上致命的な欠点はある。
 しかし実は私はこの作品がシリーズの中では一番好き。むしろこの
バランスを欠いた無茶苦茶さこそがシリーズのエッセンスを全て詰め込んだように思えるから。
 とにかく今回はあり得ないような事が詰め込まれているのだが、一々数えてみると、冒頭で突然幽霊が現れる(単なる見間違いのように思えるのだが、あれは本当に幽霊か、あるいは後に待つ運命を暗示していたのかも知れない)、大凧に捕まって本当に空高く舞い上がる桃次郎と金造。ぼーっとしていて崖から身を乗り出し、空中を歩く桃次郎(マンガではあっても、本当に実写でやるか?)と、馬鹿馬鹿しい物語が展開していったと思ったら、本当に桃次郎の恋が実ってしまった。という、シリーズ中唯一の例があったりする。で、「落とし所は?」と思ったところで悲劇が…最後の爆走は涙をこらえ、死をも覚悟して意地で走り回る。これは泣ける。
 観てる側としても感情の起伏が激しく、
ジェットコースタームービー的な快感を得させてくれる
 それに今回はキャラが立ちまくってるし。いろんな感情に引きずられる桃次郎もそうだが、ジョーズ軍団を率いる千葉真一の無茶ぶりもシリーズ最強。それでこの二人の間に挟まって時に怒鳴り、時にしなだれかかる夏樹陽子と八代亜紀の対比も良い。それに片平なぎさの清楚さは、シリーズ随一だ。
 バランスは無茶苦茶だが、その無茶苦茶さが愛おしい、私にとっての「トラック野郎」ナンバー・ワン作品。
 今回は由利徹はネズミとり警官。
トラック野郎 天下御免

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鈴木則文
中島信昭(脚)
菅原文太
愛川欽也
由美かおる
杉浦直樹
マッハ文朱
松原智恵子
春川ますみ
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トラック野郎第4作
「死んだらどうすんだ?」
 四国に渡った桃次郎(菅原文太)とジョナサン(愛川欽也)が八十八カ所御礼所の一つで巡礼姿の我妻和歌子(由美かおる)と知り合う。美術大学卒でデザイナー志望という彼女に桃次郎はすっかりのぼせあがってしまった。倉敷で和歌子のアルバイト先を見つけ、そのドライブインに入りびたるのだが、そんな時、幻の車と恐れられている宇和島の“愛のコリーダ"号こと須田勘太が桃次郎に挑戦してきた…今回のコースは高松〜高知〜宇和島〜東京〜川崎
 好評シリーズの第4作。正月映画として放映され、
1977年邦画興行成績4位と好成績を残した。
 ただ、立て続けの映画投入では流石に疲れが見え、この話はこれまでで最もパターンに陥ったものとなり、「桃次郎だったらこうする」という予測から一歩もそれることなく、桃次郎は桃次郎らしさを通しただけ。薄幸の女性役として松原智恵子を出して情緒を見せようとした傾向は見られるのだが、この時点ではまだしっとりとした感じが出せていない。
 杉浦直樹の“愛のコリーダ”も『爆走一番星』のボルサリーノの劣化コピーっぽく、個性を見せられなかったのも残念だし、演出の端々にこれまでのシリーズで使ってきたパターンの使い回しが見られてしまう。シリーズの中では最も無難にまとまった作品とは言えるか。
 ただ、逆に言えばこれこそが本作の強みで、完全にパターンに陥っているからこそ、安心して観ていられる。だからこその好成績だろう。本作は当時の空気の中で劇場に足を運んでこそ楽しめる作品だと言うことだ。

 今回は由利徹が笑わせてくれた。レース途中で一番星が霊柩車にぶつかってしまい、棺が飛び出ると、棺から三角布を付けた由利徹がぬっと現れ、一言「死んだらどうすんだ」。ここは結構印象に残る。
トラック野郎 望郷一番星

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野上龍雄
鈴木則文
澤井信一郎(脚)
菅原文太
愛川欽也
島田陽子
土田早苗
春川ますみ
梅宮辰夫
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トラック野郎第3作
 北海道に仕事に出かけた星桃次郎(菅原文太)と松下金造(愛川欽也)。多少の時間が出来たものの、妻の君江(春川ますみ)と9人の子供達から「もっと大きな家に住みたい」と言われた金造はアルバイトに余念がなく、桃次郎は暇をもてあましていた。そんな桃次郎は三上亜希子(島田陽子)という女性に一目惚れ。牧場の娘という彼女にくっついていき、時間が出来るといそいそと牧場の手伝いに通うようになった。一方、亜希子に目が眩んでしまったために女トラック運転手の涼子(土田早苗)と口喧嘩をやらかし、涼子に惚れている“カムチャッカの熊”大野田太郎左衛門(梅宮辰夫)と大喧嘩になってしまう…
 大人気シリーズ第三弾。北海道を舞台に、ご当地アイテムが次々登場。都はるみやハイセイコーまで登場してヒット。
1976年邦画興行成績10位
 70年代、特に東映作品が最も輝いた時期。ただし、そこで上映された映画は暴力と下ネタ連発の、今から観ると泥臭いものばかり。当時の最も流行ったものを何でもかんでもぶち込んだ雰囲気があるのだが、それがパワーに転換出来ていたのが当時だったとも言える。
 本シリーズに関しては、これまでの1〜2作はどこか模索している雰囲気があって、行きすぎた所が多々見当たり、物語自体の完成度は無茶苦茶だったが、3作目の本作になるとかなり手慣れてきて、下品さを売りにしつつも、物語性を高めようと言う努力は認められる。北海道が舞台だけに雄大な自然もあり、その時その時に誠実な桃次郎による純愛あり、喧嘩によって醸成されていく友情もあり。色々詰め込んでいながら結構物語もきちんとしている。
 確かに時代とは言え、風俗に子ども達を連れて行くなんて物語を作れた事だけでも充分凄いと言えるが、それだけでなく、本作は演出が結構良かったりする。カムチャッカの熊との喧嘩の中で突然女っ気が出てくるとか、恋に破れてやけくそになった桃次郎を応援する北海道のトラック野郎の声援に押されてゴールする一番星とか、
観てるこっちが熱くなる演出に溢れている
 当時のパワーを味わいたい人ならお勧めする作品。それが本作の醍醐味って奴だろう。
トラック野郎 爆走一番星

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鈴木則文
澤井信一郎(脚)
菅原文太
愛川欽也
あべ静江
加茂さくら
田中邦衛
春川ますみ
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トラック野郎第2作
 ペアを組んで日本中を駆け回る“一番星”星桃次郎(菅原文太)と“ヤモメのジョナサン”松下金造(愛川欽也)。桃次郎は姫路のドライブインのウェイトレスをしている高見沢瑛子(あべ静江)に一目惚れしてしまう。太宰治が好きという瑛子のため、早速太宰全集を買いこむ桃次郎。そんな中、長崎に来た二人は父親が出稼ぎに行って二人だけで生活している薫と雄一という姉弟と知り合い、金造は謎のトラック野郎のボルサリーノ(田中邦衛)に何かと突っかけられてしまう…今回のコースは東京〜川崎〜姫路〜長崎〜天草〜川崎
 第1作御意見無用のヒットを受けて急遽作られた第2作ではあるが、正月用に作られたお陰か、勢いは止まらず、
1976年邦画興行成績7位と、前作を上回るヒットを記録する。
 出来そのものは前作に輪をかけたごたまぜ作品で、話はあっち行ったりこっち行ったりと迷走するし、出てくるキャラも多い。まるでお祭り騒ぎだ。
 だけど、一作目よりは遥かにすっきりした印象を持つし、キャラは多くても、それぞれにきちんとフォローも入れてる。それにシリーズ中最も話が叙情的で
、ド演歌的演出が映えている。トラック野郎には冬の風景がよく似合う。
 キャラ立ちも良い。金造に恨みを持っていて何かと突っかかってくるボルサリーノ2役の田中邦衛は良い役どころで、憎まれ口ばかり叩いているようで、最後はしっかりフォローするなんて、やっぱ田中邦衛のキャラの良さだね。バキュームカー運転手という設定の加茂さくらとその相棒のラビット関根(当時)の掛け合いもピンポイントだけど良い役演ってる。前回は出てきただけって感じだった由利徹も少しずつキャラ立ちしていたし
(今回はカメラマン。訛り丸出しで桃次郎の見合い写真撮ってる)。その分メインの桃次郎の恋愛がかなり脇に押しやられていて、最もキャラ立ちしてないのがマドンナ役のあべ静江だっていうのが問題でもあるんだけど(笑)
 前回に増して排泄物ネタが多いので、それでどうしてもマイナスになってしまうけどね。嫌いなんだよ。このネタは。

 ところで、本作には子供の頃の妙な思い出があったりする。
 ここで桃二郎がエロ本の屋台で太宰治を買おうとするシーンがあったんだけど、このエロ本に書かれていた言葉。要するに「オ○ニー」というのが分からず、ストレートに親に聞いたんだった。
 …答えてくれなかったなあ。
当たり前だけど。未だに実家帰ると時折その話題出されてしまう。
トラック野郎 御意見無用

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鈴木則文
澤井信一郎(脚)
菅原文太
愛川欽也
夏純子
中島ゆたか
佐藤允
春川ますみ
夏夕介
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トラック野郎第1作
 家代わりの白ナンバーの11トンデコトラを駆り、日中を走り回る“一番星”こと星桃次郎(菅原文太)とその相棒で川崎の安アパートに女房君江と息子4人娘3人の9人家族で住んでいる“やもめのジョナサン”こと松下金造(愛川欽也)。気っぷが良く喧嘩も強いが惚れっぽい桃次郎は東北のドライブインで倉加野洋子(中島ゆたか)という可憐な女性に恋をしたのだが、彼女に贈ったプレゼントは顔なじみの女運転手モナリザお京(夏純子)の手に…そんな折、二人は3歳になる捨て子を拾うのだが、その子の父親は既に死んでおり、更にその死の原因となったのがかつて“花巻の鬼代官”と恐れられていた金造の過去であることが分かり…今回のコースは仙台〜盛岡〜青森〜東京〜川崎。。
 鈴木監督の代表作とも言える大ヒットシリーズ。菅原文太にとってもスマッシュヒット作で、
1975年邦画興行成績8位。予想外のヒットを受け、シリーズ化され、5年にわたり計10作が作られる事になる。
 菅原文太という存在を挙げるなら、70年代を中心として実に様々な映画に主演していた。その代表作と聞かれたら、ほとんどの人は『仁義なき戦い』に始まる一連の実録やくざ作品と言うことになるだろうが、もう一つ挙げてみろ。と言われたら…
多分私は本シリーズを選ぶ
 本作は確かに完成度が高いとは言えない。ただし、これこそ1970年代映画!と言えるくらいのパワーを持っているのは確かな話。話としては、恋愛もの、友情もの、喧嘩、レースと、全部まとめて放り込んでスカトロジカルなコメディで味付けしました。と言う感じの本当にごたまぜ映画で、最早中心はどこ?と思えるくらいなのだが、これがちゃんと落ち着く所に落ち着くのはほとんど名人芸。本当に何も考えずに、ただ熱さを感じてくれればいい。それが本作の醍醐味って奴だ。
 本作はそのシリーズ第1作として、最も荒削りで、同時に最もパワフルな作品に仕上げられている。特にこのキャラクタ設定は極端ながら一番よく出来ているかも知れない。一番星がやってることは本当に
ガキ大将となんら変わりない。恋愛は直情的で、まるでおままごと。一方、殴り合いとけなし合いを経て深まる友情。そして喧嘩とレース!何というか、大人が楽しめる子供の映画って感じかな?考えるな。感じるんだ
 
排泄物ネタが多すぎて、その辺がちょっと引いてしまうけど。

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